第六百三十八話『beginning of the end』
咲舞「今回は特にありません」
咲舞「それでは本編へどうぞ!」
ゆっくりと目を開けると白い天井……謎にデジャブがあるけど……横を見ると優希が目を瞑って寝ていた
多分……病院だと思う。その時に扉が開くと
「起きたのか。これ、お見舞い品な」
響子さんが入ってきて座る。私に完全覚醒を促した存在が……睨みつけると
「勘違いしないでね。私は君に期待して手を貸した。結果はどうあれ、強くなれたのは確かだ」
……返す言葉も無い……
優希を見て優しく撫でた
「完全覚醒は死を克服する。病気だが、これで無害になる。私が出来るのはここまで。咲舞。もし殺るのなら覚悟を決めないと。貴女は姉を殺すのだから」
……
「さて、私は彼奴に時間制限かけられてるから帰るよ。お大事に」
そう言って何かを置いて病室から出てしまう
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「これで良いのか?」
壁にもたれ掛かる存在。妹である柊姫黐弧に聞いた
「……」
私は呆れて
「決めたなら貫き通せよ……後戻りが出来ない所まで来たんだから。それに……」
黐弧は顔を上げて
「分かってる。お前と手を組んでる時点で……覚悟は決まってる」
私は頬笑み
「繰逆紬希の居場所は置いてきた。彼女がどうするかだけ。それにVRの方も怪しくなってきた」
黐弧は頷き
「彼女達に任せる。私達は私達の出来る事をするだけ」
そのまま歩いていく。瞳はあの時よりも更に酷く濁っていて、いつ崩れてもおかしくない
私は頬笑み
「壊れた時は私が使ってあげるよ……」
彼女に聞こえない声で言う
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優希の頭を撫でながら置かれたものを見た。一枚の紙で中身を見る
「……」
紙を丸めてゴミ箱の中へと投げ捨てた。ふざけていたから
でも……
これは私自身の事だから……
ゆっくりとベットから出て着替えていく。髪の色が変化していきゆっくりと目を開ける
能力解放状態となり黒い影が私の中へと。繰逆紬希……如月可憐と戦うには……この病院で死んだ人を甦らせて私の中に仕込む
優希を優しく撫でて唇に触れた。黒い塊を優希の中へと押し込み飲み込ませた
優希の頬辺りに黒い血管が浮かび上がるが元に戻り……
黒い塊を飲み込み、喉に通る音が聞こえたのを確認すると私は病室から出た
優希にも仕込みこれで悔いはなかった。決着をつけに行くのだから
自分の過去に……
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目が覚めた。ゆっくりと起き上がり目を擦りながら周囲を見た。そしてベットを見ると……本来居るはずの人が居ない……
僕は立ち上がった。今の咲舞お姉ちゃんは危険なのに……
ようやく安定したのだから……なのに……
「紙……?」
来た時には無かった……眠っていたから……その時に
拾い上げてゆっくりと紙を広げた。そこには……
『繰逆紬希は警察庁に居る』
目を見開いた。文字から誰が送ったかは特定出来ないように……切り抜きを使っていた
警視庁……
咲舞お姉ちゃんが向かった場所……そうなら……
これを送ったのが味方なのか敵なのか分からない
でも……罠かもしれない……なのに咲舞お姉ちゃんが向かったとしたなら……
僕は慌てて病室を飛び出して走った。ここからだと……警視庁は近い……
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扉をノックしていた
「入れ」
声が聞こえてきて私は藍那と好深を見た
もうほぼ確信を持ってある人物の元へと来ていたのだから
「警視庁長官……警視総監の事で聞きたいことがある。因みに私が何者か分かるよね?」
眼鏡をかけた老人が私達の方を見て
「……お前か。全く……めんどいモノを持ってきたな。そこに座れ。今仕事中だ」
私は呆れて2人に目線で座るように
私は目の前まで来て
「あえて泳がせたよね?。それがたとえ組織の人間であっても容認して……」
その時に警視庁長官は私を見て
「……はぁ、何が目的だ?」
私は頬笑み
「動くよ」
その瞬間に振動が建物全体へと響くのと同時に警報音が流れる
「はぁ、俺が動くのか?」
私は笑みを浮かべて頷く
「殺しに行くからね。その為に……貴方に協力して欲しいの。合法的かつ非合法な方法で。霧咲響子が仕掛けた警視庁テロをね」
目を見開いていた。これで重たい腰を上げてくれれば……
「出来てるだよな?。これを引き起こすてことは……存在そのものを証明して全てを晒す。それも覚悟の上か?」
私は頷いて
「えぇ。これは組織と私達の戦争。死者は出るし、それが今か明日か。少なくとも今日は死傷者無しとは行かない」
それだけ伝えると電話を手にして
「決行だ」
その言葉が発せられた。私は笑みを浮かべて
「さーて、炙り出しだな」
警視庁長官は私を見て呆れながら頷いていた
ここからは私達と組織の戦争なのだから
咲舞「解説」
咲舞「予定変更してお送りします」
咲舞「それでは今回は特に無いのでここまで。次の話まで……またね!」




