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~悪魔との闘い~ー5
彼女は一番近くの街”タイナル”に向かってスレープを走らせていた。普通の馬での移動ならば3日はかかるところをスレープは4時間で街についた。
やはりこの街も襲われており、かつて繁栄をしていた街の様子はどこにもなく、ただ大きなクレーターが何個も広がっているだけだった。
『なんてひどい、祖国が心配だわ』
彼女は急に故郷が心配になった。そして、落ちていた石を拾い地面に魔方陣を描いた。
『ホーリードラゴン!!』
そう叫ぶと魔方陣の真ん中から火を噴く真っ白なドラゴンが現れた。
彼女はドラゴンの背中に乗ると、太陽が沈む方に真っ直ぐ飛んで行った。




