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サポートキャラに悪役令嬢の魅了は効かない  作者: 宇和マチカ
番外編

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番外編そのなな チョコレート&塩プレッツェルの日

移動しました。本来は11/13に大遅刻してますポッキー&プリッツの日にちなんで!

時系列は番外編そのごの後辺り。

ジャンルが恋愛だと言う事を思い出すためにも!!

義兄さまがまた色々企んでいる話です。

とある11月の11日。


私は本でも読むか~と机を見たら、手紙が載っていた。

……何だこりゃ。

端が切り絵になっている、女子力に溢れた薄いピンク色の封筒のようだ。

…細かすぎてよく分からんが、何の柄コレ?ケーキ?雲?

……綿菓子にも見えるな。取り敢えずアーティスティックな可愛い感じの奴。

自分のセンスが無い事が如実に分かるわね。

取り敢えず可愛いに関する語彙力募集中だわ…。何だ、何を読めばいいんだ。


しっかしこんな洒落た事してくるような差出人は知り合いに居たかなあ。

……私知り合いの数が少なさ過ぎるし、考えるまでもなく…居ない気がするんだけど。

取り敢えず私は破らないように気を付けながら…あ、破れた。

…取り敢えず慎重に封を切る為のペーパーナイフを探した。


私のペーパーナイフは白い陶器製で、持ち手に青い模様が…ウチの家紋…でいいのかな、が付いてる奴だ。

最初は割りそうで怖いと思っていたが、中々丈夫でかつ可愛い。

前に、義兄さまの机の引き出しにやたらペーパーナイフが突っ込まれているのを見た私が、そのちょっと大きめの同じものを可愛いと言ったらしい。

覚えていないし強請った覚えもからっきし無いが、すぐに私の手に合うようなものが用意されたと言う訳だ。

で、まあ義兄さまはお揃いがいいんだそうよ。

態々作らせてまで渡されたので、拒否権ないでしょ…。

めんどい人だわ。因みに義兄さまは私が貰ったものと同じのをメインに使っている…。

…好きなの使いなさいよ。


余談だが、義兄さまの引き出しの中のひとつには、ペーパーナイフが何故か一杯。

その中のどれかを譲って貰っても良かったんだがな…。勿体無いし。

ペン軸を折ってるのは偶に見るが、ペーパーナイフが何であんなに一杯有るのかしら?

謎だわ。



って話が逸れたわね。取り敢えず封を切ろう。

刃も無いのに切りやすくて、不思議よね。

……あ、後ろに送り主の名前が…。


まあ何時も常に見た事のあるお名前と字…アレッキオ・ユール…。

……義兄さまじゃねえか!!

何なんだよ!?

一緒に住んでんだから口で言えよ!!面倒くさいな!!



何々…。


『僕の愛する可愛いアローディエンヌへ

午後のお茶の時間は一緒に摂ろうね。

ちょっと思いついたことがあるんだ。

アローディエンヌと一緒にやってみたくてお手紙書いちゃった。

15時だよ、必ず食堂に必ず来てね。


君のアレッキオより』


……えーー何なんだよ。何だか面倒な予感がひしひしとするわ。

もうモブな男に変えられたりとか無いわよね?

どうせ殿方に変身するならイケメンに……ならないわね。

だって元が私だもの。モブDNA辛いわ。

本当にアレは誰得だったの。

……って義兄さまか。義兄さまって本当に趣味悪いわよね。


どうでもいいが、何で一緒の家に住んでる私に、こんな女子力高いレターセットにスゲエ凝った綺麗な字を書いて手紙出して…置いて来るんだ。

無駄だろ。

……無駄なチートを披露しやがって義兄さまめ。

でも行かなかったら迎えに来そうだわ。面倒な。


まあそんな訳で、私は義兄さまに呼び出されたが、

その後廊下で普通に会った。

当たり前だな、おんなじ家に住んでんだから。

オマケに義兄さまのお部屋と私の部屋は同じ階だからな。

……この別邸、3階建てだからまあまあ部屋余ってんだけど、何故固まって住むの?

掃除の関係なのかしら。まあ別にそんなに他の部屋に用事もないのに行かないけどさ。

…そうよ、おんなじ家に住んでんだけど何故態々手紙で呼び出す。

しかも食堂に!!

もう!朝食時の時に言えばいいじゃない!!

いつも通り一緒に居ただろ!!


「……義兄さま、コレは何かしら」

「お手紙だよお、アローディエンヌう」


分かっとるわ!!


「何です?思いついたことって。くだらない事だったら部屋に戻りますけど」

「えー、くだらなくないよお」

「だったら何をするのか教えてください」

「だあめ。内緒ー」


頬を義兄さまの繊細な手でグニグニされた。

何すんだよ。面倒だから放っておいたらひたすら頬を揉まれる。

しつこいな……!!眉間に皺が寄るわ!

