~愛の悲劇~ー2
ジャックは川岸に横たわり目を覚ました。ジャックは少し考えると何があったのか、思い出した。『あ! 俺は溺れたんだ』そうつぶやくと川の方を見た。そして川の中にさっきのマーメイドがいることに気がついた。『君が、君が助けてくれたのかい?』ジャックの問いかけに彼女は頷いた。彼女はまだ少し警戒をしているようだった。『僕はジャック。君の名前を聞いてもいいかな……』ジャックは手招きをして言った。彼女はゆっくりとジャックに近づき『私はマーガレットよ。見てわかると思うけどマーメイドよ。あなたはエルフね?』と言った。それを聞きジャックは頷き『ジャックでいいよ。君のことはマーガレットと呼んでもいいかい……?』と言った。『もちろんよ、ジャック』マーメイドは笑みをこぼした。『急に溺れるんですもの、ビックリしちゃって』そうマーガレットが言った。そこから二人はいろいろな話をした。
ジャックは川岸に座り、足は水の中に、マーガレットは上半身を水面から出したまま話していた。何時間もその姿勢のままで。本当にいろいろな話をした。そしてマーメイドは悲しそうに空を見つめ『私、そろそろ戻らないといけないの。今日は楽しかったわ。ジャック』と言った。それを聞き少し寂しい顔ったジャック。『僕も楽しかったよ。マーガレット。また明日も来るよ』そうジャックは言ったが、その言葉は聞こえていただろうがマーガレットは振り返らずに水に潜って行った。『また明日も来てくれるかな……』そうつぶやくとジャックは立ち上がり、橋の上に置いたままの荷物を取りに行った。『楽しい時間はやはり早く過ぎていくものなんだな』そうつぶやきながらジャックは森の中に入っていった。
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