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旧・脇役無双~この弓はエクスカリバーである~  作者: 古嶺こいし
この弓はエクスカリバーである

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個別修行

 俺の提案の元、俺の記憶からそれぞれの武器属性においてレベル上げに有効だと言われるモンスターをマネーバ(ビグ・マネーバよりも小型)で作り出した。


 クレイにはスピード重視のガンラゥバット。

 ピョンピョンと素早く跳ね回りながら、口から銃の弾のようなものを発射するめんどくさいモンスターだ。

 それをクレイは盾で防ぎながら倒すというもの。


 ドルチェットはゴーンタートル。

 別名岩亀と言われるモンスターで、その名の通り体が石で出来ていて、やたらに斬ってもこっちの武器が破壊される厄介なやつ。

 ドルチェットは攻撃力の強化と太刀筋の調整。


 ジルハはシャドウダイブ。

 俺も相手にしていてイライラするタイプのモンスターで、好きな所に影を発生させてまるでもぐら叩きをしている気分にさせてくる別名殴り殺したいモグラ。

 何がムカつくってこいつこっちの足元にも影で落とし穴作ってくるし、ランダムで麻痺の咆哮放ってきて目眩を起こさせるんだ。

 ムカつくよね。


 ノクターンは少し特殊なものにした。

 ノーマル・マリオネットに補助魔法を掛けまくってそれでホーンヴォルフを倒すというもの。

 直接戦えない補助魔術師は本を読んで詠唱と式を覚え、それを人形に反映させて戦わせるというもの。

 マリオネットの種類は剣士にしておいた。


 そしてアスティベラードだけど。


「…む」

「うーん…」


 マーリンガンとにらめっこ。

 ではなく考え込んでしまっていた。


 理由は。


「普通の呪獣使いなら訓練の仕方が検討つくけど、アスティベラードの場合はどうしたら良いのかわからない」


 とのこと。


「色々押さえ込んでしまっているし、封印もされているんだよね。どうしようかなー」

「封印?」

「自分でね。押さえ込んでいる感じ。普通ならこんなヤバいのくっ付けれてたらあっという間に飲まれてしまうんだけど、素質かな?わざと手を抜いていて、長いことそれしているから本気の出し方がわからなくなっている感じ」


 ということは、クロイノは本来ならもっと強いはずってことか。


 頭だけ出ているクロイノが首を傾けている。

 可愛いな。


「むやみに封印解くのも危なさそうだから自力で思い出して貰うしかないんだけど、時間かかるかもだから君は自分の訓練しててよ」

「またアイツと戦うの?嫌だー!」

「なんなら君が負けまくっているあの子でも出したら?」

「オーケー!行ってきます!!」


 アイツと戦うよりはマシだ。






 そんな感じで俺が嫌いなランビップと三回戦を終えたくらいに事件が起きた。



 ──ドゴオオオオオオ!!!


「!!?」


 ランビップに止めを刺した時に鳴り響いた轟音で、ワザワザ俺用の境界線(結界)を敷いた線を抜けてみんなのいる空間へと行けば。


「何があったん?」


 洞窟がめっちゃヒビ入っていた。


 その近くにはクロイノ。


 マーリンガンの方へと行けば予想外みたいな顔をしていた。

 面白いな。


「!」


 蝶が飛んでる。

 本物じゃない、魔法の蝶々だ。


「おおお!!貴様やるではないか!!」


 アスティベラードが喜びクロイノに抱きついていた。


「どうしたの?」

「いやぁ、良い案が全く思い浮かばなくて、最終的にクロイノを猫扱いして遊んでいたんだよ。蝶々で。そうしたら、突然実体化して」


 指が壁に向く。


「こうなった」


 ヒビが修復されていくが、クロイノの足の跡がくっきり残っているのを見てオソロシヤと思ってしまった。

 何が変わったのかと考えて、アスティベラードがクロイノの触れ方が変わったのに気付いた。


「透けてない」


 いつもなら絶対に透けるからあんな風にがっつり抱き締められないはずだ。だいたい撫でている振りしかできない。


「ふはははは!!貴様そんな感触だったのだな!!フワフワではないか!!」


 羨ましい。

 そう思ったらクロイノがこっちに来た。


「撫でていいの?じゃあ遠慮なく」


 絹だ。もしくはめっちゃ手触りのよい毛のクッションとか毛布とか。


「これで戦いに参加できるね。もうそろそろしたらレベル測ってみようか」

「マーリンガンできるの?」

「もちろん。そんなの朝飯前だよ」











 マーリンガンの魔法具でレベル測定をした。

 残念ながら正規ではないのでタグには表示されないが、確認することだけはできる。


「上がった…」


 クレイが驚きつつ嬉しそうにしている。


「自分もだ」

「僕もです!」


 ノクターンは人形を抱えながら嬉しそうにしているからきっとノクターンも上がったのだろう。


「アスティベラードは…」

「ムフ、ムフフフフフ……」


 レベルよりもクロイノに触られるようになったのが嬉しすぎるらしい。

 クロイノの体に顔を埋めて笑っている。


「良いなぁ、羨ましい」


 後で頼んでみよう。





クレイ、レベル28

ドルチェット、レベル32

ジルハ、レベル27

ノクターン、レベル27

アスティベラード、レベル36





「アスティベラードのレベルの上がり方…」

「マーリンガンいわくエンジュウのレベルが影響するんだってさ」

「へぇー。おもろいな。ところでお前は?」

「…………」




ディラ、レベル59

(レベル1)




「お前の上がり方のがヤバい」

「そりゃおまえずっとレベル87と戦ってたらこうなるだろ」

「……そうだな」


 でもそろそろランビップと戦いすぎて慣れてきたし、どことなく作業みたいになってきたから、そろそろ相手を変えようとか思っていたりする。


 ていうか、マーリンガンの回復させる魔法具が規格外過ぎて怖い。

 翳すだけで全回復ってなに?

 私有地のみ有効っていっても限度があるじゃん?



「はいはーい!みんなこっち見てー!」


 ガチャガチャと色んな道具を持ってきたマーリンガンが戻ってきた。

 アレはなんだ?お玉と鍋か?


「さて、そろそろ夜も遅くなってきたし、最後にもう一度レベル30のモンスターとやりあったら夕飯にしようか」




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