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テンプレ

冒険者編のスタートです!!


久々に長いです!

「はぁはぁはぁ」


周りの倒れた男たちから荒く息遣いをしているものや、気を失っている者がいる。


「はぁ~~」


俺は大きなため息をついた。


2時間前


「いや~本当に助かりましたよ」


「いえいえ、こちらこそ道に迷っていたので俺たちも助かりました」


俺たちは森を抜けたはいいが、なかなか街にたどり着かず暇な時間を過ごしていた時に先の方で魔物に襲われている馬車を見かけたので助けに行きそのお礼兼護衛として乗せてもらっていところである。


「本当にあの時は死を覚悟しましたよ」


「護衛とかは普段つけないんですか?」


「ここの道は前までは魔物なんてでない安全な道だったんですよ。私もこの道を使って10年経ちますが初めて遭遇したんですよ」


今御者しているのはダリアさんていって今向かっている街で商売をしている人だ。


「なにか原因とかあるの?」


フィーリアがそう聞くと


「もっぱらの噂だと魔王のせいとか言われているらしいですけど本当のところはどうか分からないですね」


「・・・そう」


少しフィーリアが落ち込んでいると


「見えてきましたよ!」


「「おぉ~」


見えてきたのは遠目からでも分かるほどの立派な壁だった。


「ダリアさん、あれが」


「えぇ、この国の王都の次に栄えている街・・・ローレンです!」


街に入るために列に並んでいて、自分たちの番がきた。


「あっ!ダリアさんじゃないですか!おかえりなさい。最近この街道にも魔物が出るようになってきたんですが大丈夫ですか?」


「あぁ、襲われましたが」


「えっ!大丈夫なんですか!?」


「大丈夫ですよ。この二人に助けてもらったので」


「ん?君たちは?」


「私たちは田舎から出てきて冒険者になろうとこの街に来ました。その時に襲われているダリアさんを助けてここまで一緒に来ました」


「そうなんですか!ダリアさんを助けていただきありがとうございました!」


「いえ、困った時はお互い様ですから」


「仮身分証を発行しますので、冒険者カードを発行してもらったらまたこちらにいつでもいいので寄ってください」


「分かりました」


「ようこそ!ローレンへ!!」


俺たちは街に入ることができた。


「ダリアさんって凄い人だったんですね」


「そんなことないよ。長くこの街で商売をやっているから顔を覚えられているだけだよ」


そんなたわいもない話をしていると


「ここが冒険者ギルドだよ」


「送ってくれてありがとうございます」


「いいんだよ。これくらい命の恩人にさせてくれ。なにか入用があったらぜひうちのお店に来てくれ安くするから」


「そこはタダじゃないんですね」


「タダほど怖いものはないだろう」


「そうですね」


お互いに冗談も交えながら話をしてから別れた。


「よし!それじゃあ行くか」


「どんなところなのか楽しみだわ」


俺たちが入ると中にいた冒険者たちがこちらを値踏みするように見てきた。あるものは田舎から初心者が来たぞと、もう一つはフィーリアの外見に見惚れている奴らだ。


(これは定番のテンプレがくるか?」


そんなことを思いながら、こんな視線ドラゴンに比べればそよ風にも等しいので気にすることなくカウンターのところまで歩いて行った。


「すみません。冒険者登録したいんですけど」


そう声をかけた受付嬢は耳が普通より長く綺麗な紫色の髪を長く伸ばした綺麗なエルフがいた。


「はい、冒険者登録ですね。お二人とも登録するということでお間違いないですか?」


「はい、二人で」


「冒険者登録は初めてですかね?過去にはく奪されたとかはないですか?」


「どっちも初めてなので大丈夫です」


「分かりました。ではこちらにですね血を一滴垂らして下さい」


垂らすとカードに文字が浮かびあがってきた。


「では登録しますのでカードを一旦お預かりしますね」


そう言ってエルフの人はパソコンのようなもので何かを打ち込み始めた。


「登録が完了しましたのでこちらはお返ししますね。祥太さんとフィーリアさんは初めてということで説明は聞いていきますか?」


「はい、聞いていきます。お願いします、え~と」


「あっ!失礼しました。私エリサって言います」


エリサさんは柔らかな笑みで自己紹介してくれた。少しそれに見惚れると横からプレッシャーが


「ど、どうしたんだよ」


