~天使の血~ー6
それから村の自警団の調査が進み、すぐに犯人はわかった。犯人はこの村を統治する国の貴族の息子2人だった。捜査によるとあの日の夜、彼ら2人を見た者が多くいたそうだ。おかしいのは護衛もつけずに村に2人だけ来ていたこと。国の貴族の息子が護衛をつけづに出歩くのはおかしい。一番の決め手となったのはローレンとベラの家から出てくるところを見た者がいたことだった。
相手が相手なので村には迷惑をかけないように、村を出てでも一人で戦おうそうローレンは思っていた。だが心優しくも村のみんなは一緒に戦ってくれると言ってくれた。ローレンは涙で前が見えないほど泣いた。嬉しかったのだ。
それから間もなく、今回の事件を国の裁判所に伝えるために、村長とローレンは二人で国を目指し馬を走らせた。裁判は以外にもすんなり申告が通り、次回また招集がかかるとのことだった。村に戻り、村長の家に入ると玄関に薬屋の店主の靴があった。部屋に入ると机の前に座ったまま店主は言った。
『小瓶の薬が何かわかった。落ち着いて聞いてくれ、ガイアの毒だった』
『ガイアとはどういう毒なんだ!』ローレンは慌てていた。
『落ち着いてくれ、死にはしない。ただ……かなり協力は神経毒だ』
『神経毒?』村長は驚きながら質問した。
『直す方法はある。安心してくれ簡単だ』店主はまっすぐな目で言った。
その頼もしい言葉をローレンは今でも覚えている。
数日後、国から馬に乗った者が現れ裁判の日程を伝えに来た。そして裁判は3日後に決まった。




