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公平と平等  作者: かわいかつひと


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13/19

応援されなくてもやりたいこと

生きることは本来、もっと楽で、もっと心地いいものです。


疲れたら眠れる。


水を飲めば落ち着く。


呼吸が深くなると、身体が緩む。


生命はいつも、楽な方向に戻ろうとしています。


それなのに、恒常的に苦しい人がいます。


その苦しさの多くは、外から来ていません。




「こうあるべき」


ストレスは外から受けるものと教えられます。


しかし実際は、いつの間にか自分の中に入った「こうあるべき」で自分で作ります。


親から、学校から、職場から。


気づかないうちに積み上がって、いつの間にか自分の基準になっています。




その「こうあるべき」に従うとき、身体は先に反応します。


たとえば、喉の奥が少し詰まる。呼吸が浅くなる。胸の前が固くなる。


頭ではわからなくても、身体のほうは固まる。




逆に、自分の感覚を通した選択をしたときは違います。


深呼吸が一度入る。


肩が下がる。腹の底がじわっと温かくなる。


派手な快楽ではなく、戻っていく感じです。


「こうあるべき」が強くなるほど、この身体の声が聞こえにくくなります。




それ、誰にもバレないならやりますか


自分の選択に「こうあるべき」が混ざっているかどうかを見分ける問いがあります。


それ、誰にもバレないならやりますか。


「やらない」が出るなら、動機の主成分は承認です。


誰かに良く見られたいから、やっている。


「やる」が出るなら、少なくとも承認だけではない。


ただし、承認そのものは悪くありません。


あったら嬉しい、なくてもやる、という承認なら問題ない。


問題になるのは、否定されると動けなくなる承認です。




もう一つ。


否定されると分かった瞬間に、その選択の熱が消えますか。


消えるなら、承認が燃料になっています。


消えないなら、承認が混ざっていても芯は別にあります。




小さく練習する


問いが分かっても、いきなり大きな選択には使いにくい。


今日食べるものを、誰の目も気にせず自分の感覚で選ぶ。


そして今日やらないことを一つ決める。


嫌だからやらない、そんなのでいい。


快を選ぶだけだと言い訳できます。


不快を切ると、嘘がつきにくい。


この小さな反復が増えると、「こうあるべき」の音量が下がって、自分の音量が上がります。




大切にしたい自分の感覚


外の正解が崩れても、戻る場所は作れます。


自分の感覚を裏切らない、という基準です。


それが手に入ると、「こうあるべき」はもう、あなたを脅しで動かせなくなります。


自分の感覚に戻ることは難しくはありません。


身体が先に知っているから教えてくれます。

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