先ほどまでプレッシャーを発していたフィーリアは


「何でもないわ!」


そっぽを向いてしまった。


「えぇ~」


そんなやり取りをみてエリサさんは可笑しかったのか笑っていた。


「失礼しました。とても仲がよろしいんですね。それじゃあ説明させてもらいます」


説明を要約すると


・ランクはE D C B A S SSと七つに分けられている。SSに関しては世界に5人しかいないそうだ。

俺たちは当然Eランクからスタートだ。


・受注できる任務は自分の一つ上のランクまで、一度に受けれるのは3つが限界


・失敗すれば違約金を払わなければならない


・ランクに関して試験を受けて合格できれば最初からCになれるらしい。それ以上はある程度の実績がないと無理みたいだ


・冒険者同士の死闘は禁止


「説明は以上となります。なにか聞いておきたいこととかありますか?」


「試験は今からでも受けれますか?」


「受けることは可能ですよ」


「フィーリアもいいよな?」


「もちろん。早く上がれるなら早いに越したことはないわ」


「だな。じゃあおね」


俺がエリサさんにお願いしようとしたその時後ろから声がかけられた。


「おいおい。新人のくせに生意気じゃねぇか!」


後ろを振り返ると体格のいい禿げた男が立っていた。


「あんたには関係ないだろう」


俺がそう言うと


「生意気なガキめ」


そう言いながら俺を見た後、横にいるフィーリアの方を見た瞬間男は鼻の下を伸ばした。


(これは、もしかしたら)


「ずいぶん可愛い嬢ちゃんじゃねえか。横にいるひょろいガキじゃなくて俺の方に来いよ!」


「結構よ、ただ体がデカいだけの男に興味ないか」


フィーリアの煽りに男はすぐに顔を赤くして


「てめぇ、少し可愛いからって調子に乗りやがって!!!」


怒鳴ってきた。


(こんな煽りにすぐに反応するなんてこいつ大丈夫か?)


俺は別のことを思っていた。


「お前ら確か飛び級試験受けるらしいな!俺がその試験官役やってやるよ!!」


少し話を聞いていたのかそんなことを言い出した。


「エリサさん。彼こんな事言ってるけどできるの?」


「えぇ、一応Cランクなのでできますが」


「じゃあ、問題ねぇな!!そして俺が勝ったらそこの女は俺がもらうからな!!」


いきなり意味の分からないことを言い出した。


「いきなり何言ってるんですか。そんなのダメに」


「あら?私は別に構わないわよ。祥太があなたなんかに負けるはずないもの」


俺の言葉を遮ってきたと思ったら更に油を注ぐフィーリアだった。


「こ・・の・後悔しても遅いからな!!!!!!」


もの凄い形相になりながら、試験場に向かっていった。


「あのなぁ、あまり自分を軽くあんなこというもんじゃないぞ。万が一があるかもしれないんだし」


「あら、私は自分を軽く見てるつもりはないわよ。それに、負けるなんて思ってないんでしょ?」


「それはまぁ、もちろん。あっ!エリサさん場所に案内してもらっていいですか?」


「本当によろしいんですか?今ならまだ引き返せますよ」


「大丈夫ですよ」


自信をもってエリサさんの顔を見ながら言うと何をいっても無駄だと思ったのか案内してくれた。


「こっちです。ついてきて下さい」


案内された場所に着くとそこはコロシアムみたいな形になっていて円形状で一段上には観客席もあった。


(ん?先に行ったはずのあいつがいない?」


「あら?先に行った彼いないわね」


「まぁ先に中央で待っとくか」


3分後足音がようやく聞こえきた。


(やけに足音が多いな)


姿が見えるとニヤニヤとした笑みを浮かべる5人の男がいた。


「なっ!ズクさんどうしてパーティーの人を連れてきているんですか!」


エリサさんが質問すると


「別に試験官は一人って決まっていないだろう」


「決まってはいませんが、それは」


「冒険者が常に1対1で戦えるわけじゃないんだから、これも予行練習だよ」


ニヤニヤしながらまくしたてると


「っ!」


エリサさんはズクとやらの言っていることはあっているのか何も言い返せなかった。


「大丈夫ですよ、エリサさん。時間がもったいないんで早く始めましょう」


「ほら、そいつもそう言ってることだし早く開始の合図をくれよ」


「分かりました。両者の合意が取れたということでこのまま試合を始めます。始め!」


合図と同時にズクが一直線に突っ込んできた。


「しねぇぇぇぇぇぇ!」


(これでCランクなのか?あまりにもお粗末な、別の狙いがあるのか?)


