第40話 嵐冠
翌朝、目を覚ますと、窓の外からすでに馬車の音が聞こえていた。
レーヴェンハルトでは朝が早いらしい。昨夜まで灯りの絶えなかった大通りを、今度は荷車や商人が行き交い始めている。
顔を洗って装備を整え、神殿の食堂へ向かうと、俺が最後だった。
「遅い」
席に着くなりミラに言われ、壁際の時計へ目をやる。
「まだ余裕あるだろ」
「あるけど、全員揃わないと落ち着かない人がいるのよ」
ミラの視線を追うと、ユリウスが何食わぬ顔でパンをちぎっていた。
「俺?」
「さっきから三回、迎えが来る時間を聞いてる」
「二回だ。そこは訂正してくれ」
「回数を覚えてる時点で十分でしょ」
ユリウスは反論しかけたものの、結局そのままパンを口へ入れた。
向かいでは、セレナが食事の横に薄い書類束を置いている。セレス修道院から持ち帰った写しや、その後に整理した資料の中から、必要なものだけを選んできたらしい。
フィアナもいつもの旅装ではあるが、白い上衣の襟元まできちんと整えていた。俺と目が合うと、わずかに眉を寄せる。
「何?」
「いや。もう聖女の顔になってるなと思って」
「まだなってないよ」
「そうか?」
「なってない。王城へ着いてから」
そう言いながらも、背筋は昨日の夕方より明らかに伸びている。
その隣でガルドだけは、これから王城へ行くとは思えないほど普段通りだった。皿に残った肉を片付けながら、フィアナに聞かれても特に手を止めない。
「ガルドは緊張しないの?」
「何度も行ってる場所で、今さら何に緊張するんだ」
「王城だよ?」
「王城だろうが、入ってしまえば建物だ。慣れりゃそんなもんだ」
なるほど、とフィアナは頷きかけてから、納得しきれない顔になった。
たぶん参考にはならない。
俺は食事を進めながら、今日聞かれそうなことを頭の中でもう一度整理した。
セレス修道院で見つけた記録。地下施設。フィアナに出た反応と、俺に出た反応。北の盟主に仕えると名乗った男。そして、あいつが百八十年前について口にしたこと。
答えを作っておく必要はない。
実際に見たことと、そこから考えたことを混ぜなければいい。分からないものは分からないと言う。それだけだ。
◇
朝食を終えて間もなく、王城から迎えが来た。
昨日まで乗っていた大型馬車より一回り小さな二頭立てで、扉には銀の獅子が刻まれている。同行してきた役人が神殿側と短く確認を交わし、俺たち六人は二台に分かれて乗り込んだ。
馬車は神殿前の大通りを抜け、そのまま王城のある高台へ向かう。
昨日歩いた辺りを離れるにつれて、街の様子も少しずつ変わっていった。
店先へ商品を並べる商人や買い物客の姿が減り、代わりに大きな石造りの建物が増える。衛兵の立つ門構えや、塀の内側に庭を持つ建物も珍しくない。
「昨日とは全然違うね」
窓の外を見ていたフィアナが言う。
「あの辺りとは別の街みたいだな」
神殿の周辺には店や宿がひしめいていたが、こちらは建物同士の間隔にも余裕がある。
だからといって静かなわけではなかった。
書類を抱えて足早に歩く者、揃いの制服を着た兵、荷を運び込む使用人らしい人間が絶えず行き交っている。商売のために人が集まっていた昨日の大通りとは、人の流れそのものが違っていた。
道が緩やかな上りに変わり、馬車が大きく曲がったところで、建物の間からレーヴェンハルトの街並みが一気に開けた。
「……高い」
フィアナが窓へ少し身を寄せる。
昨日歩いた大通りも、ここからならずっと先まで見渡せた。その向こうには外壁が伸び、さらに霞んだ平野まで続いている。
「王城はまだ上だぞ」
「分かってるけど。下から見てた時と全然違う」
昨日までは見上げていた場所へ、今度は自分たちが近づいている。
