小さな異変
伏線とかをはってみたいけど回収せずに忘れそうで怖くてなかなかはれない。
上手く使えてる人は凄いと思う!
俺たちはギルドに帰ってきたことをエリサさんに伝えるためにカウンターとところに向かった。
「戻りました」
「ただいま~エリサ~」
「お帰りなさい。ずいぶんと雰囲気が変わったね、ノート」
「うん!二人のおかげでね!」
「それなら、よかった。祥太さん、フィーリアさんこの度は本当にありがとうございます。お二人のおかげでノートが前のように自然に笑えるようになりました」
「エリサさん、気にしないでください。俺たちがやりたくてやったことなんで」
「そうよ、だからエリサ気にしなくていいわ」
「それでも、ありがとうございます」
人もそんなにいなかったので、その場で楽しく話をしていると
バンっ!
いきなりギルドの扉が勢いよく開けられた。何事かと思ってみると明らかに瀕死だと思われる女性を男性が抱えながら入ってきた。
「誰でもいい!!彼女を助けてくれ!!」
男は必死に叫ぶが、他の冒険者はもう助からないと申し訳なさそうに目を反らすだけだった。
「頼むよ!お礼は何でもする!だから・・・」
「はぁ、フィーリア」
その一言だけで察してくれたフィーリアは彼らのそばにより
「少し離れてて」
「誰だお前」
「彼女を助けたいなら今は大人しくいうことを聞いて。ヒール」
無詠唱で発動したその治癒魔法は瞬く間に彼女の傷を治した。
俺たちはフィーリアの元までいき、労いの言葉をかけた。
「お疲れ様」
「お疲れ様です!治癒魔法も使えるなんてすごいですね」
「あまり、得意じゃないんだけど、うまく使えてよかったわ」
男は彼女が助かったことに安堵したのか自分の状態にようやく気付いた。
「あれ?俺の傷も治ってる?」
「ついでだし、治しといたわ」
「本当にありがとうございます!なんとお礼をしたらいいか」
男はそう言いながら俺たちの方も見て、ノートが視界に入ったその一瞬怒りの目を向けて、ボソッとつぶやいた。
ドォン!
その瞬間俺はこいつを地面に叩きつけた
「っぐ・・なにを」
「なにを?じゃねぇよ」
自分でも驚くほど冷たい声がでた。
「お前なんで今ノートを見て、゛お前のせいだなんて ゛言った?お前たちにノートは何もしてないよな」
「だ・・がそいつは災厄の魔女・・だろ」
「じゃあ、何かお前らが死にかけたのはノートのせいだって言うのか」
「あ・・あぁ、そう・・」
「やめなさい。ロアン」
振り上げた拳を振り下ろそうとした瞬間
男が連れてきた女性が起き上がっていた。
「ケ・・ケイティ」
「彼があなたを怒らせるようなことを言ってごめんなさい。でも、どうかその拳を収めて下さい。その人は私にとって大切な人なんです」
ケイティと呼ばれた女性は、体を恐怖で震わしながらも、俺の目を見て話しかけてきた。それを見て、怒りが少しだけ収まり冷静になった。
「はぁ、俺じゃなくてノートにちゃんと謝れ。それでいい」
そう言って、男の上からどいて解放した。
「ノートさん、ロアンが失礼なことを言って申し訳ございませんでした」
「・・・すまな」
男の態度に睨むと
「すみませんでした」
「わ、私はそんなに気にしていないので大丈夫ですよ!自分のことのように怒ってくれた人もいるので」
「ありがとう」
ノートは謝られた後、こっちを向いて
「祥太さん、ありがとう」
俺はノートの言った言葉に恥ずかしくなって顔をそむけた。
一旦、その場は落ち着いて今はエリサさんが何があったのかギルドマスターの部屋で事情を聴いているところだ。
「なるほど、森で依頼をしている最中にいつもならそこにはいないはずの、強さの魔物が出たと」
「えぇ、すぐに引く判断をして街に向かって逃げていたんだけど。そうしたら、今度は横から別の魔物がいきなり出てきて不覚をとって怪我をしてしまったのよ」
「ギルドマスターこれは・・」
「あぁ、スタンピードの前触れかもしれん。今すぐBランク以上の奴に調査に向かってもらうように依頼を頼む」
「分かりま・・」
エリサさんが、立ち上がった瞬間ふらつき倒れそうになったところを何とか受け止めることができた。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫!?エリサ?!!」
「すみません。いきなり頭痛が」
「ギルマス。働かせすぎなんじゃないか?」
「やっ休みはしっかり与えているぞ!」
「私は大丈夫ですので」
そんなことを言いながらも顔色が悪いエリサさんにノートが
「エリサさん。今はしっかり休んで」
ノートにまで心配をされて、観念したのか休むことを伝えた。
「ギルドマスター、今日はこれで上がらせてもらいますね」
「おう、後のことは他の奴らに任せとけ」
「ギルドマスターも頼みますよ。それでは失礼します」
「あ、あぁ」
何とも歯切れの悪い返事をした、ギルドマスターだった。
「信頼がなさすぎないか?」
「うっうるさい!後、お前たちにも調査に向かってもらいたい」
ガロルドは、俺たちにも行ってほしいと頼んできた。
「いいのか?俺たちはまだBランクじゃないぞ」
「今は使える戦力を温存しとくほど猶予はないと思ってる」
いつになく、真剣な顔で言うガロルドに少しかっこいいと思ってしまった。
「それに、お前たちなら何があっても大丈夫だろ」
「ノートの強さに気付いていたのか」
「当たり前だろ、前とは別人だと言われても納得できるほど雰囲気が違う。お前たちの強さに甘えてしまっているのは分かっているが。頼む」
「ギルドマスターが簡単に頭を下げるな。頼まれなくても行くつもりだったからな、依頼として行けるなら丁度いい。その依頼引き受けた」
「任せなさい」
「頑張りますね!ギルドマスター!!」
「ありがとう」
ガロルドはお礼を言って、俺たちは調査に行くための準備をするために部屋を出た。
ちなみに、一緒に部屋にいたロアンとケイティは空気を壊さないように部屋の隅でひっそりとしていた。
こうして俺たちの次の依頼は森の調査になった。
この時エリサさんの様子を見に行っていればあんなことにはならなっかたかもしれない
少しでも興味を持った方、続きが気になった方。
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次回更新3月26日です!




