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公平と平等  作者: かわいかつひと


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他人と私が釣り合うのは

支配されることは、安心できることです。


支配することも、安心できることです。


常識的に考えれば、どちらも嫌なものです。


でも実際には、お互いに引き合います。


なぜか。




安心の正体




人は幼い頃、誰かに従うことで安全を得ることを覚えます。


親の顔色を読み、期待に応え、怒らせないように、喜ばせるようにする。


それが「安心」の最初の形です。




従う側だけではありません。


従わせる側も同じです。


誰かをコントロールできている間は、自分の不安が見えにくくなります。


支配する側と支配される側は、対立しているように見えて、同じ不安を別の方法で処理しています。


だから引き合うし釣り合いも取れる。


天秤のように。




手放せない理由


たとえば、こういう関係があります。


連絡が遅いと不機嫌になるパートナー。


謝り続けることで関係が保たれる。


苦しいのに、離れられない。


離れられないのは、意志が弱いからではありません。


その関係の中に「安心」が埋め込まれているからです。


不満や我慢があっても、その構造が壊れることの方が怖い。


思い切って離れても、自分の中の構造が変わらなければ、気づかないうちにまた同じ関係を作ります。


場所が変わっても、引き合うものが同じだからです。




構造を見る


支配と安心が結びついている間、人はその関係を「普通」と感じます。


当たり前すぎて、疑いません。


その構造に気づくのは、外から見たときです。


誰かの支配関係を見て、非難したくなることがあります。


でもその非難の裏には、たいてい羨ましさか、自分の不安が隠れています。


相手を見ているようで、自分の構造を見ています。




支配と安心の結びつきは、気づかないうちは見えません。


見えていないものは、選びようがありません。


お互いの関係が成り立っている時、釣り合っているものがあります。


天秤のように。

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