馬車はやがて最初の門をくぐった。
そこから先は、明らかに警備の密度が違った。
槍を持つ兵だけでなく、白銀を基調とした鎧の騎士も混じっている。馬車は二度止まり、そのたびに書類と人数を確認された。
三つ目の門を抜けたところで全員が降り、武器についての指示を受ける。
「剣、弓、杖その他の武具はこちらで一時お預かりします。城内で必要となった場合には改めてお返しいたします」
昨夜ガルドが言っていた通りだった。
俺は剣を外して係の兵へ渡し、代わりに番号の刻まれた小さな金属札を受け取る。ミラの弓、セレナの細剣、ユリウスの杖も順に預けられていった。
最後にガルドが背負っていた大剣を差し出すと、受け取った兵が一瞬だけ重さを見誤り、腕を下げかけた。
「悪い。重いぞ」
「……承知しています」
言葉とは裏腹に、少しだけ歯を食いしばっている。
横でユリウスが口元を押さえると、ガルドがそちらを見た。
「笑うなら代わってやれ」
「いや、遠慮しとく。今の見た後で持とうとは思わない」
「賢明だな」
兵も聞こえているはずだが、黙って大剣を運んでいった。
案内役が歩き始めると、俺たちも自然と声を落とす。
城内は、外から見た印象ほど華美ではなかった。
天井は高く、廊下も十分に広いが、金や宝石で埋め尽くされているわけではない。磨かれた石床と淡い色の壁、一定の間隔で掛けられた濃紺の旗。その間を、役人や兵が忙しそうに行き来している。
王が住む場所というより、ヴェルセリアという国を動かす場所へ入ってきた感覚の方が強かった。
◇
最初に通されたのは、長い机と十脚ほどの椅子が置かれた部屋だった。
中で待っていた四十代半ばほどの男が立ち上がる。
「政務院参事官のマティアス・ケルナーです。今回の件について、王国側の実務調整を担当しています」
こちらも順に名乗ったが、聞き返されることはなかった。最初から全員の顔と名前を把握しているらしい。
全員が席につくのを待ってから、マティアスは手元の紙束へ触れた。
「大神殿からの報告書と追加報告には、すべて目を通しています。経緯から説明し直していただく必要はありません」
その一言だけで少し肩の力が抜ける。
「確認したいのは、文書だけでは区別しきれなかった部分です。実際に確認した事実、相手が発した言葉、そこから考えた推測。この三つを分けて伺います。分からないことは、そのまま分からないとお答えください」
話が早い。
実際、聴取は思っていたよりずっと簡潔に進んだ。
フィアナが地下施設へ近づいた時の反応。俺が読んだ「確認済み」と「適合」という表示。北の男が自ら「北の盟主に仕える者」と名乗ったこと。そして、百八十年前について実際に口にした言葉。
マティアスは報告書にある内容を繰り返させず、曖昧な箇所だけを拾っていった。
セレナが史料上の欠落について説明した時にも、確認された事実と関連を疑う理由だけを分けて聞き、それ以上を無理に結論へ結びつけようとはしない。
北東方面でガルドが見た商人や兵の動きについても同じだった。時期が重なっていることと、セレス修道院の男との因果は別に扱われた。
王都まで来れば、何か決定的な答えが待っているのではないか。
そんな期待が、どこかになかったわけではない。
だが、そう都合よくはいかないらしい。
「百八十年前の資料については、王立史料院にも追加の照会を掛けています」
マティアスは書類を揃えながら言った。
「現時点では、王国側が皆さんの探している出来事を把握していたと示す資料は確認できていません。残っている記録との照合作業も、これからです」
セレナが身を乗り出すほどではないものの、明らかに関心を向けた。
「私も史料院で確認できる?」
