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公平と平等  作者: かわいかつひと


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12/19

与えられた善意ほど、裁きも強くなる

良いことをしようとしている人が、いちばん人を傷つけることがあります。


悪意があるわけではありません。


むしろ逆だと思います。「これは良いことだ」と信じれば信じるほど、自分と同じ基準で他者を測り始めます。


なぜか。




善意の裏側


旅行から帰ってきた人が、職場にお土産を買ってくる。


そうしたかった場合も、そうすべきだと思った場合もあるでしょう。


でもいつの間にか「買ってこない人は気が利かない」という眼差しが生まれる。


自分が当たり前にしていることを、しない人が目につき始める。




ボランティアに参加し始めた人が、しばらくすると変わることがあります。


最初は純粋に「やりたいからやる」だったものが、


気づくと「なぜあの人はやらないのだろう」という眼差しに変わっている。


口には出さなくても、参加しない人が無関心に見え始める。




大きな善意でも、小さな善意でも、同じことです。




正しさを握ると起きること


「これは良いことだ」「こんな時はこうするべきだ」と握った瞬間に、その基準は自分の外にも適用され始めます。


良いことをしている自分と、していない他者。


するべきことをしている自分と、しない他者。


その構図ができると、善意は知らないうちに裁きの道具になります。




相手を変えようとする。


理解させようとする。


間違っているから。


それでも変わらないと、失望するか怒りになる。




でも、相手が変わらないのは当然です。


その人はあなたではありませんから。


押しつけが生まれるのは、相手がおかしいからではありません。


自分が「正しさ」を握っているからです。


押しつけたくなる気持ちが、それを教えてくれています。




純粋にしたいからする、それが動機。それだけでいい




ボランティアをしたいなら、すればいい。


お土産を買いたいなら、買えばいい。


ただ「したいからする」だけなら、他者がしないことは関係ありません。


他者の選択は他者のものです。


正しさを手放すとは、善意を捨てることではありません。


「良いことだからする」から「したいからする」へ、動機が自分に戻ることです。


そこに戻ると、押しつける必要がなくなります。


裁く相手もいなくなります。


そこに葛藤や悩みはありません。


したいことを、ただしている状態です。




自分の気分を他者に委ねない、ひとつの考え方です。

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