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最終章

前回第10章が短かったので2話同時更新しています。

第10章がまだの方はひとつ前から読んでください。

「それじゃぁ・・・」

搭乗時刻となりかすみは搭乗口の中へと入って行った。

「あんまり無理するなよ。」

俺はそう叫び手を振った。

かすみもそれに答えてくれるように大きく手を振ってくれた。

「さぁ、帰るか・・・」

かすみの姿が見えなくなり俺は一緒に来ていた弥生と祐にそういった。

「これでよかったの??」

弥生が俺に言い寄る

「俺もかすみさんは日本に残るものと思っていました。」

ため息混じりに言う祐

「私もよ。なにより兄さんが何も言わずすんなりかすみさんを向こうに帰すなんて」

俺には二人の言葉はまったく聞こえていなかった。

昨日 かすみは退院した。

総理にウチまで送ってもらい俺の元に戻ってきた。

目が覚めたとき 違和感をあった。

隣で寝ているはずのかすみがいない・・・

俺はベッドから飛び跳ねて起きた。

服なんてかまわず部屋を出る。

真っ暗だった・・・

全然人の気配がなかった。

俺は再度部屋に戻り服を着て玄関へと向かった。

「あっおはよう。ご飯食べるでしょう?・・・どこか行くの??」

靴を履いて外に出ようとした瞬間 玄関が開いた。

そこにはコンビニの買い物袋を持っているかすみがいた。

「・・いやどこにもいかない。コンビニに行っていたのか?」

慌てた俺はなんだか恥ずかしくなりかすみの顔を見ることなくリビングに戻った。

「卵がなかったから。大沢さんよく寝ていたし。」

袋から商品を取り出しながら言った。

俺はテレビをつけソファーに座った。

「今日お休みよね?一緒に行きたいところがあるのだけど。」

かすみの行きたいところは安易にわかった。


「ママ終わったよ。」

かすみはそういい黙ってしまった。

きっと心の中で語りかけているのだと思う。

「大沢さんありがとう。」

かすみの横顔にみとれて俺はいきなり振り返ったかすみにびっくりした。

かすみは立ち上がり俺を真っ直ぐに見た。

「最後まで見届けさせてくれて。私、午後の便でイギリスに戻ります。」

そんな予感はしていた。きっとかすみはこの事件が解決したらここにいる理由がなくなり帰ってしまうと・・・しかしまさか今日だったとは・・・

「・・・そうか。気をつけてな。」

それしか言葉が出てこなかった。俺は自分で思っていたよりもずっと弱い人間だ。何度体を重ねても俺はかすみに自分の気持ちを伝えていない・・・正直どういえばいいかわからない・・・

「私偶然でも大沢さんに会えてよかった。」

俺だってかすみに会えてよかった。

「そうじゃないときっと私はここにいない。日本に来た時の気持ちのままじゃ・・・私ね、彼を止めようと思っていた反面 彼のこと応援している自分もいたの・・・」

そんな風に思っていたのはお前だけじゃない・・・俺だって中谷の気持ちがわかるやり方が違うだけで同じことをしていたのかもしれな・・・

「大沢さんと会えたのはママと佐久間さんのおかげかもね。」

そうだな・・・きっと二人からの大切なプレゼントだな。

「彼の息子があなたでよかった。」

俺だってそう思っているよ。

「その繋がりだけでも私には嬉しい事だから・・・これからもきっと頑張れる!!」

もう・・・なにも考えられなかった。気が付いたらかすみを抱きしめキスをしていた。

「それだけの繋がりでお前はいいのか??俺には我慢できないんだけど?ただの親切心でお前を部屋に招いたと思っているのか?」

俺はかすみを離さなかった。かすみも俺から逃れようとは思っていないらしく大人しかった。

「私たち普通の出会いをしてないわ・・・」

涙を我慢しているのがわかった・・・

「だから??」

俺は続きを促した。でもかすみは俺の腕の中で 首を横に振るだけだった。

「提案なんだが、親父たちが出来なかったことを俺たちがやるってのはどうだい??お前と親父は本当の家族にはなれなかった。かわりに俺たちが家族になれば いいと思わないかい??」

そう同じ家族にはなれる・・・

「かすみ結婚しよう。イギリスに戻るのはかまわない・・・でも日本に戻ってほしい。俺は待っているから・・・こっちに 戻ってくれないか?出来ればその・・・早めに・・・」

俺の心臓はバクバク言っていた。俺はかすみの返事を待った。しかしいくら待ってもかすみからの反応は無い・・・

「・・かすみ?」

待ちきれず俺はかすみの顔を覗き込んだ。

「おまっ!!泣き過ぎだよ・・・」

涙が止まらないのかつらそうな顔をしているかすみが腕の中にいた。そんなかすみを見てオレはついつい笑ってしまった。

「・・だって大沢さんが・・・」

少しずつ落ち着いてきたかすみ

「かすみ返事がほしいのだが・・・」

ちょっと・・・いやかなり不安になり言った。

「その前に肝心なことを言ってないわよ。」

鼻をずずっとしながら言うかすみ

「愛してるよ 君だけをこれからずっと一緒にいてほしい。」

俺はかすみから離れ』向かい合う形にし 手を握った。

「はい。私もあなたのそばにいたい。最初なんて意地悪な人って思っていたけど気が付いたらあなたのことを愛してしまってたから。本当はあなたがどう思おうと私はすぐにでもこっちに戻ってくるつもりだったわ。」

そういい俺に抱きついてきたかすみ

俺は抱きしめかえした。

「なにひとりでふけこんでるの??気持ち悪い・・・」

容赦の無い妹の突っ込み・・・

あいつはすぐにも戻ってくる俺の元に・・・

「弥生お前らが集めた式場パンフ必要ないところでいいからくれ!!」

いきなりの俺の発言にびっくりする二人

「はっ!!いつの間にそんなことになってるわけ・・・」

さて、かすみが戻ってくるまでに宿題を片付けないとな。


ありがとうございました。

拙い文章をそのまま載せるには抵抗がありましたが自分への戒めですww


本編終了ですが後日談的な番外編が1本あります。


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