収束
もう少しで冒険者編も終わりです!
一時間後・・・
「こりゃ、すごい数だな。後始末が、大変そうだ」
魔物を倒し終わり、俺たちは3人で集まっていた。
「あなたのスキルで、掃除しちゃえばいいのに」
「その手がありました!」
「ねぇよ。バカたれ!目立つ上にお金になる素材を吸収しちまったらめんどくさいことになる」
「そっか〜、結構いい案だと思ったんだけど」
「ほとんど私たちが倒したのにね」
ノートとフィーリアは前より仲良くなっている気がする。それにノートは吹っ切れたのか前よりも明るい本来の笑顔で笑っている。
そんな、2人の会話を聞きながら周りを見回した。ノートとフィーリアのおかげで幸いにも死者は出なかった。ただ、負傷者の数はそれなりに多く、中にはもう冒険者には戻れない怪我を負った者もいた。
俺とフィーリアは、ノートにまた非難がくるかもしれないと警戒していたら、冒険者が集まってきてノートにお礼を言って謝った。謝られた当人のノートはいきなりなことに驚いてなんとも間抜けな表情をしていた。
それから、赤い大きなドラゴンの死体を見つけた時にノートに話しかけられてた。
「祥太さん。この剣、ありがとうございます。この剣のおかげで勇気が出ました。もう一度立ち上がることができました。仇を討つことができました」
頭を下げて、お礼をした。その後ろで4人組の男女がお礼をして消えていった。
(ずっと見守っててくれたんだな。ありがとう)
心の中でお礼を言って
「ノート、その剣があったから勇気が出たのかもしれない、再び立ち上がれたのかもしれない。けど、その選択をしたのはノート。お前自身だ。ノートお前は、強いよ。その選択をしたことを誇りに思え。前の仲間たちに胸を張れるくらい立派なことをしたんだからな」
「はっい〝」
大きな返事をしながらノートは胸に飛び込んできた。
「もう我慢しなくていい。思いっきり泣けばいい。他の誰が許さなくても、俺が許す」
その言葉をきっかけに、ノートはこれまで溜め込んでいた涙を全部吐き出す勢いで泣いた。
「ありがとうございます」
目を真っ赤にしながら、恥ずかしそうにお礼を言ってきた。
「いいんだよ。仲間なんだからお互いを支え、支えられだ」
「はい!」
「もういいかしら?」
後ろから、フィーリアが声をかけてきた。
「大丈夫だぞ」
「フィーリアさんっ!?いつから?」
「いつからって、ドラゴンの話辺りから」
「最初っからじゃないですか?!見てないで話しかけてくださいよ!」
「とてもいい雰囲気だったから、邪魔しちゃ悪いと思ってね」
フィーリアはニヤリと笑った。
「あっ!今笑いましたね!からかいましたね!」
「そんなことないわよ」
「あ〜!!また笑った!!!」
「くくく、お前らバカやってないで街に戻るぞ!」
俺は街に向かって歩き出した。
「祥太さん!聞いてくださいよ!フィーリアさんが」
「ノート、変なことを言うのはやめなさい」
この騒がしくも、楽しい日々が永遠に続けばいいのにと思いながら俺たちは街に戻っていった。
少しでも興味を持った方、続きが気になった方。
お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆を押して頂けたら幸いです^ー^
次回はクラスメイトの間話を挟もうと思います!
次回更新4月12日です!




