~呪わせた幸運の聖杯~ー8
部屋を出て、長い廊下を歩きながら王はレオに言った。『書はものすごい厳重に保管してある、私が呼ぶまで扉の前でまっていてくれ』『わかりました』レオはそう返事をした。廊下の途中で王は止まった。『ここだ』そう言うと壁の何もない場所を押した。すると壁が上に持ち上がり、奥に続く道が出現した。『行こう』そう王が言うと、王とレオは中に入っていった。
入ってすぐの所に扉があった。『ここだ。少し待っていてくれ』王はそう言うとポケットから2本の鍵を取り出し、複雑に組み合わせ1本の鍵にすると扉の鍵穴に指し回すと中に入っていった。レオはまだまだ続く道の先が気になったが、勝手に行くのは良くないと思い留まっていた。しかし、奥からは何やら声が聞こえる。聞いたことのない言葉を話している気がする。(少しだけなら、見ても…) 足を廊下の奥の方に向けた時、扉から王が出てきた。『準備が終わった。入れ』そう言われレオは通路の奥が気になる気持ちを抑え部屋の中へ入った。『まだ廊下は続いていたようですが、奥には何が?』部屋に入るとすぐにレオは王に尋ねた。『それは教えるわけにはいかない。申し訳ないが、もしそれを知ってしまったら生かして帰すことは出来なくる』そう言うと王は口元だけ微笑んだ。レオは何かやばいものがあの通路の奥にあることを確信したがそれ以外の追及は止めた。王はレオを部屋の奥に案内すると見台に開かれて置かれた本を指でなぞりながら『ここから女神の煌めきについて書かれてある』そう言うとレオの顔を見た。レオは見台の前に立ち、本を読み始めた。
そしてレオはその日のうちにカメール共和国を旅立った。
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