「その予定で調整しています。主任研究官にも話は通してありますので、詳細は後ほどお伝えします」
「助かるわ」
それだけでセレナは引いた。今ここで詳しく聞いたところで、まだ答えがないと分かったのだろう。
マティアスも話を戻さず、そのまま席を立つ。
「詳細の確認は以上です。この後は場所を移して、王国として判断する上で重要な点だけを確認します」
「誰がいる?」
ガルドが聞いた。
「軍務側と王城防衛側です。陛下も後ほど同席される予定です」
隣でユリウスの姿勢が目に見えて正された。
それを見たミラが少し笑う。
「さっきまで平気そうだったのに」
「国王が来るって実際に言われると違うだろ。お前は何ともないのか?」
「何ともないわけじゃないけど、今さら慌てても仕方ないでしょ」
フィアナは何も言わなかったが、さっきより少しだけ背筋が伸びた気がした。
◇
次に通された部屋は、先ほどより一回り広く、置かれているものも明らかに上等だった。
厚い木の机に背の高い椅子。壁にはヴェルセリア王国の旗が掛けられ、大きな窓の向こうには王城の中庭と、その先にレーヴェンハルトの塔がいくつも見える。
すでに何人かが待っていた。
まず目についたのは、白銀の鎧を身につけた男だった。
五十歳前後だろう。ガルドほど巨大ではないが肩幅は広く、短い濃灰色の髪には白いものが混じっている。壁際には大きな盾が立て掛けられていた。
マティアスが簡潔に紹介する。
「近衛騎士団長、ディートリヒ・ハーゲンです」
「ディートリヒだ。今日は形式より話の中身を優先したい。必要以上に構えなくていい」
低く落ち着いた声だった。
こちらを値踏みするような視線ではなく、一人ずつ顔を確かめている。
近衛騎士団長なら、俺でも名前くらいは知っていた。
『王盾』。
王城と王家を守る騎士として、その呼び名は冒険者の間にも伝わっている。
ただ、そのすぐ近くにいた女については、何も思い当たらなかった。
灰銀がかった髪を低い位置でまとめ、肩には深い青の短い外套。濃灰色の実戦服には軽い金属防具が組み合わされ、腰には剣がある。
俺たちの武器は入口で預けられている。
それなのに彼女が剣を佩いたままここにいるという事実だけで、普通の客ではないことは分かった。
王城の役人にも近衛騎士にも見えないが、場違いにも見えない。
窓際の机へ軽く腰を預け、手元の書類を眺めている姿には妙な力の抜け方があった。それなのに、近衛騎士がそばを通る時にはわずかに姿勢を正し、役人の一人は何か声を掛けようとして結局やめる。
本人だけが、そんな空気を気にしている様子がない。
俺が誰なのか考えている横で、ガルドが足を止めた。
「クラウディア。久しぶりだな」
女が顔を上げる。
青灰色の目がガルドを捉えると、わずかに口元が緩んだ。
「ガルド。北東に出てるって聞いてたから、まだ戻ってないと思ってた」
「仕事ならとっくに終わった。帰りに一匹余計なのを片付けて遅れただけだ」
「それで半日遅れたって話? 相変わらず面倒なのを拾うね」
「道を塞いでたんだ。放っとけるか」
二人の会話は、それだけ聞けば昔からの冒険者同士が久しぶりに顔を合わせた程度にしか聞こえない。
ディートリヒが小さく息を吐いた。
「顔を合わせた途端に普段通りだな。少なくともここが王城だということくらいは覚えておけ」
「騒いではないだろ」
ガルドが返すと、クラウディアも不思議そうにディートリヒを見る。
「私も普通に話してるだけだけど」
「だからそれでいい。今のところはな」
言い方からして、この二人とも長い付き合いらしい。
マティアスが俺たちへ向き直った。
「こちらは――」
「紹介いる?」
クラウディアが口を挟んだ。
「少なくとも、皆さんはあなたの顔をご存じではありません」
「ああ、そっちか」
