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旧・脇役無双~この弓はエクスカリバーである~  作者: 古嶺こいし
この弓はエクスカリバーである

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対処方法★

功太(聖戦時バージョン)

挿絵(By みてみん)

「なんですぐバレる嘘をつく!!」


 クレイに怒られた。


「だってメインストーリーに関わる気なんて全く無かったんだもん!」


 まさかこんな形で関わるとは夢にも思っていなかった。

 海で悠々と泳いでいたら、突然釣り上げられた魚の気分だよ!


「メインストーリー??」

「……あの、いわゆる勇者との旅ですかね」


 今さら来いと言われても無理だけど。あの、ガンウッド?に嫌われているし。あ、ルカもか。


 ちょっとクレイ溜め息吐くのやめて。

 悲しくなる。


 だからといってドルチェットの爆笑は酷い。


 アスティベラードは何か考えているらしいけど、シャールフ関連のとばっちりが来ないといいな。


「はぁー、おーけー。わかったわかった。はいみんな注目!!」


 クレイが手を叩いて注目を集める。


「えー、ではこれより皆の意見を聞こうと思う。恐らくこいつ関連でこれより先めんどくさい事や危険な事が起こるだろう。おれはこいつを誘った責任があるから、まぁ乗り掛かった船?って感じで付いていこうと思うが、降りたい奴は降りていい」


 いや、こいつやれやれって顔しているが内心面白そうとか思っているだろう。


「こんな面白い事おりるわけないだろう!!なぁ?ジルハ?」

「はいはい。どーせこうなるだろうと思ってたよ」


 笑いすぎて涙が出ているドルチェットとジルハが参加表明。


「アスティベラード達は?」

「は?」


 何その真顔。


「参加するに決まっておろう。何当たり前なことを言っておるのだ」

「……………言うと思ってました…」


 なんかごめんねノクターン。


「でもいいの?旅は道連れとか言うけどさぁ…」

「くどい」

「はいすみません」


 いいやもう。アスティベラードの目が凄いキラキラしてるし。なんでこうなっているのか聞くのが怖いから聞かない。

 聞かぬが仏。


「じゃあ、肝心のパーティー本設定は明日だな。朝、あの噴水に集合だ。遅れるなよ?解散!!」


 そうして皆宿に戻っていった。


「怒濤の1日だった」


 え?なにこの濃密な1日。

 朝皆と依頼に行って、夕方居酒屋行ったら功太とボスみたいなのと戦って、そして全て暴露と。


 3日分位のイベント集中して、ちょっと疲れた。

 そういえば俺カウンターも預けてたじゃん。


「あ!カウンター付けてたらレベル上がってたかも知れなかったのに!!うわあああ…タイミング…」


 いいさ。明日、きちんと上がっていることを祈ろう。






 








「上がってない」


 翌日。カウンターが帰ってきたが、レベルはそのままだった。


「あの、昨日調べましたところ、あなた様のカウンター初期値が何故かレベル87の基準となっておりまして、不思議なことにいくらリセットしてもこれになってしまうのです」


 頭に過ったブリテニアスオンラインでの俺のレベル。

 何となくだけど、悟った。


 だけどその説明はクレイには納得できなかったようで。


「嫌々それはいくらなんでも。せめて30か40ならわかりますけど、80台って。何回限界突破しないと到達できないレベルですか?」

「クレイ。俺今凄い納得しているから大丈夫」


 むしろしっくりキテる。


「凄いなお前。どこが納得できるんだ?自分だったら激怒ものだぞ?」


 ドルチェットも参戦。やめて。


「あのー、まさかアレが関係するとは思ってなかったから言ってなかったけどさ。実は俺、前居たところではちょうどそのレベル」

「………」

「………」


 時が止まったかのように黙る二人。

 痛った!?無言でクレイに頭殴られた!!


「えー、つまりお前のその頓珍漢な事態は前のところのレベルに引き摺られているという感じか」

「恐らく」


 それ以外考えられない。


「これはジョブチェンジに当たるのか?でも弓兵(職業)は変わってないんだろ?」

「やっていることも同じだし」


 受付さんを見ると、さりげなく男性スタッフと入れ替わってた。

 この前バックヤードから呼ばれていた人じゃないですか。


「推測ですが、これは引き継ぎと呼ばれるものかもしれませんね。何かしらのエラーでレベルが1になっていますが、もしかしたらレベルアップすれば本来のレベルから上がった状態になるかもしれません」

「……レベル1の依頼での88のレベルアップは難しいんじゃないでしょうか?」


 多分、死ぬまで上がらない可能性がある。


「そちらの方は上の者に報告して対処いたします。何かしらの連絡を致しますのでこちらか、もしくはこれを持って近くのギルドカウンターへと定期的にお越しください」


 テーブルに変わった模様の入ったタグが置かれた。

 それを首に下げたタグと同じ紐に繋ぐ。

 

「何かしらの事情がある方にお配りしているものです。カウンターの数値をこちらで計算してレベルをこちらの方に記載いたします。ちなみに現在通常でしたらレベル5です」

「レベル5か」


 まずまず、だな。


「ただ、正式ではないので依頼を受ける場合はお仲間さんの方から同行という形になります。でもレベルが上なので多少の無茶もききますよ」

「なるほど」


 なら全然問題ない。

 というか、ここでもブリテニアスオンライン形式のレベルアップ方法なら恐らくしばらく上がらないだろうし。


 二回チャレンジして失敗したからな。軽くトラウマ。


「そんな感じで大丈夫でしょうか?」

「あ、はい。大丈夫です」


 問題解決ではないけど、酷い対応じゃなくてよかった。


「本当にいいのか?」

「意地でも許さない。例外も認めないってのを知ってるから。緩くてよかったなーって」

「お前んところどんだけ厳しいんだよ…」


 うええ、とドルチェットに変な顔された。

 相手はNPCだからね。


「他になにかご用は?」


 クレイが今度はカウンターに向かう。


「ああ、このメンバーでのパーティー設立をお願いします」


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