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~天使の血~ー3
それから数日が経ち、急に妻は心神喪失状態になってしまった。前日までは少し元気がないだけだったが、子供を失ったショック・もう子供を授かれないショックに耐えきれなくなったのだろう。ベラはよく耐えてくれた。あとは俺が支えてやろう。ゆっくりでいい、少しずつ乗り越えていこう。
それから数日が立った——————
ローレンは起きると朝と昼のご飯を作り、仕事に出かけた。
1人家に残ったベラはほとんどの時間を2階の寝室 窓際で過ごす。何もせず外の景色ずっと眺めている。そんな毎日を繰り返していた。今日も何事もなくローレンが帰ってきた。
『今日もあんまり食べてないな』
ローレンは口数が減ったベラに根気強く付き合っていた。仕事の後も妻のためにご飯を作り、妻を一緒にお風呂に入れ、一緒のベッドで寝ていた。ローレンはそれでもとても幸せだった。なぜなら、最近ベラは少しずつ元気を取り戻している。食事の量も以前に比べれば増えたし、口数もまだまだ少ないがかなり増えた。ベラの泪も減ったし、お腹を殴る癖だけは止めないが、希望は薄っすらとだが確かに見えていた。
その時までは……。




