裏切り
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俺はステータスを見て固まった。全て10という驚きの結果に。原因は先程のナイフに刺された事だと思うのだが、なぜこんな結果になったのか分からなかった。
「どうやって?」
混乱していると
「そのナイフには一度だけ刺した時に発動するスキルがあるのですよ。それは消失の呪い。刺された人はステータス及びスキルを失うという凶悪な呪いです」
ディアモの言葉に全員が驚き俺の周りをフィーリアやノート、リリア、皇達が囲んだ。俺が今すごく弱くなっているのに気づいたのだろう。
(スキルも失うのか。頭の中に響いた声の通りならスキルを保護してくれたから失わずに済んだんだろう。でも、なぜLUKは変わってないだ?」
色々と謎は増えたが取り敢えず頭に片隅に置いておく事にした。
「それで、どうしてそんなナイフを新田は持っていたんだ?」
俺は新田に質問すると
「ある、貴族からもらったんですよ。使うタイミングを探っていたんだけど。この人が刺した後、安全な所に連れてってくれると言われたのでね。使ったまでだよ」
「理由を聞いてもいいか。どうしてこんな事をしたのか」
「・・・さんが欲しかった」
最初のところが声が小さく聞き取れず、聞き返すと
「皇さんが欲しかった!!!」
新田は悪い顔でそう叫んだ。その言葉に俺たちは引き、対象の皇は顔を青くしていた。それも当然だろういきなり欲望に晒されたんだから。いつの間にか俺の後ろに隠れ服を掴み隠れていた。俺たちが驚きで言葉を発しないでいると新田は理由をベラベラと喋り始めた。
「最初は順調にいったんだ。立花!お前を殺した事によって、傷ついた皇さんを励まし油断したところを奴隷の首輪をつけて僕の物にしようとしたのに、赤城がそばを離れない事によって行動することができなかった!ほんと、邪魔だったよ!まぁ結果、立花は生きてたみたいだけどな」
新田の衝撃の言葉に俺たちは絶句何も言えなかった。
「だが、もうそんなことはどうでもいい。僕はお前達の元から離れて別の方法で物にすることにするよ。ディアモさんはその方法があると言ってくれたからな」
「お前が誘導したのか!」
朱堂が声を荒げてディアモ怒鳴った。
「いえいえ、もともとこの方はいつかはこうするみたいでしたよ。私はただそれをいかに面白くするか考えて今だと思ったんです。面白くないですか?同じ世界の者が片方は欲望のためにもう片方はそれを阻止するために殺し合いをする!これほど最高なイベントはないでしょう!!」
ディアモは笑いながらそう言った。
「狂人め」
朱堂は言葉を吐き捨て睨んだ。
「さて、それではお暇しますかね。いいですか?新田さん」
「少し、待ってくれ声をかけたい奴がいる。・・・おい道本とその取り巻き、こっちに来るきはないか?」
新田はいきなり道本達に声を掛けた。全員道本の方を向き、声を掛けられた道本達は自分達に声を掛けられると思っていなかったのか驚いて目を開いていた。
「こっち側にこれば望みのものはなんでも手に入るぞ」
新田は更に声を掛けると、道本達は悪い笑顔を浮かべた。
「なら、俺達はそっちに着くぜ」
そう言って、ディアモの方に行く直前
「本当にいいんだな。後悔するぞ」
俺はそう言うと
「今のお前に何ができるんだよ。それにお前の近くにいるなんてやだしな」
道本達は行ってしまった。誰かが止めれたらよかったんだがディアモの異様な気配に動くことができないでいた。
「それでは、皆さん。また会う日を楽しみにしていますね」
そう言ってディアモ達は消えてどっかに行ってしまった。
それからしばらく経って
「ふ〜どうするかな。取り敢えずリーフレットに向かわないとな」
俺がそう言うと
「そうだね。あいつの言っていたこと気になるし」
「あぁ、それで朱堂達はどうする?」
「私はもう立花くんと離れる気はないよ!」
皇が声を大きくしてそう言った。その言葉にみんなびっくりしていると朱堂が笑いながら
「あぁ、そうだな。俺たちも立花に着いて行っていいか?」
場の空気がそれで和らぐと
「構わないよ。リーフレットに行ったら一旦王国に寄らせれもらっていいか?」
俺は了承をしてからリリアに聞いた。いきなり質問されると思っていなかったのだろう少し言葉に詰まりながら
「え、えぇ大丈夫ですよ。でも、王国に何しに行くんですか?」
「取り敢えず、このステータスを戻さなくちゃいけないからな。幸運なことにスキル失われなかったからな。ステータスを戻すために王国にある初心者ダンジョンに用がある」
「それは良かったですね」
リリアや周りにいたもの達は俺がスキルまでも失わずに済んだことにホッとしていた。
「さて、次の行動も決まったし。行くか」
俺たちは、クラスメイトを連れてリーフレットに向かった。
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