特訓
「さて、レベルを上げるのに一番いいのは格上の相手に1人で勝つことなんだが、今のお前じゃすぐに死にそうだな」
「当たり前ですよ!格上と戦うなんて思わないですから。冒険者基本的に危険な仕事ですから危ないことは極力避けてるんです」
「そんなお前にほとんどの格上なら倒せる武器を渡そう!
これだ!!」
そう言って取り出したのは拳銃よりゴツい見た目の銃だった。
「なっなんですかそれ?」
「ふっふっふ、これはな、異世界とこの世界との要素を混ぜた武器。擬似電磁加速砲です!本当ならこんなコンパクトにはならないんだけどそこは異世界の鉱物様々って感じだよ」
「はぁ」
ノートはよく分かったような分かってないような曖昧な返事をした。
「試しに撃ってみるからどんなものか見といてくれ」
そう言って直線上になにもいないことを確認したら引き金を引いた。
森の中に轟音が響き渡った。
「とまぁ、威力はこんな感じだ。安心したか?」
射線上の地面は融解しており、通り道には、なにも残っていなかった。
「過剰威力すぎますよ!なんですか?!あの音、それにこの惨状別の意味で安心できません!」
「ダンジョンで撃ってもらうから周りの被害は気にしなくていいよ。それにこのぐらいの威力がないと倒せないしな」
「あの、最後の方聞き取れなかったんですけど!何か不穏なこと言ってませんでした?!それにダンっ」
「グダグダ言ってても始まらない!行くぞ!」
現在ダンジョンの中で雷が落ちたような音が何回も響き渡っています。
(この音を、他の冒険者が聞いたらビビり上がるんだろうな〜まぁ発生させてるのが今現在半泣きの彼女って分かったら腰を抜かしそうだな)
2時間後
「はぁはぁはぁはぁ」
「お疲れ〜」
「お疲れ様」
「あっはい、お疲れ様ですっじゃないですよ!本当に後ろで見てただけでしたね!?」
「しょうがないだろ、その方が経験値がたくさん入るんだよ
ステータスを見てみ」
「分かりました。えっ?!165!!いくらなんでもあがりすぎじゃ」
「当然の結果よ、それ。あなた気づいていなかったと思うけど、あなたが倒してたの70レベも差があったのだから」
「な・・ななじゅう」
「とりあえずレベルはそんなもんでいいだろ。よし、次はしっかりとステータスを扱えるようにする特訓だ!」
「へ?」
「なに、間抜けづらしてるんだよ。当たり前だろ、今のお前は赤ん坊から大人に一気になった状態なんだから力の加減を覚えないと大変なことになるぞ」
「よし、これは回収な!今からは上に戻って雑魚相手に力加減の練習」
「殺すんじゃなくて、気絶させたら合格だ。やってみ」
「任せてください!そ〜と、えい!」
パァン!
そこらじゅうに肉片が散らばった。
「良かったな。今のが人間じゃなくて。しっかりと使いこなさいと生きづらくなるぞー」
(まぁ、こればっかりは慣れるしかないからな。気長にまつかね)
「167」
「なんのカウントだ?」
「彼女がゴブリンをお肉に変えた数よ。あと、どれくらいかしらね」
「まだかかると思うな」
「そう 「パァン!」 ね」
「なんでそんなに弱いのー!!」
「すごい理不尽なこと言ってるな、あいつ」
「568 56あっ」
フィーリアのカウントが止まったと思ってノートの方を見るとその下にゴブリンが肉にならずに気絶しているのが見えた。
「やったー!!やりましたよ!祥太さん!!」
彼女は満面の笑みでこちらに走ってきた。ゴブリンの血を大量に浴びた姿で
「フィーリア」
「えぇ、分かってる」
フィーリアからノートに向かって水の塊が飛んでいった。
ばしゃっ!
避けれるはずのノートはまさか終わった後に水の塊が飛んでくるとは思っていなかったのか直撃した。
「ちょっと!なにするんですか!!ひどいですよ!」
「さっきまでのお前の姿の方がひどいわ!ゴブリンの血まみれだったんだぞ」
「あっ、そういえば途中までは拭っていたんですけどめんどくさくなってそのままにしてましたね。あはは」
「笑いごとじゃないわよ。側から見たらただのやばいやつよ」
「ひどいですよ〜、せっかく頑張ったのに」
「そうだな、正直もっとかかると思っていたから。よく頑張ったよ」
「えぇ、お疲れ様」
俺とフィーリアでノートの頭を撫でて今までの頑張りを労った。
「えへへへ、ありがとうございます」
その笑顔は、本当に幸せそうな笑顔だった。
「よしっ!それじゃあ街に戻るぞ!」
「はい!」
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次回更新3月22日です!




