第44話 シャオシャオ・シルバーシュリンプ
「スティング、行っちゃったネー」
地上に戻ったシャオシャオは頭の後ろで手を組み、あざとくほっぺを膨らませた後にラーナの顔を覗き込んだ。……。ラーナはディエゴの一番お気に入りの愛人であるが、少々特殊な趣味を持ちラーナの本命はシャオシャオであり、いろんな意味で「食べたい」と思っている。さらにシャオシャオが属するジナジニアという怪獣は適切に処理すれば新鮮なエビの味がして美味とも聞く。性欲も食欲も満たしたい。それを知ってか知らずか、コケティッシュなカンフースターに刺激された激しい劣情、そして最近増えたスティングの命令にない単独行動によって乱れた統率で、美貌の司令塔は爪を噛んで顔を歪ませた。その口の端からはいろんな意味で分泌された唾液が滴っていた。
「あいつ、信用出来るのかナー? また独断専行が続くと困るよね。だってさァ、確かにスティングが社長と一緒に行動してくれれば社長はスティングのポータルで帰れるよ? でもスティング、どうするかナー? 社長を見捨てちゃったらどうする?」
「シャオシャオはどうしたらいいと思う?」
それは、ラーナの抑えきれぬ動揺の発露だった。平時ならばラーナはパソコンよりも冷静だ。廃熱すら必要ない分、パソコン以上だ。だが、ラーナに平常心を与えるディエゴの不在、そしてラーナの反応を確信犯的に面白がるシャオシャオによって既にファミコン以下になりさがり、司令塔の役割をシャオシャオに委ねてしまっていた。
「ワタシの考えを聞きたい?」
「ええ、聞きたいわ」
「とりあえずワタシとオスカーは帰ろう。ラーナは残っても帰ってもいい。代わりに二軍……“Deep Dope Dojo”の怪獣レスラーを何人か、それから下請けのガスパー・シールズをここに展開させ、社長の退路を守る。これでどう?」
「素晴らしい考えね」
もはやラーナはその言葉が本音なのかシャオシャオへのご機嫌取りなのかもわかっていなかった。またあざとく上目遣いで、周囲をてくてくと歩き回るシャオシャオを見て完全に脳が酩酊していた。
「じゃあ俺は残る」
「聞こえなかったの? シャオシャオがお前は帰れって言ってるのよ、オスカー」
「ジョバーとはいえ、一応俺も一軍戦士だ。俺が指揮を執る」
「お情けで一軍にいるジョバーのお前なんて誰も尊敬してないし言うこと聞かないわよ?」
「そうか。そうかもな。そうじゃないかもな」
「お前の代わりのジョバーなんていくらでもいるの。死にたいなら一人で死ねば?」
「じゃあなおさらここに二軍のレスラーを呼ぶべきだ。俺に代わるジョバーが見つかるかもな。少し冷静になれ、ラーナ。お前がちゃんとしろ」
ラーナはDD興業の副社長であり、興行においてはギミック上のGMであり、ディエゴの最愛の愛人で、さらに司令塔というDD興業の核である。誰彼構わず危害を加えたいというサディズムによる視野の広さと判断力が、今はすべてシャオシャオへの劣情に変わって機能していない。一方のオスカーはジョバー兼清掃員に過ぎない。そのオスカーにたしなめられたことはラーナにとって屈辱だった。
「ポータルを開くわ。……ッ!!!」
ラーナは一瞬にして美貌を醜く歪め、シャオシャオの頭を掴んで床に組み伏せた。非戦闘員とは思えない馬鹿力だったが、その理由はすぐに……というには少しの間をおいてわかった。二人の頭上を、空気を破裂させながら一直線の白い電光が穿ったのだ。危険予知、火事場力。それが、非戦闘員のラーナがトップレスラーのシャオシャオを組み伏せる怪力を実現したのだ。
「あー、これはメッセの電撃だ。意外と早かったね」
