~天使の血~ー2
ベラは妊娠中でいつ子供が産まれてもおかしくないそんな時だった。
急にお腹に激痛が走り、ローレンと共に急いで診療所へ行った。
『本当に子供が産まれる』ローレンはそうつぶやいた。
『女の子なら名前はローズがいいわ。薔薇のように綺麗な心を持ってほしい。そんな想いよ』
『それならオリヴィアの方がいいよ』ローレンはベラとは違う意見のようだ。
そんなことを言い合いながら二人は心を躍らせていた。
だが、現実はいつも上手くいかない。二人の間に命は授からず、流産だった。
病院でベラは流産により体力を失い、ショックで少し眠ってしまった。何時間後ベラが起き、ローレンと二人で家に帰った。家に着くとベラをベットに寝かせた。ベットで横になるベラにローレンはうつむきながらドクターから聞いたことを伝えた。
『君はもう子供を作るのは難しい身体だそうだ……』
ベラはそれを聞くと泪があふれ出し、数時間泣き続けた。そして、その日はそのまま寝てしまった。
次の日の朝ベラが起きると上半身を起こしそう言った。
『ごめんね、ごめんね、この身体のせいで……』
そう言うと自分のお腹を殴り始めた。
『やめろ』ローレンはそういうとベラの手をつかんだ。
彼女がどれほど辛いのか俺にはわからなかった。ただ、俺の辛さよりかは遥かに辛いことは容易に想像できた。
そして、ローレンはベッドの上で強く妻を抱きしめた。