それで納得したらしい。
マティアスは一度だけクラウディアを見てから、こちらへ視線を戻した。
「王国の要請に応じてもらっている冒険者、『嵐冠』です」
その二つ名を聞いた瞬間、ようやく意味が分かった。
「……嵐冠?」
ユリウスが俺より先に声を漏らす。
個人名までは知らない。
顔も初めて見た。
だが、『嵐冠』という呼び名なら聞いたことがある。
黒鋼級の話になれば、決まって名前の挙がる存在だ。
何を討伐したのか、普段どこにいるのか、どんな依頼を受けているのか。そこまで話が具体的になると、途端に噂同士が食い違う。俺が知っているのも、普通の冒険者と同じ場所で仕事をするような相手ではないという程度だった。
「黒鋼級……ほんとにいるんだ……」
フィアナが思わず漏らすと、クラウディアは特に気を悪くした様子もなく笑った。
「そこは本当。一応ね」
一応で済ませる等級ではないと思う。
ユリウスも似たようなことを考えていたのか、少し迷ってから尋ねた。
「黒鋼級って、国内には二人しかいないって聞いたことがあるんですけど……あれも本当なんですか?」
マティアスが答えようと口を開く。
「黒鋼級の人数について、王国から正式に――」
「二人だよ」
その横から、クラウディアがあっさり答えた。
一瞬、部屋が静かになった。
マティアスが口を閉じ、ディートリヒはゆっくりクラウディアへ顔を向ける。
「……クラウディア」
「何?」
「人数は公表していない。噂として流れていることと、王国の内部にいる人間が事実だと認めることはまったく別だ」
ディートリヒの声は荒くない。それだけに、同じ種類の注意を過去にもしてきたことが何となく分かる。
「でも、実際二人しかいないんだから、聞かれたらそう答えるしかなくない?」
「答えないという選択肢がある」
「私は王国の役人じゃないよ」
「国家戦略に関わる案件で王城の会議へ呼ばれている人間が、その理屈を使うな」
そこまで言われて、クラウディアはようやく少し考える顔になった。
ガルドが横で低く笑う。
「変わってねえな」
「お前も笑っていないで止めろ。十五年も付き合っているなら、少しは扱い方を覚えただろう」
「止めて聞くなら、とっくに直ってる」
「それもそうか」
ディートリヒが認めてしまった。
ユリウスは自分が聞いたせいだと思ったらしく、少し居心地悪そうにしている。
「あの、俺は別に言いふらすつもりで聞いたわけじゃ……」
「君が気にする必要はない」
ディートリヒはすぐにそちらへ向き直った。
「市中で広く流れている噂を確認しただけだ。問題があるとすれば、答える必要のないことまで簡単に答えた方にある」
「ほら、ユリウスは悪くないって」
「お前が言うな」
クラウディアは肩をすくめたが、あまり反省しているようには見えなかった。
「ちなみに、もう一人はオスカー」
ディートリヒの眉間に皺が寄る。
「今の話を聞いて、なぜ続ける」
「『断岳』くらいは知ってるでしょ?」
その二つ名にも聞き覚えがあった。
嵐冠と同じく、黒鋼級ではないかと噂される冒険者の一人だ。
フィアナが興味を引かれたらしく、クラウディアを見る。
「その人も王都にいるの?」
「今はいないよ。西で古龍が出たから、そっちに行ってる」
今度こそ、誰もすぐには反応できなかった。
「……古龍?」
ユリウスが恐る恐る聞き返す。
「そう。かなり大きい個体らしくて、オスカーが回された」
「クラウディア」
ディートリヒの声が一段低くなった。
さっきまでの呆れとは違う。
「何?」
「その件は、黒鋼級の人数よりさらに扱いの重い情報だ。王城内だからといって、誰にでも開示していい内容ではない」
クラウディアが一度瞬きをした。
「……そうだった?」