「ポータルを開くわ。オスカァーッ! わたしとシャオシャオを守りなさい!」
オレンジ色のツナギの清掃員はモップをトワリングし、電撃の来た方向に立ち塞がって得物を構えた。同時にラーナのポータルが開き、副社長はその穴に怒鳴りつけた。
「“Deep Dope Dojo”!! 出世したいやつから出ろ!」
「メラァッ!」
二つの叫びは同時に近かった。白皙の美貌の電后怪獣は流麗な飛び蹴りをオスカー目掛けて打ち込み、清掃員は的確にガードしたがそれでも一歩押し込まれた。
「ご機嫌いかが?」
「メッセ……」
激しい闘志を燃やしながらも、その立ち姿は実に美麗! 鋭いまなざしすら美貌! 今のラーナは自分が平常心を欠いていることにすら気付いていない。だが、メッセと自分の相性が悪いことを理解していたのが吉となった。無駄に対抗することは合理的ではなかった。
「バロバロバロバロォォォォォ!」
ラーナを中心に複数展開されるポータル! そこから飛び出すのは、DD興業の雑兵ガスパー・シールズだ。メッセは素早く、それでいて落ち着きながら状況を確認する。ガスパー・シールズはおそらく最低でも二十人はいる。一人では少々手に余る人数だ。倒せなくはないが、DD興業の三人の幹部は逃してしまうだろう。
そして、さらにポータルが三つ開いた。今度は……。間違いない。ガスパー星人ではなく、怪獣の波長だ。それも三人……。かなり厳しい。
「副社長! 俺たちも来ました!」
「よく来てくれたわ。特別手当を支給する! 名前は!?」
編み笠級の大きさに育った水色のマッシュルームカットに頭頂部は橙色の水玉模様の怪獣!
丸い巨大なレンズの鏡面ゴーグルに長い鼻のサイボーグ怪獣!
シャケめいて口が尖り、鱗を持った怪獣!
三人がエントリーし、整ったポージングをとった。
「俺は飯塚!」
「俺は大塚!」
「そして俺は長塚! 三人そろって! デカくて安月給、でもどんな技でも揃っているユニット、“イオングループ”!」
メッセはフライングして襲い掛かってきたガスパー星人を一人蹴り飛ばして恥骨を粉砕したのち、闘志を新たに電撃をチャージした。
「イオンの綴りはAEONよ、バカヤロウ」
「でも任せたわ、イオングループ。次回の社報に名前を載せてあげる!」
ラーナは一足早くポータルに飛び込んで消えた。オスカー、イオングループ、ガスパー・シールズに守られたシャオシャオはポータルに入る前に振り返り、眉を八の字にして口元を歪め、極めて悪辣にメッセを嘲笑した。
「アララー。また勝負はお預けだね、でもしょうがないよ。イオングループも昇給と一軍昇格かかってるし、まぁ相手してあげなよ、メッセェ……エエエッ!?」
お調子者は仰向けに転倒し、そのまま悲鳴を置き去りに地面をスライドした。その滑走中に頭上に見えたのは、先程までメッセが纏っていたベージュのロングコート。まだ香水のにおいも熱も残っていた。
「メラァッ!」
裂帛の掛け声と同時に、シャオシャオに振り下ろされる瓦割りパンチ! それを放ったのは内臓や筋肉の存在すら疑わしい恐らくBMI10を切る異常痩身の乳白色の体、そして無機質な能面と、その両こめかみから生えるらせん状の角だった。
メッセだ。メッセは一瞬にして怪獣化し、その尻尾をシャオシャオの足に絡めて逃走を妨害したのだ。だが状況がつかめればさして難しい場面でもない。シャオシャオの格闘技術はメッセの上を行く。
「気功:硬直!」
がきぃん、と金属を殴るような音が轟き、メッセの骨がびりびりと震えた。気功:硬直! それは全身を一瞬のみ硬化させ、シャオシャオを体重と同じ五十キロの石に変える技術である。致命的なパンチを防いだ後は、流れるようにメッセの股の間をすり抜けていく。
