~呪わせた幸運の聖杯~ー4
ここはエルフの国の1つ”カメール共和国”。今まさにマーメイドの海底王国フェルメンと戦争中だ。戦争は圧倒的にマーメイドの有利、このままでは降伏を宣言するしかない。そうカメールの王”パトリック2世”は思っていた。そんな時だった。人間の旅人が森の中で血まみれで倒れていた。その男を共和国のエルフが助け、カメールまで連れ帰っていた。
男はベッドから飛び起きる。『目が覚めましたか』エルフの女が聞いた。『ここは……』困惑している男に看病していたエルフ”ジェシー”が言った。『ここはエルフの国カメールのノースツリー地区です。あなたが森の中で倒れていたので助けたのです』あたりを見渡し男は言った。『そうかここがエルフの国。助けてくれたのだな。ありがとう』『あなたは何者で、なぜ森の中に倒れていたのですか』ジェシーの質問に男は少し沈黙し言った。『そうだな。それにはまず俺の旅の目的から話さないといけない。君は命の恩人だ。包み隠さず全ても話そう』そして男は語りだした。その男はたった一人で世界を旅し”女神の煌めき”を探しているのだという。そしてこの森で”デモニアル”と戦い負け、何とか逃げ切ったところで気を失ってしまったそうだ。つまり男は冒険者だったのだ。『そうですか。傷が癒えるまでここに居てくださいね』ジェシーがそう言うのを聞くと男はまた眠りについた。
見ていただきありがとうございます!
ブックマークや感想を頂けますとやる気にも繋がりますので是非お願いいたします。




