表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
公平と平等  作者: かわいかつひと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
21/33

信仰という麻酔

神様も、陰謀論も、パラレルワールドも。


それらは「あるかもしれないし、ないかもしれない」

けれど、どちらであっても——今日の現実は変わらない。

わからないものは、考えてもわからない。


信じるとは、理解ではなく、鎮静です。

不確かな不安に意味を塗って、眠らせる行為。

「きっとそうだ」「きっと大丈夫」——その言葉が必要なうちは、まだ不安の中を生きています。

本当に信じているなら、不安はもう存在しない。

だから多くの「信仰」は、信じているのではなく、そうあってほしいと願っているだけです。


人は、真実を知りたいのではありません。

安心して眠りたいのです。

そういう構造だ、という話です。


「信じる」という行為には、疑いが内蔵されています。

疑いがなければ、信じる必要がない。

信じようとする力が強いほど、その裏に抑えている疑いがある。

疑いが完全に消えれば、「信じる」という言葉も一緒に消えます。


だから問題は、何を信じるかではありません。

なぜ信じなければならないのか、です。

その問いを持てるなら、信じることも道具になります。

持てないなら、信じることに使われています。

意味を塗る前の現実は、思っているより静かです。

怖くもなく、救いもなく、ただそこにある。

その静けさに、耐えられるかどうか。

信仰の深さとは、その耐性のことかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