「ツイアッ!」
「メラ!」
振り向きざまの能面に放ったトラースキックは素早い腕の動きでブロッキングされる。二人は一旦距離を取り、メッセが能面の奥で嗤うのが聞こえた。
「煽ったな、クソガキ。その一瞬が命取りよ。あそこで素直に逃げてればよかったのにね」
「逃げるチャンスはまだあるよ。メッセを倒すチャンスもね。それにプロレスラーが敵を目の前にして煽らず、何もせずに素通りでご帰宅? ありえない。プロレスラーが敵を見つけたら煽れって孔子も諸葛孔明も哪吒も言ってるヨー。それにメッセを倒し、拉致してディエゴに献上すれば多分インセンティブがつく。ワタシの春節休暇の糧となれ、メッセ!」
明らかにこれは合理的ではない判断だった。
DD興業の幹部は逃がしてしまっても、カタストロフィの現場となった上野においては、追加で招集されたガスパー・シールズとイオングループを確実に処理すべきだった。これではメッセはシャオシャオにかかりきりになり、二十人のガスパー・シールズ、三人の二軍戦士、そして指揮を執るオスカーがフリーになってしまう。絶対に合理的ではない。雑魚を減らすのが最優先だった。
「メラァッ!」
足刀はシャオシャオが簡単にブロッキングし、カンフースターはにたにたと可憐な顔を醜く歪めた。わかっているのだ。シャオシャオはああは言っても、実際は遅延行為で時間を稼げば上野の破壊はガスパー・シールズと二軍戦士が進め、そのうち地下からスティングとディエゴも帰ってくる。それがわからぬメッセではない。
それでもシャオシャオは倒す。何故ならメッセは……。
「“ランペイジ”!」
蹴った足は黒ストッキングじみて色が反転し、ふわふわのわたあめのような髪にいくつもの豆電球が燈る。メッセをエレジーナ史上最強個体へと押し上げた、エレジーナ史上初の強化形態発動だ! 悠長なブロックで時間を稼ぐシャオシャオの首に尻尾を巻きつけ、そのまま引き寄せて……肘でバッティング!
「メラァッ!」
「ツイィエッ!?」
これでいい。平和や終戦、平穏のための合理などアブソリュートマンが考えることだ。メッセは違う。彼女はあくまでも!
「怪獣のケンカは甘くないわよ。メラァッ!」
「ツイエッ!?」
「メラァッ!」
「ツイエッ?」
「メラァッ!」
「ツイエッ?」
「メラァッ!」
「ツイエッ?」
「メラァッ!」
「ツイエッ?」
尻尾で引き寄せ拳のラッシュ! 殴って飛ばしては戻るヨーヨーが横方向に展開され、打撃のたびに電撃が空気を裂いた。そして黒く焦げた布の破片がはらはらと雪のように舞った。そうだ。体勢を立て直すことなど普通は不可能なこの尻尾のヨーヨーと電撃混じりのラッシュに晒されながら、シャオシャオは腕でその攻撃を防いでいた。防いでいた! メッセはうんざりとした。一筋縄ではいかない相手だとはわかっていたが、こいつの格闘技術は想像を絶する。レイやバースといった天稟の体格と怪力による格闘を得意とする戦士は確かにいる。だがメッセからすればそういった手合いの方がやりやすかった。だがあの大黒顕真やこのシャオシャオは、決して恵まれた体格ではないがそれをハンデに感じさせない程の練度を見せる。強度ではなく練度が売りの戦士こそ、その努力の過程に誇りを持ち、それに支えられる精神力もはるかに強い。
「メッ」
「ツイアッ!」
もう一度尻尾で引き寄せようとした瞬間、シャオシャオは足に全リソースを注ぎ込んでバックステップした。尻尾で繋がれてはいるものの、二人の距離はおおよそ五メートルも離れた。メッセの尻尾は伸縮性に優れ、五メートルに伸びることなど何のダメージにもならない。むしろ敵により深く食い込み、より強い力で引き寄せるだけだ。
