第六百五十二話『friend』
舞希「今回は特にありません」
舞希「それでは本編へどうぞ!」
帰ってきてから一日経っていた。家でのんびりしてると
「舞希。友達が来てるよ!」
お母さんの声が響いていた。お父さんは仕事で暫く居ないから自由と言えな自由だけど……
こんな時に来ると言ったら……
「やっと出てきた。舞希。遊ぼ?」
友紀が立っていた。やっぱりかと……クール系で清楚なんだけど……
何故か分からないが私に良く絡んできて何時の間にか友達になっていた存在……
私は自分の手を見た。あの力がこの子為に使えると思うと怖くなっていた
守るべき時に使うと決心したのだから……
「舞希?」
友紀が聞いてきて私は首を横に振って
「何しに来たの?」
聞くと手を引っ張って
「私の家に。見せたいものとやりたいものがあるの!」
清楚とは……そう感じた私だった……
彼女の家に着くと見上げてしまう。相変わらず大きな家で……
「お金持ちだなぁ……」
それに引替え私の家は何処にでもある家……
と、比べた所で変わらないのは分かっている。それにお父さんやお母さんが普通に暮らしたい事も……
いや、お父さんは別か……
「入って入って」
私は頷いて家の中に入る。そのまま友紀の部屋へと向かい中に入ると最新設備なのか、VR機器が堂々と……
「買ったの?」
そう聞くと
「お父さんに頼んでね……まさか、こんなに設備が整ったのが来るとは思わなかった……」
だろうね……あの人ならやりかねない……
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彼等の娘を見ると懐かしく思う
「夢恢さん……あの子が?」
俺は向き直ると
「あぁ。守ってやって欲しい子だ。それに……友紀ちゃんとも仲良くしてる……と思うしな」
ほぼ強引なのが気になるが
「それがあの子ですからね……にしても……夢恢さん直々に頭を下げに来るとは思わなかった。まさか……あの子の為に俺を用意するとは……本当に昔からぶっ飛んだ男だ……」
褒められてもなぁ……
「お前も……歳の差であの娘……引くぞ?」
そう言うと
「あの、それは普通に傷つくが?。と、おふざけは置いておいて、化け物界桐がか……俺を疑う事を考えなかったのか?」
俺は笑って
「俺を信用してるてさ。だからだと思う。彼奴……あの事件の後に退院後に俺の所に来て『天昏舞希』を守ってくれとな。それも……黐弧にもだ……断れなかったさ。だからお前に頼んでる。娘も充分優秀な様で……」
彼はそれを見て目を伏せて
「娘を平和に暮らせる為か……俺が言えた義理じゃないが……それが叶うのは普通の人間だけ。俺達が関わるだけで平和には暮らせない。それを分かってもか?」
俺は頷いた
「例えそうだとしてもな。こんな子供に暗い世界は見せたくはない」
俺は立ち上がると
「行くのか?」
俺は頷いて
「あぁ。頼んだぞ……『死神』炎鳥魁斗」
そのまま歩くと
「あぁ。あの子にも伝えておくよ」
それだけ聞いて俺は家から出た
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友紀は嬉しそうに話していたが携帯を手にすると
「あっ、お父さんに呼ばれてる。少し待っててね」
そう言って部屋から出る。眺めるだけになってしまった
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お父さんの所に
「あの子とは仲良くなれたか?」
私は目を伏せた
「警戒心の強い猫になるかなぁ……無理矢理ださないと出てこない程……」
それを聞いてお父さんは笑って
「それは良かった。あの子を守ってやって欲しい」
私はそれだけ聞くと
「……私もあの子を守るつもりだから。お父さん……あの子は……」
言いかけたが飲み込んだ
「あの子は人間の終局点。友紀。あの子は普通の子でこの汚れた世界とは違う。お前もな。だからお前に頼むことになる。あの子の傍に居てやってくれ」
私は小さく頷いた
「私も……あの子とは友達……親友になりたい。でも、あの子自らが遠ざけるから……」
私がそう言うと
「そういう事か……お前も不器用だな。そんなにも行動力はあるのに感じな時は俺みたいで……全く」
目を見開いて
「お父さんに、似てないはず……!」
言い返せなかった
「まぁ、起こるなや……そこはゲームだろ?」
そう言って1本のソフトとVRゴーグルが置かれた
「……お父さん?」
私が聞くと
「昔の俺の友達からだ。これをあの子にと。全く……彼奴に渡せばいいのを。友紀。お前は気にしなくていい。お前はあの子のそばに居てくれれば良いからな」
私は手に取ると頷いて
「分かったよ!」
私はそう言って部屋から出た
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深くため気をつくと
「これでいいのか?。直接娘に渡さなくても……」
呆れながら聞くと
「あぁ。お前なら安心出来るからな」
全く……
「化け物は相変わらずか……」
俺は笑って酒を手にしていた
舞希「解説」
舞希「護衛一家と言いつつも実際は父親のみ。母親は……また後に……」
舞希「それでは今回はここまで。次の話まで……またね!」




