新たな目的地
遅れてすみません!!
クラスメイトの間話は次です
街に戻ると、沢山の人に話しかけられた。そこにはもう、ノートを災厄の魔女と呼ぶ人はおらず、ノートとしっかり名前を呼んでお礼を言っていた。中には、ノートやフィーリアに対して求婚するバカもいたが、2人に速攻振られて撃沈していた。
騒がしく、ギルドの方に向かっていると、前の方からギルドの職員が走ってきた。その職員が俺たちの前に止まると
「はぁはぁはぁ・・・・・祥太さんにフィーリアさん、ノートさんですね」
「そうだが。どうした?そんな息を切らして走ってきて」
「至急、ギルドマスターの部屋まで来てくださいギルドマスターが緊急の話があると」
「分かった。すぐに向かう。お前は後からゆっくり来い。俺たちは走っていく。2人とも行くぞ!」
呼びに来てくれた、ギルド職員を置いて俺たちはギルドマスターの部屋に向かった。
ギルドに着くと話は通ってたのか、ギルドマスターの部屋まですぐに通された。
「ガロルド、呼ばれたから来たぞ」
「入ってくれ」
中から声がかかり、俺たちは部屋の中に入るといつになく真剣な表情をして、怖い雰囲気を出しているガロルドがいた。
「まぁ、座ってくれ」
俺たちは改めて、気を引き締めて座った。
「何があったんだ?」
「落ち着いて、聞いてほしい。エリサが・・・消えた」
「は?」
俺たちは突然のことに頭が追いついていなかった。意外にもすぐに復帰したのはノートだった。
「どういうことですか?!エリサさんが消えたって!」
「俺たちも分からないんだが、今回の騒動が終わった後、職員にエリサの様子を見てきてもらおうと家に行ってもらったんだ。いくら、ノックしてもエリサから返事がなかったらしくて、心配になりダメ元で部屋に入ろうとドアノブに手をかけたら鍵が空いていたらしい。部屋の中に入ると、もうそこにはエリサの姿はなかった」
ガロルドから説明を聞いても、今、何が起きているのかさっぱり分からなかった。
「今、周りの住人達に何か見たものがいないか聞いて回っているところだ」
「そうですか。ちなみに、部屋の状態は?」
「争った形跡はなかった」
(エリサさんの体調が悪かった場合、抵抗できなかった可能性はあるけど)
考えていると、ノックされた
「入ってくれ」
「失礼します。聞いて回ったところ、少し気になる証言を入手しました」
「聞かせてくれ」
「はい。スタンピードの真っ最中、避難している最中フードを深くかぶった二人組をみたと言う証言が多数あって、その中に荷物を担いで郊外に出ていくところを見たというものもいました」
「そうか。ありがとう。下がって休憩していいぞ」
「分かりました。失礼します」
「そいつらで、確定だろ」
「あぁ、一番怪しいな」
「何を呑気に話しているの!早く探しに行かないと!!」
ノートは、立ち上がって声を荒げた。
「落ち着け!!やみくもに探しても見つかるもんも見つからないぞ」
「っごめん。取り乱した」
「ガロルド、エリサさんを攫う奴に心当たりはあるか?」
「いや、全くない」
「そうか、手掛かりは今のところゼロか。フィーリア、何か人探しができる魔法とかないか?」
ダメもとで聞いてみると
「あるにはあるわ。ただ、大まかな方角が分かるだけで人探しには向いていないのよ」
「いや、それだけで十分だ。手掛かりがゼロから一にはなった。さすがだ!早速頼む」
「任せなさい!ディテクト!」
光の線が出てきてそれは西の方角に向かって伸びていた。
「ガロルド、向こうには何がある?」
「あの方角にあるのは、森人の国リーフレットがある」
「エリサさんってエルフだったよな」
「えぇ、エルフの特徴である、耳がとがっていたわ」
「エルフ関係で何かに巻き込まれたと考えてよさそうだな」
「そうね」
「お前らに頼みたいことがある」
ガロルドがまた真剣な顔で言ってきた。
「頼まれなくても、行く気だから大丈夫だ。二人も異論はなさそうだしな」
「ノートを支えてくれていた人だしね。当り前よ」
「行きますよ!!」
「だそうだ」
「恩にきる」
「準備して、今日中には出るわ。お前らもそれでいいか?」
「大丈夫!」
「問題ないわ」
「てなわけで、行ってくるわ」
「エリサを頼む」
俺たちが出るまでガロルドは頭を下げていた。
「ガロルドのためにも、俺たちのためにも。早くエリサさんを見つけるか!」
「えぇ」
「早く助けてあげないと!」
俺たちは、新たな目的地エルフの国リーフレットに向かって歩き出した。
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次回は4月16日です!