「死ねぇ! メッセンジャー!」
迂闊だった。
シャオシャオはメッセの尻尾の伸縮、そして五メートルの助走をつけて跳躍し、背骨を軸に回転して彼女そのものがドリルと化した。
スパルタンNo.24! エコーとの戦いではロープの反動を利用して放った必殺技は、今回はメッセの尻尾を利用する! 黒い頭髪と赤い衣装が高速回転して単色になり、さらに回転に巻き込まれたメッセの尻尾の伸縮も限界に迫って筋繊維がミチミチと悲鳴を上げている。
「メエエエラアアアアアッ!」
これは避けることが出来ない。じゃあせめて道連れになってもらおう。メッセは全エネルギーを尻尾に注ぎ、数十万ボルトの電撃を赤黒の螺旋に叩き込んだ。
「メレエエエエ!?」
「ツイエエエエ!?」
二人の美女は同時に悲鳴を上げ、弾丸からは黒煙が上がって白い怪獣は敵の攻撃の着弾地点から血のスプリンクラーを噴き出した。それでも二人は止まらなかった。体を抉られながらも電撃を与え続けるメッセ、体を焼かれながらも敵を切り裂き続けるシャオシャオ。
DD興業の二軍戦士とガスパー・シールズは息を飲んだ。彼らにも戦う覚悟はあった。だが、ここまでやる覚悟があったか? メッセ、シャオシャオの二人と、自分たちでは辞書に書かれている「戦う」の意味が違うのでは?
「ツイアッ!」
回転が終わろうというタイミングでシャオシャオはブレイクダンスに似た動きで着地し、回転の残りのエネルギーを右手に収束させ、鋭い爪をメッセの頸動脈目掛けて振り上げた。もう先程までの小悪魔ではない。悪鬼だ。さっきまでのような相手を舐めた振る舞いも、こうやって自分で始末をつけるという覚悟の上でやっている! ただの慢心ではない! 挑発は戦略! 嘲笑はプロレスラーの職務! そして勝利はシャオシャオの責務だ。
「メラァッ!」
がぎぃ!
通常よりも格段に耐久力が下がる怪獣化でスパルタンNo.24を受けたメッセは既に死に体だった。だが、彼女にも怪獣の執念がある。無防備な急所を狙って繰り出された爪の一撃は、能面の額で受ける! そして実際その執念は功を奏し、面に傷がつくだけで済んだ。もしシャオシャオの威力が面を壊す程のものであれば、頸動脈ではなく眉間に食らって死ぬだけだ。だが頸動脈に食らっていればその時点で死ぬ。面で受け、強度に賭ける以外に選択肢なし!
「しぶといやつめ」
「メガァッ!」
「ツイエエエエ!?」
シャオシャオは爪が能面に食い込み、引き抜くのに少々時間を要している。チャンス! 口を限界まで開き、その中の艶めかしい舌の先端からエレジーナ超電磁流! あまりの高出力に髪に混じる豆電球が一つ残らず爆発し、全身がショートして体色が純白に戻った。今の一撃で強化形態すら使い切ってしまったのだ。そしてその電撃を至近距離から食らったシャオシャオは柱のように一直線で極太の電撃をまともに受け、十メートル程後退して黒焦げで仰向けに倒れていた。
だがメッセとて無事ではない。腹部からの無視出来ない出血を電撃で焼き塞ぎ、ダメージと痛み、消耗で片膝をついた。今はこれが許される。敵もすぐには戦えない。お互いにすぐに戦闘再開は出来ないからしばし休息だと二人の考えは一致していた。
「……」
どっどどどうどどどうどどどう。
まるで怪獣の唸りのような物凄いアイドリング音がメッセの背後で轟いていた。全身の感覚が鋭敏なメッセだが、今のシャオシャオとの攻防ではこの排気量一三〇〇CCのモンスターバイクの存在にすら気付けなかったのだ。
「エコーか」
「そうだ」
どしん!
