第六百四十七話『LOST』
咲舞「今回は特にありません」
咲舞「それでは本編へどうぞ!」
走っていたら影が見えて立ち止まって警戒する
歩いてくる音が聞こえてきて光が僅かながらに差していた。戦闘の影響なのか所々停電してる
だから敵か味方かを判断するには難しい。だから立ち止まって見えてくるまで待っていた
やがて光を差してる場所に出てくると
「藍那ね。良かった……」
契禊姫さんが立っていて目を見開いた
「私……」
何か言いかけたが契禊姫さんは首を横に振って
「見てきたから大丈夫。何も言わなくても。それよりも……咲舞は見てない?」
私は首を横に振った。すると険しそうな顔をした
「やはり……霧咲響子か。多分……彼女もかな。あわよくば程度がここまでか……」
どういう事……
「彼女達の計画は本来はここまではしなかった。繰逆紬希を倒せれば動くと考えていた……が、私が先手を取るためと……咲舞が想定外の行動が起きた為にここまでか……だから2人はここで片付けようとした。が……想定以上の防衛だから切り札まで出した……厄介な事になった」
それでも訳が分からない……
「警視庁長官は……」
私が聞くと
「……死んでた。だからもうあとに引けなくなっているかもね。藍那……2人のことを考えてるなら……最初で最後の協力をお願い」
私は悩んだ……が……
悩むまでもなかった。決まっていたから
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私は走り出して目を塞いでる紬希に体当たりして吹き飛ばして、持っていた刀を胸元に突き刺した
黒い球体を見たが解除される気配がしない
「私を殺せば終わると思った?。残念!」
その声で深く何かが突き刺さる感じがして口から血が垂れる
腹部を見て分かったがそれを無視して深く突き刺す
紬希の口から黒い血が溢れるとゆっくりと目を瞑った
その瞬間に黒いモヤが吹き溢れて全てを吹き飛ばして壁に叩きつけられるのと同時に周囲のモノが崩れていく
黒い球体を見て咄嗟に動いた。その時に上から落ちてくるのが見えて……
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息を切らしながら立ち上がろうとした。ボロボロで炎が血のように落ちる
黒い空間から出られたのは分かった。瓦礫で埋まっていて何とか這い出ると黒い球体が黒いモヤが浮かび上がり周囲を澱んでいた
肩を抑えながら歩くと鉄筋に串刺しになった契禊姫が居て、その傍には抱き締めて泣いてる子が……
「……咲舞ちゃんね。へましたよ……アハハ」
一目で致命傷なのが分かった
「藍那……ごめんね」
そう言うと撫でていた
「……ごめんね。こんな事に巻き込んで。示しがつかない……情けないよ……」
彼女は首を横に振って
「違う!。契禊姫さん!」
契禊姫は微笑むと私を見て
「ちゃんとやった……だから……あの化け物を倒して欲しい……」
上を見上げると先程の球体が。ヒビが入る
「組織が作った……最強の化け物……止めるのは……君だけ……そう思っ……てる……よ……」
ゆっくりと目を瞑ると力無く手が落ちた。その瞬間に砕け散る音が聞こえて彼女を抱えて一気に飛び上がる
そのまま上の残った階段に降り立つと瓦礫が崩れて契禊姫の死体は消えていく
手を伸ばして叫んでいたが一気に飛び上がる。チラッと下を見た黒い羽が見えて姿は紬希だったが……明らかにどす黒い感じがした
その壁を何度も蹴って飛び上がり上の天井を突き破って地面に着地した
彼女を下ろして
「これは私の戦い……守りきれるか分からない……だからここから逃げて」
その言った瞬間に瓦礫が盛り上がって周囲を吹き飛ばしていた
私は彼女を守る為に瓦礫全てを弾いた。血の炎が舞い散る
痛みで朦朧とするが何とか耐えた。腐敗の力も弱まって炎も
限界なのが分かってる。だから
「早く行って!」
私が叫ぶと彼女は頷いて走っていく
「良いのかしら?。彼女の力も喰らえば生きながらえるのに……」
黒い翼を持つ紬希が降り立つ
「他人の命を喰らって行きながらいたくないからね……」
彼女は細く微笑む
「捨て命。面白い……来いよ!」
黒いモヤが広がる。もう助けれない。救えないのは確定した。だから覚悟が決まった
炎が舞い上がると日本の剣と刀が現れて地面に突き刺さる
それを手にして一気に走り出した。構えて一気に切り掛る
彼女は黒いモヤで防ぐが衝撃で建物にヒビが入り崩壊しようとしていた
更に駆け上がり上から切り裂こうとするが手を掲げると衝撃波が走って側面の壁が引き裂かれて外が見えた
そのまま黒い衝撃が私を吹き飛ばして壁を突き破って外へと投げ出された
外は赤い赤橙が見えて他の車両も目に入る。本気でやっても良さそう……多分……契禊姫が最後にした手段だと思う
でなければここまで来れないのだから。夢恢と繋がってる彼女が……
咲舞「解説」
咲舞「初代主人公。契禊姫さんがここで退場……」
咲舞「長らく活躍していたキャラなだけに重要な役割を与えてました」
咲舞「彼女は本当にお気に入りで……桔梗に次ぐ好きなキャラでした」
咲舞「ここで失うのは辛いですが……物語ですのでやはり……」
咲舞「それでは今回はここまで。次の話まで……またね!」




