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~悪魔との闘い~ー6
彼女の生まれ育った王国”ハレック”は、川がところどころに流れていて交通手段は船を使う。別名”難攻不落の河の都”と呼ばれるほど、水を使った戦闘を得意としている。
彼女が街を出たのは16歳のころ、幻獣使いとして頭角を現した彼女は国王にその素質を買われ任務を受けていた。任務遂行の旅の先で最愛の人と出会い、子供もいた。だが、幸せは永遠に続くものではなかった。話が長くなるので彼女の生い立ちについては省略するが、彼女が国に戻ってくるのは10年ぶりのことだった。
彼女がドラゴンに乗り、現れると王国中は大混乱。なにせドラゴンは古に大賢者”アレナ”によって滅ぼされたのだから。
『ドラゴンの生き残りが襲ってきた!』
『早く逃げるのよ、船を用意して』
戸惑う国民の声にいち早く気づいたのは国王だった。国王は空を見上げると、すぐに秘書を呼び出した。
『アマンダよ、対ドラゴン用マニュアルを大図書に取りに行け。そして、戦闘統括責任者、防衛最高責任者、幻獣スペシャリスト、古生物学者を城の広間に召集させよ』王がそう命じた。
すぐに広間には円卓の机が用意され、すぐに全員が到着した。
『これより、緊急にドラゴン討伐の会議を始める!』王が威厳のある声で言った。




