~悪魔との闘い~ー12
決戦の時はすぐに訪れた。それはケイトが故郷に戻った次の日のことだった。夕暮れ時に警告の鐘が鳴った。ケイトはすぐに部屋を飛び出し、バルコニーへ走った。バルコニーに着くと、口笛を吹き大鷹を呼び出すと、背中に乗り王都の外まで飛び、空中にとても大きな魔方陣を書き始めた。
魔方陣が書き終わるとケイトは体力を消耗し今にも倒れそうだった。だが最後の力を振り絞り叫んだ。
『ギガースッ!悪魔から国を守りなさい』
すると、魔方陣をくぐるように巨人が現れた。ケイトは大鷹の上で体力が無くなり倒れてしまった。ケイトを乗せた鷹は森の方に飛んで行き消えた。
巨人は魔方陣から出ると街を破壊しないように王国の外に立った。この巨人、巨人界の中でも伝説と謳われるほどの巨大さを誇り、あの悪魔と同等の体格をしている。巨人が国の外壁の前に立ち数分後、悪魔は隣街の破壊が終わったのかこちらを見ると————————次の瞬間、巨人の前に立っていた。
隣街から距離にして100Kmはある。その距離を一瞬にして移動して来たのだ。悪魔の移動による衝撃波はあまりにもすさまじく王城の上半分は崩れ落ち、街の高い建物は塔を除くすべてが崩れ落ちていた。
巨人が悪魔の存在を認識し、腕を振りかぶろうとした瞬間だった。もうそこに巨人の上半身は無かった。そして街中には血の雨が降った。悪魔の動きは認識できる速さでは無かった。だが、巨人の残った下半身を見れば、悪魔に上半身を殴られ消し飛んだことは容易に想像できた。
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
ブクマ、評価など頂けると嬉しいです。
章ごとに違うお話なので気になった章だけでも、どうぞ見て言ってください。
同じ世界戦の話なので繋がりはあったりなかったりしますが……。
個人的に好きなのは5章です。
よろしくお願いします。