と思ってたら眉間にキスが降ってきた。


「お楽しみにだよ、アローディエンヌう」


もう1回キスが頬に降って来て、やっと解放された。

……やっと戻って行ったわね。

と言うか最早リアクションすら取れなくなるほど慣れて来たな、義兄さまの分厚い構いっぷりに。


はあ……15時か。

何やるんだろうな。

人生を覆すような変な事や、変な扉を開きそうなエロイ事だったら流されずに速攻逃げよう。

これ以上訳分からん目に遭いたくない。

ただでさえ他人に理解されがたい経験をしているんだからな…。



自宅です。でもお約束を破ってサボりたいです。

基本私って真面目と言うか頼まれたら断らないタイプに育ってしまったのね。

私は食堂前の扉前に来ています。15分前です。

……自分ちで何やってんだろうな。

何だか虚しくなって私は扉を開けた。


「待ってたよー」

「……何分前にいらしてましたの?」

「ついさっき」

「1時間前ですか?」

「そのくらいかなー」


返事になっとらんわ、義兄さま。

私は義兄さまの隣…定位置に座らされた。


「それより見て見てー」

「見てますけど、何ですこれ。」

「プレッツェルだよ」

「プレッチェ……プレッツェルは…何かこう、丸かったのでは?」

「言い間違いするアローディエンヌ可愛いねえ」


よしよしと撫でられたが、放っておく。

取り敢えず……この世界にもプレッチェ…プレッツェルがある。

固いめのこう…丸に…こう捻った模様のパンって言うの?

たまに朝食に出たりもするわ。

棒状の奴は前世では人気お菓子になってたわよね。チョコ系味と塩系味で名前が違う奴。

ご当地とか、ちょっとお高めのも有ったりしたわね。食べた事多分ないけど。

……昔は好きだったような、気がするわ。


で、目の前には…某人気お菓子と同じような大きさで、棒状のプレッツェルが……小さめの花瓶のような食器に一杯ぶっ刺さっている。

……理解しがたいわ。

何だよこれ。


「これにね、溶かしたチョコレートを付けてー食べるのが流行ってるんだってー」

「…………へえ」


あ、横に液状のチョコが薄紫色の小花柄の器に入ってる。

普通、蝋燭で温めるとかしなくていいの?何で固まらないの?どうなってんの?魔法?

しかしまんま、Pが頭文字の…某お菓子じゃねえか。

でもまあ…パンにチョコを付けて食べるって…其処までオリジナリティ溢れる発想でも無いな。

チョコパンとか売ってる…でしょうし。

まあ、実際パン屋に買いに行ったこと無いけどさ。


「それでえ、これを咥えてー恋人同士で両方から齧り合うらしいよ。

最後はキスで終わりらしいね」


某…ポッ●ーゲームじゃねえかああああ!!

そしてさりげなくルール変わってるうううう!!

それ、折れたら負けな奴だろ!?キス関係ない!!

いや、最終目的はそれかもだけど、さりげなく奥ゆかしく隠した上のキャッキャウフフイベントの筈ーー!!

そして誰だああああそんなバカップルイベント考えたアホは!?

後義兄さまの耳に入れたバカ野郎はあああ!?


「ちょっと待った!!何処でその情報が!?」

「隣の国らしいよー」

「はあ!?何でそんな…」


誰 だ よ !?

そんな発想した奴ふざけんな!?

もしかして隣の国に転生者とか居ないだろうな!?


「だからー、アローディエンヌう」


義兄さまが、チョコを塗したプレッツェルを目の前に差し出してきた。

……おい、やるなんて一言も言ってないんですけど。

めっちゃ寄り目になるわ!!


「僕咥えて動かないでいるから、アローディエンヌが食べ切っていいよ」


違う。絶対違う。そんなルールじゃない。

それは私の知ってる某ゲームじゃない。

誰だ改竄した奴は。

義兄さまか!?


「………義兄さま、やるなんて一言も」

「君からキスして貰える機会だなんて嬉しいなあ。いい日が有るものだねえ?」

「だから義兄さま……」


そんなイベントじゃねえっつってんでしょ!?

いや、言ってないけど!!破滅フラグしか無いから言わないけど!!


「早くしようよー。ルーロとドートリッシュ夫人が来るよ?」

「はあ!?」


何時そんな予定が!?

聞いてねえんですけど!?


「………ふぁーふゃふー」


形のいい唇に加えられたプレッツェルがゆらゆら揺れている。

……プレッツェル加えてても美形は得だな!!

食べ物咥えて…こう、可愛いのって、よっぽどよ!?

くっそう……。あざとく頼めば大概何でも叶えて貰える奴はズルいよな!?

暫く放置してみたが、小首をこて、と傾げられただけ。


……しつけえし義兄さま!!


