久しぶりの再会
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しばらく待っていると帝国の方から、少しだけ強い誰かが俺とフィーリアとノートの方に向かってるのに気づいた。
(この感じ、勇者だろうな)
2人とも、自分たちの所に勇者が近づいてると気づいたのか、こちらに徐々に寄ってきて俺の方に勇者達を誘導している。
「さて、久々の再会だ。一体どんな反応をするのかな」
俺は楽しみで口もとがニヤけるのを止められなかった。
そしてついに、1ヶ月振りにクラスメイトと再会した。
俺の方に来たのは皇と朱堂、赤城、加藤と主力であろうメンバーが集まっていた。
「う・・・そ」
皇の口から溢れた声に、俺は返事をした。
「何が嘘なんだ?」
俺がそう言った瞬間、皇が俺の胸の中に飛び込んできた。
「うわっと!」
「良かった〜!!生きててくれてありがとう!!!」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、皇は俺が生きていたことを喜んだ。俺は抱きしめ返し
「ただいま。皇さん」
昔の様に、皇のことをさん付けで呼んだ。すると皇は、さらに泣き出し
「おがえり〜〜」
皇が俺の胸の中で、泣いている中フィーリアとノートも俺たちの所に合流した。
「あー!!!祥太さんが知らない女の子と抱き合っていますよ!フィーリアさん!!」
「あら、本当ね。後で、しっかりお話を聞かないと」
そう言って、こちらに近づいてきて皇を俺からひっぺ剥がしたと思ったら二人とも左右の腕に抱きついてきた。
「おい!何やってるんだ」
「私たちの物ですよアピールです!!」
「一体いつから俺はお前達の物になったんだ!」
「出会ったその日からです!!」
「そんわけないだろ!離れなさい!あっ当たってるんだよ!」
「当ててるんです!!こうしてアピールしないとダメみたいですから、ねぇフィーリアさん!」
「そうね、その通りよ」
「フィーリアまで!」
フィーリアは少し恥ずかしいのか顔を少し赤くしながらも密着している。恥ずかしいなら無理しなきゃいいのにと思っていると
「祥太さんは、嫌ですか?・・嫌ならやめます」
しょんぼりしたような顔で言われ俺は正直な気持ちを二人に言った。
「嫌じゃないよ。二人ともありがとう」
俺は、笑顔でそう言ったら、外側からわざとらしく咳き込む様な声が聞こえた。
「御三方、盛り上がるのはいいんですけど、場所は選んだらどうですか?」
赤城が少し頬を赤くしながら注意してきた。俺たちはそれでここが戦場だと思い出した。フィーリアとノートも腕から離れ横に立った。
俺が改めて全員集まったクラスメイトの方を向き、
「久しぶりだな、お前ら」
そう言うと、クラスメイトからどよめきが上がった。
「ええぇ!?!!」
「立花!!?!」
「もしかして幽霊!?」
「なんで立花にあんな美少女達が!!??」
一名他とは違う感想を言っているやつはいるが、全員驚いた表情をした。概ね、いい感情が向けられているが、その中に少しドロっとした嫌な感情がある事に気づいたが誰が向けているかまでは特定できなかった。フィーリアとノートもそれに気づいてはいるが、俺が何もしないので様子見をすることに決めたようだ。
「立花、お前が本当に生きててくれて良かったよ」
ざわざわして収集がつかない中、朱堂が前に出てきてそう言った。
「あぁ。なんとかな。心配かけたか?」
「当たり前だろ、皇のあの様子を見ただろ、あそこまではいかないが皆んなそれぞれ心配していたんだよ」
「そうか」
朱堂の言うことに、嘘はないのだろう一部のやつを除いて
俺は会話が切れたタイミングで朱堂に聞いた。
「なぁ、お前達は何しにここに来たんだ?」
そこで、自分たちが何しにきたのか思い出したのか俺たちに聞いてきた。
「こっちにとんでもなく強い敵がいて帝国の兵士じゃ歯が立たないから偵察しにきたんだよ、そいつらがどこに行ったか知らないか。少しでも情報を持ち帰りたんだ」
朱堂は偵察に来たのだと言う、無理矢理やらされているのか、どうかは分からなかったが俺は正直に答えた。
「いるじゃないか、目の前に」
「何を言っているんだ?僕は」
「だから、今お前達の目の前にいる俺達3人が帝国兵を殺したんだよ」
一回で理解出来なかったようで、今度ははっきりと口にして言った。俺たちがお前らの探している敵だと、その瞬間前にいた朱堂はバックステップで後ろにさがりクラスメイト達は困惑しながらも武器を構えた。
クラスメイトが武器を構えたと同時に横にいたフィーリアとノートも臨戦態勢に入りいつでも戦える準備をし、一触即発の雰囲気に包まれた。
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