消失
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俺は重たい体を起こして周りを見るとそこには気を失う前に見たゾンビ達はおらず広い荒野が広がっていた。
「なんとか上手くいったな。にしても無理矢理使ったから体がすごい重い。さて、朱堂達やフィーリア達はなんとかなったかな?」
俺は立ち上がる気力も湧いてこず、フィーリア達が戻ってくるまでその場に座ってしばらくすると
「全く無茶をするものね」
後ろからフィーリアの声が聞こえてきて、振り返るとそこには呆れたような顔をした二人がいた。
「本当ですよ。心配するんですからね」
流石に心配かけ過ぎたなと思い、素直に謝った。
「ごめん、でもまたこんなことがあったら俺は・・・」
謝るつもりがまた心配かけるかもしれないと言ってしまい顔を俯かせると
「次は絶対そばにいますからね!」
「あなたを一人にはしないわ」
ノートが俺の顔をあげそう言った。側から見たらどう見てもプロポーズの現場なのだが周りに祥太達3人しかおらず誰もそれを指摘できなかった。
そんな甘い空気を醸し出していると、足音が聞こえてきた。
「こんな荒野でどうしてそれだけ甘い空気を出せるんだ」
呆れたような声を出して指摘したのは、クラスのリーダー朱堂だった。
フィーリアやノートは指摘され気づいたのか、バッと離れた。その顔は、赤くなっていたのは言うまでもないだろう。
「邪魔するなよ。朱堂」
平静に朱堂に俺は言葉を返し後ろを見て、なんとかなったのだと知った。後には先生やリリア王国のお姫様がいた方だ。
「そっちはなんとか間に合ったみたいだな」
俺がそう言うと、朱堂や先ほどからその後ろで顔は笑っているのに目が笑っていない皇が苦虫を噛み潰したような表情をした。
「???」
俺は皇の表情が普通に戻ったのに安堵しながら、(内心めちゃくちゃ怖かった)どうしてそんな表情をしたのか疑問に思っていると、朱堂が訳を話し始めた。
「僕たちは、間に合っていなかったんだよ。ついたら全てが終わっていたんだ。絶体絶命のピンチの中謎の黒いモヤが助けて?くれたみたいなんだ。そうですよね、リリア様」
朱堂はリリアに話を振ると
「えぇ、そうです。もう少しでゾンビに噛みつかれるところを助けて?もらいました」
二人とも助けてに?がついているがそれも当たり前である。誰の仕業か分からず結果を見れば助かったというだけなのだから、最悪自分たちもゾンビと同じように消されていてもおかしくないと思っている。その根拠は、ここに戻ってくる時ゾンビになっていなかった皇帝達がいなかったからである。
「あぁ〜それ俺のスキルだよ」
そんな俺の言葉に、周りがシーンとなり次の瞬間朱堂達からでかい驚き声がでてここら一体に響いた。
「「「「「「えええええぇぇぇ!!!!!」」」」」
驚きからすぐに立ち直ったのは意外にもリリアであった。リリアはすぐにそれは本当か確認しようと質問しようとした瞬間
上空から、知らない声が聞こえた。
「おやおや、覚醒したのはあなたでしたか。おめでとうございます。」
俺は声のした方を向くと、胡散臭そうな男がいた。何の気配もなく現れたその男に俺は警戒をして、少し回復した体を起こしフィーリアやノートに目配せをした。
「そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。今日のところはもう何もする気はないので」
朱堂達も上を向いており、すぐにその男が誰なのか思い出した。
「あなたは!皇帝の横にいた・・・」
「おぉ!覚えていてくれたんですね。勇者殿」
そう言って大袈裟に喜び一礼をした。
俺は男から目を離さず、朱堂に説明を求めた。
「僕たちもそんなに詳しくは知らないんだ、話したこともないし。ただ、皇帝の横に常に側にいたと知ってるだけで」
朱堂達も何も知らないと言い。俺は素直に誰か聞く事にした。
「で、お前は誰なんだ?」
その質問をした瞬間、待ってました!と言わんばかりの表情をして男は名前を名乗った。
「私は、面白いことが大好きなただの魔人ディアモですよ」
その男、魔人ディアモと名乗ったが周りはあまりピンとこなかった、こちらの世界の住人であるリリアでさえポカンとしたいた。
俺は魔人と聞き、ローランの時に最後に自爆をした魔族の男を思い出したので気になったことを質問した。
「魔人?魔王の手先か?」
「ふふっ。魔王とは全く関係ないですよ。今はそのことを知っておけば十分でしょう。さて、私は面白いことが大好きなんです。なので、今以上に面白くなるために情報を一つ」
そう言って指を一つ立てながら、
「リーフレットに、いるあなたの知り合いを助けたくば、聖国と獣国にあるダンジョンに行くといいでしょう。何かしらの手がかりがありますよ」
ディアモは俺に向かってそう言った。
「なっ!?」
俺が驚いている間にディアモは上から降りてきて、新田の横に降りた。そして、新田の耳の横で何かを囁き直ぐに離れた。声が小さくなんて言ったか分からなかったが、明らかに新田の雰囲気が変わったことに全員が気づいた。
朱堂はディアモに何を言ったのか聞こうと問いただそうとした時、俺は新田と目が合った瞬間体に粘りつくようなドロッとした殺気を感じた。
感じた瞬間、新田は俺の目の前にまできておりその手元にはどす黒く光るナイフを持っていった。
普段であればかわしカウンターを決めるのだが、さっきのスキルの使用のせいで体が思うように動かず刺された。刺した後、いつの間にか新田は再び空に上がったディアモの横にいた。
「ぐふっ」
刺された瞬間燃えるような熱い痛みを感じたその瞬間体が急激に重くなった。俺は立っていることができず膝をついたら頭の中に声が響いた。
【外部からの接触を確認。ステータスが消失していきます。スキルを保護。間に合いました。これによりスキルの消失はまぬがれました。急激なステータスの変動に気おつけてください】
俺はその声の言ったことが一瞬理解ができなかった。
刺された瞬間、フィーリアやノートの他に皇やリリアがすぐ寄ってきて皇によって刺された傷は治されたが体のだるさは変わっていなかった。
俺は恐る恐るステータスを見るとそこには
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立花 祥太 16歳 Lv1
職業 ???
HP10
MP10
ATK 10
VIT 10
INT 10
AGI 10
LUK 00
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LUK以外全て10にまで減っていた。
「・・・・・は?」
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