再開
俺たちは、ロイアさんに連れられて王城の待合室に通された。
「どどどうしよう!私、礼儀なんて知らないんだけど!」
ノートは、初めての事に物凄く動揺していた。
「落ち着きなさい、ノート」
「何で、フィーリアさんはそんなに落ち着いているんですか!」
「私は教えてもらったもの」
「ずるいです!」
(まぁ、フィーリアは魔王の娘だから落ち着いていて当然だよな。一般市民の俺が何でこんなに落ち着いているかは、俺たちを呼んだ女王に会えば分かる思う)
ちなみに、リアちゃんは城に入ったら、メイドさんに連れてかれた。
「皆様、謁見の準備が終わりましたのでついて来てください」
ロイアさんが迎えに来てくれた。
「分りました。ノートも落ち着け、正直何があっても俺たちに敵う奴なんてそうそういないんだから」
「そっそれはそうかも知れないですけど〜」
「俺だって礼儀なんて知らないんだから、一緒だよ。フィーリアの真似をしとけばいいんだ」
「分りました」
ノートの覚悟も決まったようなので、歩き出し大きな扉の前で止まった。
「皆様、中に入りましたら線がありますのでそこで止まっていただいて、顔を伏せてもらい、そこからは言葉通りに行動して貰えば大丈夫ですので」
「分りました。二人とも大丈夫?」
「私は大丈夫だけど・・」
フィーリアがそう言いながら横を向くと
「線まで歩く、顔を伏せる、言葉通り、線まで歩く、顔を伏せる、言葉通り・・・・・」
ノートがロイアさんに言われたことをずっと復唱していた。
「やめい」
俺はノートの頭に軽くチョップを叩き込んだ。
「いたっ何するんですか!」
「何でここに来て、またそんなに緊張してるんだよ」
俺は、呆れながら聞くと
「私は、ただの一般市民なんですよ!人生で王族に会うことなんてないことなんですよ!」
「まぁ、まぁ、落ち着けって」
「あの、皆様もうそろそろいいですか?」
ロイアさんが、痺れを切らして話しかけてきた。
「すみません。ノートそんなに緊張しなくても大丈夫だと思うよ。さぁ、行くよ」
これ、以上長びかしても意味はないので
「ロイアさん、お願いします」
「冒険者の3人を連れてきた、扉を開けてくれ」
ロイアさんが、扉の横に立っている人にそう言うと扉を開け始めた。扉が開ききると
「では、行くぞ」
中に入った。入る直前、顔は隠されていたが玉座に座っている人が見えた。
(俺の予想が正しければあそこに座っている人は・・)
ロイアさんに、続き中に入り線のところまで行くと、顔を伏せ言葉をまった。
(ふと、思ったけどフィーリアは魔王の娘だから、イヤイヤながら我慢して頭を伏せてるんじゃ)
そう思いながら、横目で見てみるとそんなことはなく。凛とした顔で伏せていた。視線に気づいたのかアイコンタクトでよそ見をするなと怒られたので、元に戻った。
「冒険者の翔太、並びにそのパーティーのフィーリア、ノートの3名を連れてきました」
ロイアさんが、報告すると
「ありがとう。顔を上げてその顔をよく見せて」
言葉がかかったので、俺たちは言う通りに顔を上げた。
そもにいたのは、顔が分からない女王とその横にはリアがいた。周りには、偉い人たちと思われる人たちもいる。そんな中、俺たちのことを見ると、笑顔になり小さく手を振ってきた。どうすればいいのか悩んでいると
女王がリアの方を見て
「ロイアとリア以外はもう下がっていいですよ。それぞれやることもあるでしょう」
女王がそういうと、みんな帰っていった。
(それよりも、やることって何だ?妙にピリピリしていたし、少しだけだが、俺たちにも敵意が向けられていた)
「これで、ようやくちゃんと話せますね」
そう言って、顔が隠されていた布を女王が取ると
「っ!」
「うそ・・・」
フィーリアは声こそ出さなかったが、表情に驚いたと出ており、ノートも信じられないといった感じだった。
「やっぱり・・・エリサ、お前だったんだな」
「肩が凝りますね、この役職は。お久しぶりです、皆さん詳しく話をする為に場所を変えましょうか。きっと、気になっていると思うので」
女王、改めエリサが微笑みながら言った。
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