一五〇キロの巨体女子プロレスラーがバイクから飛び降り、その衝撃は地下二〇〇メートルの上野地下宝物殿まで響いた。だが、ド迫力の一挙一動とは裏腹に、彼女の言葉も感じる空気も静謐で穏やかだった。今までのエコーとは完全に別人だった。
「そういえばあんたには、あのおチビちゃんと因縁があったわね」
気息奄々、虫の息、青色吐息。それでもメッセの声は力強く、周囲を恐怖させる程だった。だが、エコーは平然としていた。かつて自分を簡単にぶっ飛ばしたシャオシャオに、私的な制裁を加えにも行かない。今はただ、立っているだけだ。だが、エコーを認識した途端にメッセの意識に流れ込むエコーという人間の情報の波……以前のように気泡を孕んで真っ白になった荒波ではなく、静かに静かに押し寄せる夕暮れのハワイのグリーンの海のようだった。もう腐れジョックではなかった。
「あのガキはわたしが倒す。エコー。お前は別のことをやれ」
「別のことって?」
「自分で考えろ」
「よかった。具体的にこうしろって言われなくて。わたしら自分でやるべきことを決めてここに来ていた。ここにはDD興業の下請けのガスパー星人と二軍戦士がいる。わたしがするべきことは何だ? そうだ。わたしは戦うよ。だからメッセ、シャオシャオは任せた」
……。もう少し回復に充てる時間が増えそうだ。エコーはもう今までのような生意気なだけのクソガキじゃない。何があったかは知らないし、知ったことではない。だがエコーが他の敵に対処してくれればメッセの目はよりシャオシャオにフォーカスする。
「アナタはやっぱり宇宙最高の女ね、メッセ」
「紅錦鳳落……今はディグニーと名乗っているんだっけ? あんたがエコーを?」
「さぁね。アタシはあの子用に特別にプログラムを組んだわけじゃない。でもあの子は変わった。それが正しいのか、変えてしまった身として見届けに来た」
エコーがモンスターマシンの後ろに乗せていたのは、エコーに負けず劣らずの巨大で女装家の賢者。かつての戦いで一生モノのハンデとなった足を引きずり、メッセの肩に触れた。
「あんたはもう戦わないんじゃないの?」
「ええ、戦わない。でも見ることは出来る」
「そう。あんたも好きにすればいいわ」
「ええ、そうするわ」
巨漢の尼僧はおぼつかない足取りで愛弟子というには付き合いの短い若者を追った。エコーはまだ実寸と同じサイズにしか見えないが、ディグニーの存在感はすさまじく銀嶺が歩いているようだった。
法力。精神が完成に至ったディグニーの持つ力は、意思の弱いものに強い畏怖を与え、攻撃することが出来なくなる。当然、メッセとシャオシャオの一分にも満たない攻防に臆した雑兵がディグニーを攻撃出来るはずもない。
そしてシャオシャオに負けた頃のエコーならディグニーを殴ることは出来なかっただろうが、今ならおそらく殴れる。ディグニーを殴れるようになったエコーはただのデカブツでは済まない。ブロンコが拓き、レイが敷いた怪力肉弾派アブソリュートマンの道の歩き方を作るアブソリュートマンになっているだろう。
「これで五分とは言わないけど、お前を有利はかなり減ったわよ、シャオシャオ」
「フッ。フッフッフッフ。ウフフー!」
仰向けに倒れたままシャオシャオは笑い、その吐息で彼女の体から上がる黒煙が渦を巻いて拡散した。
「問題ないネー。さっきまではDD興業だけが囲ってたランバージャックデスマッチ。今はそっちに二人増えたランバージャック。プロレスラー舐めるなよ」