「……食べりゃいいんでしょう!?食べれば!!」


ええい、女は度胸よ!!

…と、機転ね!?


「…あ!!」


私は義兄さまの咥えたプレッツェルを抜き取ってそのままガリガリ喰らい、

容器に刺さっている物を全て攫った!!

そしてバリバリと喰らった!!

喰らってやったわ!!

……あれ、シンプルだけど思ってた味と違って結構おいしいな!!意外!!


「げ、がふっ、ごふっ!!」


ハハハハ!!

ざまあみろ義兄さま!!

偶にはモブだって出し抜いて歯向かうのよ!!

って……めっちゃ…喉に来るな!!

バリッバリしてるから口の中超乾く!!美味しいけど!!


「あーあ、アローディエンヌったらあ、ハイお茶だよお」

「有難うご…ざい…みゃす」


義兄さまがお茶を渡してくれた。

あれ、……案外悔しがらないな。珍しい。

……柑橘系の香りが爽やかね。ふう、生き返るぜ。


「可愛いねえ、アローディエンヌ。

僕が作ったの美味しい?」

「はあ!?これ義兄さまがお作りになられた!?」

「うん。チョコも溶かしてツヤツヤにしたよ」

「義兄さま、お菓子も作れますの?」

「やり方聞いて混ぜて捏ねて焼いたよ」


………スゲーな義兄さま。そんな適当な説明で普通は出来ないよ……。

流石チート。

私にこんな羞恥プレイを遣らせるために無駄な労力を…。


「だから、まだやたら有るよ」

「………ぐ!?は?!やたら!?」


私は喉の痛みを忘れて叫びたかったのだが、叫べなかった。

今何と言った義兄さま。

……やたら有る、だと!?


「じゃあっじゃあん」

「はあ!?」


そして、義兄さまが持ってきたお皿と器でテーブルには……所狭しと目にも鮮やかな…プレッツェルが並んだのだった。

……器も花柄から波模様やら何か…やたら凝ってるわ。

凄く女子力高いテーブルになってるわ。

……呆然とするしかないわ。何だこれ。


「これがねえ、干して砂糖漬けにして刻んだレモンとオレンジを混ぜたのを塗したの。あ、チョコじゃなくて砂糖掛けにしたのにしたのに塗したのも有るよ。固いめの木の実を砕いたのを塗したのも。それからねえ、塩味なのが粉にしたチーズとハーブ類を混ぜたのが有るね。それからー」

「多い!!」

「どれが好き?」

「どれも美味しそうだと思いますから普通に食べましょうよ!!」

「照れ屋さんのアローディエンヌ、プレッツェル越しが恥ずかしいの?

じゃあ普通のキスでいいよ?」

「いいよじゃない!!良かない!!」


しつけえ!!

木の実付いたプレッツェルで頬っぺた突いてこないでくれ!!イラッとする!!


ん?

プレッツェル持ってる義兄さまの手が…何時も爪の先まで綺麗な手に傷が出来ている。

中指の付け根の位置に…ちょっと深めの傷が。

……まさか、これ作るときに怪我したの?


「……義兄さま、その切り傷は?」

「あ、これえ?……ちょっと失敗しちゃった。えへえ」

「……お珍しい。大丈夫ですの?」

「ちょおっと痛かったかな。久々に怪我したからねえ」


……久々か。そうだよな、義兄さまは基本チートだもんな…。怪我なんかしないわよね。

それなのに、慣れないことをさせて私の為に怪我させてしまったのか……。


「回復魔法とか使いませんでしたの?」

「あのねえアローディエンヌ、回復魔術は自分には使えないんだよ。

自分に魔力が循環するだけだからねえ」

「……私が回復魔法を使えれば良かったのに」


……私は桶の水を掻き回すと言う訳分からん魔法しか使えないし…。

せめて高速で回せたら洗濯機くらいの利用価値は有ったのだが、無理だ。

……役立たねえ。


「?……アローディエンヌ、どうしたの?」

「義兄さまに慣れないことをさせて怪我迄させたのに、

私は不甲斐ない上に心が狭いなあと自己嫌悪を」

「あーーー。うん…えっとお……傷が気になるの?」

「そりゃそうでしょう」

「……キスしてくれたら、治るかも」

「……」


いや、治る訳無い…と思ったがさっき義兄さまが言ってたな。

回復魔法を自分に掛けたら、自分に魔力が循環するって。

と言う事はだ。

自分との間に何か挟めばイケるとか?


