外へ
ようやく外にでました。
そして次回はクラスメイトサイドの話になるかもです。
「結局何があったの?私はあなたが食べられるのを確かに見たわ」
「あぁ、食べられた後俺はすぐに死んでいなかったんだよ。意識はあったんだ、まぁ瀕死ではあったけど」
少し遡る
「くそっ!こんなところで俺は死ぬのか。・・・死にたくない!それにまだ外にはフィーリアがいるんだ」
(現状を変えるにはどうしたらいい?何か使えるスキルはないか、何か・・・何か・・)
周りを見渡しながら考えていると、血を流しすぎたせいで意識が朦朧としてきた。
(やばい、い・しきが。く・・そ)
俺は意識が落ちかけた時何を思ったのか最後の力を振り絞ってドラゴンの肉を喰ったんだ。
そしたら頭の中に声が聞こえてきて。
[悪食がLv 10になりました。悪食が暴食に進化します。暴食が発動します。]
その声と同時に俺の体から靄のようなものが出てきて食らい始めたんだ。俺は体が熱くなって意識が落ちた。
「で、目が覚めたらフィーリアが目の前にいたって感じだな」
「じゃあ、私が見たのはあなたのスキルの姿だったのね」
「そうだと思う」
「まぁ何にしても貴方が生きててくれてよかったわ。あんな別れ方は嫌だもの、それでね・・・ぁりがとぅ」
「最後のほうなんて言ったんだ?小さくて聞こえなかったんだが」
俺は最後の方が聞き取れなくて聞き返すと
「何も言ってないわよ!」
フィーリアはそっぽ向いてそう言った。その頬には少し赤くなっていた。
「さて、階段を探しますか」
「もう動けるの?まだ休憩してなくても大丈夫?」
「大丈夫だよ。今は前より体が軽いくらいだよ、それに早いとここのダンジョンから出たいだろ」
「そうね、あなたが大丈夫って言うなら大丈夫なんでしょう。探しましょうか」
しばらく探してみると
「階段や魔法陣はなかったが普通の木の扉はあったな」
「えぇ、普通の木の扉ね」
「行くか」
取手に手をかけて扉を開けると
そこにはよくある家庭で見るような中になっていた。
「なんだこれ?誰かここに住んでいたのか?とりあえず何かないか探そう」
「分かったわ」
5分後
「なにかあったか?」
「地下にいく階段は見つけたわ、それ以外はただの家具ね」
「何かこの部屋になにかあると思っていたけど何もなにもなかったな。地下にいってみるか」
地下に下りるとそこには起動している魔法陣があった。
「これは・・外なのか更に別の階層に行くのか分からないけどいってみるか?」
「そうね、他に何も見つからなかったから行くしかないわね」
「それもそうだな。よし!いくか」
俺はそう言ってフィーリアに手を差し出した。
「なに、その手?」
「飛んだ先に何があってもいいように手を繋いでいこうと思って、嫌だったか?」
そう言って手を引っ込めようとしたら
「嫌だなんて一言も言ってないでしょ!」
そう言いながら手を握り返してきた。俺はそんな態度に少し笑いかけるとフィーリアはそっぽを向いてしまった。
「ごめん、ごめん。ほら、行くよ」
手を引くと満更でもなさそうな顔をしながらフィーリアはついてきた。魔法陣に乗ると視界が真っ白になり、目を開けると
目に入ってきた光景はどこかの森の中だった。周りを見渡してみると自分たちがいる場所はずいぶん前に朽ち果てた遺跡の真ん中にいた。
「ここは、外なのか?」
「どうやら無事に外に出れたみたいよ。ほら、あれ」
フィーリアが指をさした方を見てみるとそこには久々に見る鳥がいた。
「あぁ、本当に外みたいだな。ダンジョンに普通の動物はいないらしいからな久々にモンスター以外の生き物をみたよ。」
「やったわね。これからどうするの?」
「とりあえず近場の人がいるところに行こうと思ってる」
「そう」
フィーリアはなぜか少し寂しいそうな表情をしていた。
「なんでそんな寂しそうな顔してるんだよ。お前も一緒に行くんだろ?」
「私も一緒に行っていいの?」
「当たり前だろ。ここで、はいさようならなんて寂しいだろ。それにお前ひとりだと何しでかすか分からないからな」
「なによ!その言い方!!」
「ほら、行くぞ」
ちょっと怒ったようなフィーリアを置いて先に歩き出すと
「あっ!ちょっと待ちなさいよ!」
フィーリアは走って追いかけてきた。
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次回更新2月26日です!




