第六百五十一話『inherit』
舞希「今回は特にありません」
舞希「それでは本編へどうぞ!」
10分経った頃に一気に動いた。私が走った跡は炎に包まれていた
そしてそれは被害を起こさずその場で燃え続けるだけ
お父さんの気配は分かるから銃を構えて撃つ
今回もこれで終わりかと思った……が……
「フェイク……?」
その場所に行くと弾痕だけが残っていて、私が撃った弾だけ
何時もと明らかに違う。それだけが分かった。お父さんは本気だった
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娘ながらにヒヤヒヤとさせる
「さっき居た場所に的確に撃つとはな……移動して正解だったな」
ライフルを構えて、足を木で支えて娘の頭に狙いを定める
死なないように本物ではないが……それでもこれで証明は出来る……
「マジかよ……この距離で気づくのかよ!」
黒いモヤを漂わせて俺の方を見ていた。それも黒く濁った瞳だけで
やはり……複数持ちだったか……!
「マズ!」
無数の銃弾が俺の方に飛んでくる。本来の銃なら飛距離的に考えて届かない……が……炎の力を使ってるのか?
「相変わらずふざけた愛しの娘だよ!」
銃を構えて撃ち弾をして弾き返して場所を移動する
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確実に仕留めた思ったが……視線の感じる方向を見た
お父さんがライフルで覗いてるのが見えて銃を撃ち込む
だけどそれすらも撃ち落とす
「……」
私は歩いて次に行くであろう場所へと向かう。黒いモヤが周囲に漂うのを気が付かずに
暫く歩くとお父さんの気配がまた消えた。何度目か分からない
「……炎で調べるか」
赤い炎で一気に周囲に撒き散らして広範囲を調べる事に
やがて見つけた場所に銃を向けて複数回動くように撃った
当たらないのは分かってる。だから誘導して……
「……真っ直ぐ来る?」
どうするか悩んでると背後から押さえつけられ踏み込まれた
「悩むのは死だ。バン」
そう言って顔ギリギリの所を撃ち込まれた。私は目を伏せてリミットを元に戻すと
「娘相手に本気出さすぎ……」
私はそう言うとお父さんに抱き上げられて
「ある程度分かったからな。それに娘にそう簡単に負ける訳にはいかないから。さて……舞希」
私の名前を言うと
「一日泊まる。そして能力は常に解放し続ける」
目を見開く。正気かこの父親……
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頭がフラフラする。周囲が幻影が見えるのか黒いモヤが漂っていた
「やはりか……」
優しく撫でられると無意識に脳のリミットがかけていた
そのままお父さんの方へと倒れ込むと意識を手放していた
目が覚めるとお父さんの膝の上で
「ごめんな。無理させて。だが、お前の能力は分かった。やはり……と言うよりかはお前を産んだ親達の能力を引き継がれてる」
優しく撫でられる
「『不死鳥』。『洗脳傀儡支配』『腐敗支配』『崩壊支配』。それが舞希の能力。流石は娘と思ったよ。自然を洗脳し傀儡にして俺を探るとはな」
無自覚だった
「だが……これは今の政府にとって危険な能力になる。だからこれを人前で使うな。その為にお前に新たに暗示をかけて封印してる」
……
「私がお父さん達の敵になると思ってるの?」
そう聞くと
「大切な娘を失う訳にはいかないからな。舞希には普通に生きて欲しい。だからこれは俺とお前だけの秘密だ」
私は小さく頷く
「お父さん……この力は人の為に……人に優しく……人が喜ぶ能力になれる?」
私は聞くとお父さんは私の頭を撫でて
「使い方次第と言いたいが……それは舞希次第。舞希が望むとなるなら……それは善にも悪にもなる。だからこそ舞希には正しい事に使って欲しいのだ。約束してくれ」
私は頷くとお父さんにもたれ掛かり
「お父さんとお母さんの娘になれて良かった。昔の私ならきっと……」
私はゆっくりと目を瞑って眠る
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虚ろな意識。炎に包み込まれお母さんに抱きしめられる
操られた人間が周囲を破壊しお父さんはそれを鎮めるために戦う
私は狂ったように笑い破壊していく
やがて涙が溢れると力無く崩れ落ちた。私は呪われて生まれた
お母さんに触れて洗脳する。だけど私の力でも操れない
それどころが動けなかった。お母さんの力が強く私は手を伸ばしていた
「殺して……」
そう呟いてお母さんの方へと倒れ込み意識を失った
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眠った娘を撫でた
疑っていた。初めて能力の暴走で娘が正気を無くして破壊を尽くしていた時から
あの時は……夢恢の力で何とかなった上に犠牲者が出ずに終わった
不幸中の幸いでその場所は夢恢でどうにかなった
これで確信したがまだまだ幼い娘を撫でて
「これからもずっと俺達の可愛い娘だ」
娘を抱き抱えて娘の能力に序列をつける形で最悪のものを奥底へと沈め込めた
抱える思いは計り知れない。和らげるには……記憶を消すことだが、それをして思い出した時に敵となるのが厄介になる
だからこそ娘に伝えた上で鍛えて自己制御出来るまではと
でも……娘は強い。それも心が。だから安心していたが油断は出来なかった
それだけ愛していたから
舞希「解説」
舞希「という訳で……私は3人から生まれた特異存在です」
舞希「なのでそれぞれに何かしら持っています。それはまた今度……」
舞希「それでは今回はここまで。次の話まで……またね!」