ギリギリまで考えたが何も分からずとりあえず横に避けた。


「新人のくせに俺の剣をよく避けれたな」


「・・・・・」


(嘘だろ)


「へっ!俺の実力にビビッてなにも言い返せないか!」


俺が黙っていたらビビったと勘違いしたのか調子に乗っていた。


「俺一人で十分だったな!!どんどんいくぞ!!!!」


ズクは稚拙な剣術で剣を振るが、子供が棒を振る回しているのと変わらないほどお粗末で欠伸がでるほど余裕で避けれた。


「はぁはぁはぁはぁ」


時間が経つとやみくもに振っていたズクは体力がきれかけていた。


「なんでかすりもしない」


「おいおいなに遊んでるんだよ!」


「時間かけすぎだろズク!!」


見ていた仲間たちが煽り始めた。


「うるせぇ!!!おめぇらも見てないで手伝え!!」


「しょうがねぇなぁ~」


他の4人も武器を取り出して周りを囲んだ。


「時間がもったいないから早くこいよ」


俺は挑発をしてみると


「くそガキが!」


「なめやがって!!!」


見事に怒って突っ込んできた。片手剣をもった男Aが左から斬りかかってきたので右に避けて、右から男Bが斬りかかってきたので避けて、足を引っかけて転ばした。


「ぐへぇ」


なんとも間抜けな悲鳴が聞こえ


すると後ろから槍を持った男Cが突いてきたので槍をわきではさみ、力任せに放り投げた。


「うわぁ!」


連携もくそもない攻撃に俺は飽き飽きしてきて終わらせることにした。


転んでいた男Bが起き上がって


「くらえ!スラッシュ!!」


斬撃を飛ばしてきたので俺は拳で男Bの方にはじき返した。


「なっ!」


まさか返ってくるとは思わなかったのかギリギリで自分の剣でガードしたが衝突した時の衝撃で気を失った。


今度はこっちから突っ込んで男Aに手加減したパンチで殴った。これで男Aも離脱した。殴った瞬間男Cと男Dがナイフをもって仕掛けてきたのでステータス任せのごり押しで避けて意識を奪った。


「これで後は、お前だけだな」


「お前何者だよ!新人じゃなかったのかよ!!!」


「新人だよ。冒険者はね」


含みのある言い方をすると


「くそっ!これでもくらえ!!ダブルスラッシュ!!!」


俺は模倣を使い男Bが使っていたスラッシュを放った。真ん中あたりで技同士がぶつかった。


「ただのスラッシュが上位互換のダブルスラッシュにかてるわけ」


その瞬間俺が放ったスラッシュがダブルスラッシュを破りズクの方に飛んでいった。体の真横を飛んでいきあまりの恐怖にズクは気を失った。


「は~エリサさん判定を」


「え、えっと勝ったのはしょう」


「ちょっとまった!!!!!」


いきなり大きな声が聞こえたと思ったら突然何かが落ちてきた。


「なにやら、面白いことをしてるじゃねえか。飛び級試験やってるんだってな、こいつらじゃ判定ができないから俺がやってやるよ!!」


「ちょっ!さすがに」


何やらエリサさんが慌てているが


「いいよな、エリサ」


男がそういうと


「はぁ~分かりました。しっかり手加減はしてくださいよ」


「それは無理な相談ってやつだぞ。まぁいいから合図を」


「分かりましたよ。どうなってもあなたの責任ですよ!始め!!」


合図があると


「坊主が何者か知らないが油断してると・・・死ぬぞ」


そう言った瞬間男の姿が消え、現れたのは目の前で剣を振り下ろす瞬間だった。


(っ!はや!!)


俺は硬化を使い剣の腹を殴り軌道をずらした。


どごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!


あたりに砂ぼこりが舞った。


「おいおい!マジかよお前何者だよ。あんな対処の仕方をされるのは初めてだぞ!!」


男の元気な声が聞こえてきた。


砂ぼこりが晴れると俺の横には抉ったような傷跡があった。


「ちょっと、ギルドマスターなにやっているんですか!!!」


「はっ!?ギルドマスター!!」


「おう!元SSランクのガロルドだ!今はローレンのギルドマスターをやっている!!よろしくな坊主!!」



少しでも興味を持った方、続きが気になった方。


お手数ですが、ブックマークと下の方にある☆を押して頂けたら幸いです^ー^


次回更新3月3日です!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] …明らかに試験のルール違反と殺人未遂を放置して戦うギルドマスターは人としてどうなの?…正直コイツは怪我すればいいと思いました!…情けない連中を追い討ち気味に叩きのめしてから戦えばいくら…
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