「……私越しに回復魔法掛けたら治る的な感じですのね?」

「わあアローディエンヌ賢おい……試したこと無いけどね?そういう考えもありかな?」


……何で視線を逸らすんだよ。何か胡散臭いな。

……でもなあ、私の為に怪我した傷だし……。

まあ今更義兄さま相手に減るもんでも無いしな……。


「……分かりました、ががっと済ませましょう!!」

「わあアローディエンヌ思い切りがいいね。そういう所も大好きだよ」



私は立ちあがり……義兄さまの顔を眺めた。

上から眺めるのって…まあ、たまにあるけどあんまりない。

フワフワした燃えるような赤い髪の下に白いおでこ。

髪の毛と同じ色の睫毛はふさふさで長い。その下の目は透き通るような薄い青。

顔は私のように青白くなく、綺麗な透き通った白にほのかな薔薇色の頬。

……まあ、どのパーツも素敵な上に配置が素晴らしい事。

……ああ、顔いいな。くそう、超好み。腹立つ。義兄さまの馬鹿。


「まだあ?」

「口開けて待たないでくれます!?」

「バレちゃった」


……獲物が落ちるの待ってるワニじゃないんだからさ。若干怖いわよ。

危険度は似たようなもんだけどな……。

……義兄さまって偶に私に主導権を握らせた上で好きにしたい、みたいな罠を張るんだが……ふざけないで欲しいわ。


しかし……別に嫌ではないが、危険な気配はスゲーするわ。

パッとやってパッと離せばいいかな。

そうよ。

義兄さまの唇に…ちょっと触れて、すぐさま撤退を………


「んんんんんぐぁ………!!!!!!」

「んー」


………うん、コレも罠だったのかあああああ!!

そうだね!!こっちが先に酸欠になるに決まってんだよ!!

義兄さまのバカヤローーー!!!

変な気起こすんじゃ無かったわああああ!!

びくともしなあああい!!!




「……」

「……お邪魔致します、若様」

「こんにちはー義妹姫様!!まあ、沢山の美味しそうな可愛いお菓子ですわね!!」


……きっかり三十分して、食堂へ現れたのは…ルーロ君とドートリッシュの伯爵夫妻。

まさか計ってんの?……まさかなあ。

うん、何時ものように笑顔が眩しいわね、ドートリッシュ。

いかん、背筋を…伸ばさないと。

何か滅茶苦茶気疲れが…物凄いわ。


「……ああ。成程。良かったですね若様。義妹姫様、お疲れ様です」

「うん、気分は物凄くいい」


……ルーロ君にチラッと見ただけで察せられてしまった。

優秀ね……。ドが付くほど恥ずかしくて埋まりたい。

そんなに有名イベントなのか、コレ。

くっそう!!義兄さま機嫌よくてムカつくわ!!


「何が?何がお疲れ様なのかしら?」

「いえ、いいの……ドートリッシュ、お菓子はお好き?」

「お菓子もパンもお肉もお魚もお野菜も大好きですわ!!」

「だから…っ!!何度言ったら分かるんだ!?

外で食欲を全開にするなよ意地汚い!!

しかも毎回若様と義妹姫様の前で!!」

「だってええ美味しそうなんだものお!!いひゃいひゃい!!」


……石板ぐりぐりしてる光景は微笑ましいのだけど、

義兄さまに体力根こそぎ吸い取られた気がするから萌えられない……。

萌えにも体力って必要なのね。


「これって、棒状プレッツェルを両端から食べてー折れた方が負け!って庶民に流行りの宴会遊びでしたわよね」

「……は?」


どう言う事?

折れた方が負け…って、普通の某ゲームそのままじゃないの!!

何も改竄されてねえしいい!!

私は何か色々気力とカ萎んだ気がする体とかを叱咤して義兄さまを睨んだ。


「?どうしましたの義妹姫様」

「……義兄さま?」

「なあに?」

「……騙しましたわね?」

「ええー、両側から食べたら絶対にくっつけるじゃない。そういう狙いの遊びでしょ?」


…いや、そうだけどな?


「だってえ詳細を聞いてたら折るでしょお。

だってだってさっきだってアローディエンヌ僕の取っちゃったんだし」

「そりゃ折りますけど!!」

「……まあ、熱々ですわね!ルーロさま」

「……やらない」

「何でええええ!?」


何処が熱々なんだろう…ドートリッシュの感性って時たま分からない……。

そして、寧ろルーロ君とドートリッシュのを見たいわ……。

安定の塩対応でルーロ君にシンクロしてしまうけど……。

でも見たい。凄く体力は兎も角気力回復しそう。


「来年はちゃんとやろうね?アローディエンヌう」

「……やりたくないですわ……」

「んー、じゃあ何か色々考えなきゃねえ?」


義兄さまの目が笑ってないんだけど。

……もし誰か転生者が来ていてこの先会えるのなら、

要らんイベントを蔓延らせないよう怒鳴らないといけないわね。

流行らせたのは本編2でまだ姿かたちを表していない、隣の国に住んでる一人称拙者の某神官画家です。

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登場人物紹介
矢鱈多くなって来たので、確認にどうぞ。とてもネタバレ気味です。
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