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旧・脇役無双~この弓はエクスカリバーである~  作者: 古嶺こいし
この弓はエクスカリバーである

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ギラッギラ

挿絵(By みてみん)


【鐘の音】のページに挿絵追加してます

「ディラよ!待っておったぞ!」

「おう!このままでは埒があかなかったんだ!オメーが審判しろ!」


 クレイと共にみんなのもとに向かったら突然こんなことを言われた。

 何事ですか?


 それぞれの側で居心地の悪そうにしているノクターンとジルハの二人に目をやった。

 黙って目を逸らされた。


 二人に連行されていく。


「のう!こっちの方が良かろう!」

「ギラッギラ」


 展覧豪華な装飾品。

 値段見た。眩暈した。


「そんなんで旅できるわけねーだろ!!今度は自分の見ろ!!」


 見ている途中でドルチェットに上着掴まれ強制連行。


「ほら、こっちのが攻撃力防御力どっちも最高だろう!!」

「ギラッギラ」


 ゴテゴテと棘が突き出し鎧のような装甲がされた装飾品。

 値段見た。気が遠くなった。


「「どっちがいい!!?」」


 二人に詰め寄られ目が泳ぐ。

 どっちも良くないだろう。そしてどう見たって金が足りない。


 はっ!クレイが一般的な装備品の側にいる。

 君はいつでも俺の救世主だ。


「あ、あれがいいです」


 指差した。クレイの近くにある装備品を。


「へ?」


 予想外の展開に困惑するクレイを同時に見たアスティベラードとドルチェット。顔が怖い。


「貴様はいつも最終的にクレイの方を選ぶのう。私の選んだものの何が気に入らぬ」

「だって絶対に旅の途中で汚れるしこんなに綺麗なのに汚くなるの勿体無いしそもそもお金ない」

「むう…」


 確かにその通りだとアスティベラードが引き下がった。


 その向こうでドルチェットがクレイを追い詰めてた。

 やめたげて。


「なんで自分のは駄目なんだよお!」


 クレイの襟元掴みながらこっちを向いたドルチェットが叫ぶ。


「ドルチェット、よく考えて。攻撃力は俺のがあるし、防御力はクレイのがある、そして金が足りない」

「……確かにそうだ」


 少し考えた後、あっさり引いた。良かった。

 ノクターンとジルハもホッとしている。


「っと、勝手に俺が決めたけどいいの?」

「ああ、おれじゃ納得いかなかったみたいだしな。じゃあ馬車の装備品はこれで決まりと。よし、予算内だ」


 さっき取り戻して手渡したお金と見比べてクレイが計算を始めた。


 それにしても改めて見ると両方とも物凄いな。


「………誰が買うんだろう…」


 非常に気になる。


「購入してくるからここで待っててくれ。ああ、ディラは馬を見てきていい。となりの建物に馬を売っているところがあるから」

「はーい」


 クレイを見送りつつ、馬を見に行こうとするが、一応迷いそうなんで誰か一緒に来てくれないかと声をかけようとしたら既にアスティベラードが後ろにいた。


 慣れてきたけどびっくりする。


「どうした?行かんのか?」

「行くよ。ドルチェットは此処にいるの?」


 クレイの歩いていった方向を見ながら動く気配のないドルチェット。


「おう。クレイを待っておく。どうせすぐ戻ってくるだろうしさっさといってこい」

「僕も此処で待ってますよ」


 ノクターンも珍しく残るらしい。


「クレイさんが来たら伝えに参ります…」

「わかった!ちゃちゃっと行ってきまーす」






 カツカツと、先頭のアスティベラードが案内をしてくれた。


「今日はクロイノは隠れているんだね」


 トクルだけ肩に乗っかっている。


「馬が怖がるからな。そら、ここだ」

「? 入らないの?」

「どうも馬とはそりが合わん」

「?? ほお。そうなのか」


 馬とそりが合わないとは??


 中に入ると柵向こうでたくさんの馬が放し飼いにされていた。


「馬をお探しかな」

「うおっ!?ビックリした」


 入り口のちょうど死角のところに人がいた。


 犬が人間の形をしている。でも犬じゃなさそう。

 服着てるし。


「聞こえんかったか?」

「すいません聞こえてます。お探しっていうか、どんなのがいるか見に来たって感じで」

「ふん。そうか」


 喋るし。もしや、これはファンタジーあるあるの獣人ってやつか。


 プカプカとパイプタバコを噴かしている。


 すげー、初めて見た。いや、待てよ?そういえばジルハもこんな感じのものが付いていたような。


「お前はワシを見に来たのか馬を見に来たのか、どっちだ?」

「馬ですね」


 本来の目的を思い出し馬の観察を始めた。












「ディラ」

「!」


 アスティベラードの呼び掛けで我に返った。


 夢中で観察してた。

 これである程度の可動域とかはわかったぞ。


「クレイが戻ったぞ」

「…戻りました…」


 扉の方から覗き込んでくるアスティベラードとノクターン。


「今行く!」


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