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~天使の血~ー19
次の日二人は家から一歩も出ずに二人だけの大切な時間を過ごした。ベラは時間が過ぎていくたびに悲しくなっていた。(もうローレンといれる時間も少ない) そう思えてならないのだ。口には出さないが、それを分かった上でローレンは明るくベラに接していた。
そして時間は来た。二人で食事をしている時だった。ベラの身体から光の泡のようなものが出はじめた。
『ローレン、時間だわ。今までありがとう。本当にありがとう。大好きよ』
『あぁ、俺も好きだ。ずっとずっと』ローレンの目は今にも泪が流れでそうになっていた。だが泪を押し殺して続けてこう言った。
『ずっと上で俺のことを見ていてくれ』
『もちろんよ、あなたのことは忘れない。絶対に……』そう言うとベラの持っていたスプーンは落ち、ベラは消えてしまった。
ローレンは今までベラに見せないようにと我慢していた泪が一気にあふれ出た。声を上げ泣いた。大きな声で泣いた。




