不幸な少女
この章のヒロイン登場です!
災厄のノートから災厄の魔女に変更しました。
特に何事もなく、クエストはすぐに終わった。
「手ごたえなかったわね」
「しょうがないだろ、もっと強いのと戦ってきたんだから。弱く感じるのは当たり前だ。街に戻るか」
「えぇ、戻りましょう」
街に戻ろうとした時
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
いきなり女性の悲鳴が聞こえた。
「っ!?こっちから聞こえたな!行ってみよう」
「急ぐわよ!」
聞こえた方向に向かって走っていくと、そこには今にも女性を食べようとしているオークがいた。
俺は捕まえられている女性を傷つけないように手加減してオークを蹴りで吹き飛ばした。手加減したといっても相当な威力で蹴られたので、そのままオークは吹き飛んでいき絶命した。蹴った瞬間放り出された彼女を腕の中で受け止めたので、いわゆるお姫様抱っこ状態の彼女に何ともないか聞いてみた。
「ふ~ぎりぎり間に合ったな。けがとかないですか?」
「は、はい!何ともないです!あ、あの助けてくれてありがとうございます!」
「間に合ってよかったですよ」
「強いんですね!!!」
「いや、そんな「ねぇ、いつまでその状態なわけ?」えっ?ごめんなさい!もう立てますか?」
「はい!立てるので大丈夫ですよ」
フィーリアが冷たい目で見てきたので立てるかどうかだけ聞いて降ろした。
「とりあえず、街にむかって歩こうか」
帰り道で彼女に色々と質問してみた。
名前はノート・スチール 歳は16歳
ギルドで依頼を受けて森で活動中にオークがいきなり現れて、不意を突かれてあの状態になったみたいだ。
街に無事につき、ギルドに行って依頼の完了報告をしに行った。
受付にはエリサさんがいたのでそこに行くと
「エリサさん、依頼終わりました」
「えっ!もう終わったんですか?!早すぎませんか。ま、まぁあなた達の実力なら当然ですか。とりあえず素材を出してください」
「どうぞ」
素材の確認が終わると
「依頼通りでしたので、これで完了となります。こちらが達成金となります。それで、後ろの方は?」
「どうも、エリサさん」
「ノートっ!また一人で依頼を受けたの!?あれだけ一人はダメって言ったのに!」
いきなり、エリサさんが大きな声を上げたのでノートは肩をビクッとさせた。
「まぁまぁ、落ち着いて。どうして、彼女が一人で依頼を受けちゃダメなんですか?」
俺は疑問に思ったことをエリサさんに聞いてみた。
「すみません。取り乱しました。それはですね、彼女の運のステータスが原因なんです」
「運のステータス?」
「はい、ノート言っても大丈夫?」
ステータスは大事な情報なので確認をとるエリサさん。
「うん、いいよ」
「許可をもらえたので教えますが、普通は0が最低な数値なのですが・・・彼女の運の数値はー100
簡単にいうともの凄く運が悪いんです」
「ま、マイナス」
驚きの数値は聞かされて、さすがに頬が引きつった。
「そんなことありえるの?」
フィーリアが質問するとエリサさんは
「祥太さん達もきっと遭遇したんじゃないですか?ノートが何かしらの不幸に襲われているのを」
「あっ」
心当たりがありすぎた。
「心当たりがあるんですね」
「えぇ、オークに襲われているところを助けたのよ」
「なっ!?ふぅ~本当に助けていただきありがとうございます」
また怒りそうになったが落ち着いてお礼を言った。
「はぁ、今日はもう帰りなさい。ノート」
「はい」
肩を落としてノートはギルドを出て行った。
「見ろよ災厄の魔女がまた怒られてるぞ」
ギルドにいた冒険者冷たい目をしながらそう言ってるのが耳に入ってしまった。
「あの、エリサさん。災厄の魔女ってどういうことですか?」
「っ!どこでそれを聞きました」
聞いた瞬間エリサさんの目が怒りの色で染まった。
「い、いや耳がいいのであそこにいる冒険者がつぶやいたのが聞こえたので」
「そうでしたか。あとで注意しときます」
この時のエリサさんの表情はとても怖かった。笑っているのに目が笑っていなかった。
「そうですね。個人の情報を教えるのは本来ならいけないことなのですが、いずれは耳に入ると思うので変な情報を聞いてしまう前に私の方から伝えときますね。なぜ彼女が ゛災厄の魔女゛と言われるようになったのか」
語り始めようとするエリサさんの表情はとても悲しい顔をしていた。
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次回更新3月12日です!




