~天使の血~ー5
ローレンはすぐに妻を抱きかかえ、村長の下へ行った。
『村長、夜遅くにすまない。少し、妻を預かってもらえないか。この小瓶のことを調べたいんだ』
村長は抱きかかえられたベラを見ると、少し驚いた顔をしたが、すぐに状況を理解したのか真剣な顔つきになった。
『ローレン、何があったかあとで詳しく話してくれ。ベラのことは任せてくれ』そう村長は言っていくれた。
村長の家に妻を預け、俺は薬屋へ向かった。こんな時間だ。薬屋は閉まっていが、扉を叩き店主を呼んだ。
『ローレンじゃないか、どうしたこんな時間に』店主が出てきてくれた。
扉の隙間から奥の部屋で食事している子供たちの姿が見えた。
『食事中だったのか、すまない』そう言うとローレンは事の経緯を説明した。
『この小瓶に少量残った液体について調べてほしい』最後にそう伝え店主に小瓶を渡した。
店主はその小瓶を見ると言った。
『わかった。だが、解析には2日ほどかかる』唾を飲み込むと続けてこう言った。
『もしかするとその瓶の形から毒の可能性が高い』
俺はそれに対する返答はできなかった。
村長の家に戻り、毒のことを伝えた。話を聞き村長の奥さんがベラを後ろから抱えるように持ち上げ、ベラの腹にグッっとこぶしを当てた。
『ゔぇぇぇっ』ベラはすぐに吐き。ベラの口からは青い液体が流れ出てきた。
俺の怒りはとうに沸点を超えていた。
その後、村長が自警団に連絡をしてくれていた。




