~女神の煌めき~ー34
『かんぱ~~い!!』4人の大きな声が聞こえた。お店もなかなかに騒がしく、4人の大きな声を嫌悪する者はいなかった。キットは早々に机の上に置かれたカードゲームを手に取った。
『これまだあったのか。みんな知ってるかクラウンソード?』そうキットは言うと、3人にカードゲームを見せた。
『俺は相当強いぜ』そうリチャードが言った。それから4人はカードゲームをしたり、食事をしたりで騒いだ。
酒も深くなり、騒げなくなってきたころだった。
『これからどうする?』そうレオが切り出した。
『俺は故郷に戻るつもりだ。息子達は心配しているだろうしな。孫の顔も見てみたいで。いたらだけどな』そうキットは笑いながら言った。
『俺はもう少しこの街に留まろうと思う。これからのことを考えたいしな……』真剣な表情でリチャードは語った。『金はあるからよ』そう場が冷めないように笑って言った。(本当に心の綺麗な人ね) そうミッシェルは思った。そして、ミッシェルも話し始めた。
『私は……』そう言うと持っていたバックから埃の被った本を出し机に置いた。
『その本は……』キットが驚いたように言った。
『知っているのか?』レオが聞いた。
『これはあの洞窟から持って来たの。この本には“巨大亀の背中で栄えた都市”の話が書いてあるの。そして……』紙が挟まったページを開くと言った。
『このページにはその亀を探す方法が書いてある。多分今は誰も住んで居ないだろうけど言って見たいのよ』そうミッシェルが言うと、みんなは興味津々に本を覗き込んだ。
そして『レオ。一緒に冒険しない?』そうミッシェルはレオに聞いた。
『もちろん!』そうレオは躊躇いなく答えた。
『その亀は100年周期でムーンライト海域を和回っているの』ミッシェルはそう言うと本の一番後ろのページを開き折りたたんであった地図を広げた。
『計算すると亀はちょうど、この辺りに居るはずよ……』地図を指さしミッシェルはレオの顔を見た。
その後レオとミッシェルは巨大亀が出現する海ムーンライトへ向って旅に出た。二人の間に二人の姉妹が誕生するのはもっと先の話。
~女神の煌めき~ END
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
ブクマ、評価など頂けると嬉しいです。
章ごとに違うお話なので気になった章だけでも、どうぞ見て言ってください。
同じ世界戦の話なので繋がりはあったりなかったりしますが……。
個人的に好きなのは5章です。
よろしくお願いします