「そうだった、ではない。西方で古龍案件が発生していると知られるだけで、商人も周辺領主も動く。まして黒鋼級を派遣したと分かれば、王国がどの程度の脅威と見ているかまで推測される」
そこまで説明されて、さすがのクラウディアも少しだけ口をつぐんだ。
「なるほど。そっちまで繋がるのか」
「お前は戦場ではあれだけ先を読むのに、なぜこういう時だけ一歩先を考えない」
「専門外だから?」
「疑問形で返すな」
マティアスが横で静かに目を伏せた。表情はほとんど変わっていないのに、それだけで疲労が伝わってくる。
ガルドは面白そうにしているだけだった。
「昔からこうなの?」
フィアナが小声で聞くと、ガルドがこちらまで聞こえる声量で答えた。
「昔はもっとひどかった」
「それは聞き捨てならないな」
「事実だろ」
「今はだいぶ考えてる」
「それでこれなら、ディートリヒも苦労するわけだ」
「お前も苦労させてきた側だ」
ディートリヒに即座に返され、今度はガルドが口を閉じた。
俺はそんな三人を眺めながら、さっき聞いた言葉を頭の中で反芻していた。
古龍。
冒険者が何人集まれば倒せる、という話をするような相手ではない。一頭現れれば周辺から人を退かせ、軍が動き、その土地全体が戦場になる。
それを、たった一人の冒険者が討ちに行っている。
それだけで、黒鋼級が普通の冒険者の延長ではないことは十分に分かった。
目の前にいるクラウディアも、その一人だ。
そう考えていると、クラウディアがこちらへ顔を向けた。
ついさっき国家機密を漏らして叱られていた本人とは思えないほど、もう表情が切り替わっている。
「アレンって、あなた?」
「そうです」
「報告を読んで、一つ気になってたんだけど」
青灰色の目がまっすぐこちらを向いた。
「セレス修道院で戦った相手が、フィアナを傷つけたくないって、いつ気づいた?」
急に話が戻った。
「最初から確信してたわけじゃありません」
俺はあの時の位置関係を思い返す。
「強い斬撃を使う時、何度かフィアナだけ射線から外してました。俺たちには普通に当てようとしていたのに、フィアナが入る位置だと攻撃の選び方が変わったんです」
「何回くらい見て判断した?」
「二回目で疑って、三回目で使えると思いました。それでフィアナの位置を変えました」
「自分の後ろへ?」
「はい。ただ、間違ってた場合も考えたので、それだけに頼ったわけじゃありません。相手が避けるなら攻撃方向を絞れる、くらいに考えてました」
クラウディアはすぐには返事をしなかった。
さっきまでの気の抜けた雰囲気が消えたわけではない。
けれど、目だけが違う。
品定めされているような不快さはないのに、こちらの言葉だけではなく、その時どこを見て何を考えたのかまで測られているような感覚があった。
「なるほど。最初から決め打ちしたわけじゃないんだ」
「外れてたらフィアナを危険に晒しますから」
「それなら分かる」
クラウディアはそこでようやく視線を外した。
「若い金級がいるって話しか知らなかったけど、思ってたより面白そう」
「俺のことですか?」
「他にいないでしょ」
言い方は軽いのに、さっきの質問だけは妙に具体的だった。
横を見ると、ガルドが少し笑っている。
「何だよ」
「別に。ただ、お前が王都にいる間は暇しなさそうだと思っただけだ」
「どういう意味だ?」
「そのうち分かる」
またそれだ。
問い返そうとしたところで、部屋の奥にある扉が開いた。
それまで壁際にいた近衛騎士たちの姿勢が一斉に変わる。
ディートリヒも表情を改め、クラウディアはようやく机から身体を起こした。
さっきまでの空気が嘘のように、室内が静まる。
どうやら、本当に緊張するべき相手が来るのはここかららしい。




