第六百三十七話『Cynothoglys』
咲舞「昨日はすみませんでした……リアルで少しあったので更新が……まだ安定しませんが続けますのでよろしくお願いします」
咲舞「それでは本編へどうぞ!」
咲舞お姉ちゃんが部屋から出てこなくなった。呼びかけても反応が無い
堪えたのか……分からない
でも……
このままじゃ駄目だと思う……
ゆっくりと扉を開けると
「……」
何時もの咲舞お姉ちゃんじゃない……多分……
「紬希お姉ちゃん?」
そう聞くと細く笑みを浮かべると
「ごめん。咲舞には暫く眠って貰ってる。少し出かけていて疲れているから……あの子、彼女に言われてから向かったから」
あの時のやり取り……
「どうやら私がいけないみたい。だから貴女……優希とお話がしたくてね」
そう言って抱き締める。白銀の長く伸びた髪が靡いて
「優希。私と咲舞は混じる。咲舞が例えどうな状態で、どんな変化しても傍に居てあげて。あの子……根は優しいから。例えどんなに拒んでもそれを望んでるかはあの子の本心が決める。私が居たから……本来のあの子の力が出せないみたい」
目を見開いた。お姉ちゃんのあの優しさは……
「さて。始めるよ。優希……覚醒した姿に。ここから先はどうなるかは分からない。咲舞が目覚める時は小気を失って襲うから。後は優希の言葉で伝えてあげて」
微笑みそう言うと
「周囲は安心して。あの人に頼んでるから……だから私達の事だけに集中して……」
その言葉と共に座り込み俯く。その瞬間に周囲が腐敗していく
それを見て僕は炎を纏って『不死鳥』の姿になり構えた
咲舞お姉ちゃんの体が震え始めて片腕が異様な形へと変えていく
白銀だった髪がくすみ始め黒い一本のラインが染められる
漆黒のドレスを身に纏いゆっくりと顔上げた。目は瞑ったままで
「優希……死と腐敗は同じ。私と優希は神へと至る存在……咲舞はね。全てを死にたらしめ……永遠の闇を作るの……」
ゆっくりと目を開けると黒く濁った瞳と赤く濁りきった瞳が
炎が揺らめくのを感じて黒い炎で僕の周囲を焼いた
彼女は目を細めると
「……抗うの?」
咲舞お姉ちゃんが聞いてくる。僕は座った咲舞お姉ちゃんを見て
「ううん。咲舞お姉ちゃんの覚醒を手助けするだけ。僕はそれに耐えるだけ」
咲舞お姉ちゃんが笑うと立ち上がる。小柄で普通の女の子……だけど今の咲舞お姉ちゃんは紬希お姉ちゃんと混じって暴走してる
止めつつ、これがもしそうなら僕は耐えないといけない
「行くね?」
そう言うと消えた。その時に痛みが本の僅かに感じて後ろを見ると
「……あっさりだね」
炎から血が出て胸元から腕が生えていた
「私の死は絶対」
そう言うと一気に引き抜かれて蹴りを入れられて吹き飛ばされ壁を突破って外へと
真っ暗な外。影が差したのが見えた時に赤い炎を身に纏って防ぐが衝撃が強くて地面に叩きつけられる他の家へと突き破った
ゆっくりと立ち上がろうとしたら、目の前に咲舞お姉ちゃんが座って見ていた
頬笑みを浮かべて
「……その炎綺麗だね。なんで死なないのか分かったよ。私の友達になりましょ?」
手を差し伸ばしてきた。触れるのが怖い……怖いけど、ここで拒絶すれば戻れなくなる……
だから咲舞お姉ちゃんを抱き締めた。体の炎が消えていく
腕が腐敗していく
これが咲舞お姉ちゃんの覚醒の本気……
「僕達は家族……だから咲舞お姉ちゃん。帰ってきて……」
崩れそうになると
「……家族?。私に家族は居ない。ずっと孤独で、私の中に居た何かは蠱毒で生き残り私となった」
何の話……?
それよりも咲舞お姉ちゃんから嫌な感じがして引こうとしたら腕を捕まれた
「本当の咲舞は私が殺して食べたの」
鼓動が早くなった。このままじゃ……不味い
炎が赤い炎がギリギリで出ていた。だから痛いが……
「っ……!」
切り落として一気に飛び引いた。咲舞お姉ちゃんから引いた瞬間に炎が復活して周囲に炎が広がる
口から血が垂れるが直ぐに治り咲舞お姉ちゃんを見た
今の咲舞お姉ちゃんが何なのか分からない……
でも、今まで過ごした咲舞お姉ちゃんは絶対に優しい咲舞お姉ちゃんだった
「本気で言ってる?」
僕が聞くと
「何がかは分からないけど……『僕』は咲舞であって咲舞じゃないかなぁ。だから、家族は居ない」
僕は目を伏せて
「なら咲舞お姉ちゃんに戻すだけ……!」
炎の翼を広げて一気に向かっていく。だけど咲舞お姉ちゃんがゆっくりと目を開けた瞬間に悟ってしまった
「ばーか」
その声が聞こえるのと同時に変異した手が僕の四肢を掴まえて地面に叩きつける
そして亜空間から手がのびて掴まれる
「可愛い。やっぱり欲しい……君みたいな子が……」
僕に跨ると顔を近づけてくる。そしてゆっくりと口付けをしてくる
意識が曖昧になり薄くなっていく……
「私の支配下……」
咲舞お姉ちゃんが涙を流していた
「可笑しい……こんなのは……」
僕は咲舞お姉ちゃんの首に手を回して引き寄せて抱き締める
優しく撫でた。腐敗が僕に覆いかぶさり意識が薄くなるが
「咲舞お姉ちゃん……勝って。僕は咲舞お姉ちゃんが一番最強だと。そう思ってるから」
震えていた咲舞お姉ちゃんから動きが無くなり
「……」
吐息が耳に
「僕は咲舞お姉ちゃんを一人にしないから」
変異した手を握りしめた。焼ける音が響いて痛いが咲舞お姉ちゃんだから僕は……
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ゆっくりと目を開けると
「蠱毒……これが血の繋がってない姉妹の絆だよ」
私に似た存在が笑みを浮かべ
「無差別に復活させてこれかぁ……結局は本物が勝つ。良いよ。潔く諦めるよ」
ゆっくりと消えていく
「僕を喰らい覚醒しろ。繰逆咲舞。お前は死の上に立つ化け物。そんなお前を信じてる奴が居る。お前と混じった姉と同じように。僕の期待を裏切らないでよ?」
私は歩いて
「知ってる」
それだけ言うと納得した表情をして消えていく
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元の姿に戻った咲舞お姉ちゃんを抱き締めていた
青い炎で僕ごと包み込みゆっくりと意識を落としていく
咲舞「解説」
咲舞「腐敗の神です」
咲舞「それでは今回はここまで。次の話まで……またね!」




