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私の同級生は異世界王国の最強騎士団長   作者: koike


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第8話 騎士団長…換金に行く。


”あっ!…そう言えば…こいつのスマホはどうなったんだ~”


”ご主人様……あの事故でスマホは破損してしまい、メチャクチャになった車といっしょに破棄されました。”


”お父様の銀行口座はおばあ様が後始末されていましたので、すぐにでも契約は解除されると思います。”


”それじゃ~みんなとかの連絡はどうすんだよ~”


”フフフ…あんな低級モバイルに頼らなくても、この私がおりますが……まあ、同級生の皆さんも持っておりますので形だけでも…”


”すでに、ご主人様のスマホの登録番号は私が回線を押さえました…あとは…中古のモバイル携帯が手に入ればそれを使えるようにデーターを書き換えますよ”


”それも無料で使い放題で~す”


”任せてください!”


”そうか~それじゃ~あのばあ~さんに金の事は迷惑かけたくないからな~‥換金が出来たら中古を手にいれるか~”


”それで…あの改札はどうやって通るんだ。”


”ご主人様の演技でなんかスマホに似せたようなものを改札にかざしてください”


”あとは、こちらで改札のCPUをごまかしてフラップドアを開閉させますので~”


”まじか~すげ~じゃねいか~本当にそんなことができるのかよ~”


団長は制服のポケットを探ると優紀の黒い生徒手帳がでてきた。


それを改札を通る人たちと同じように右手で改札の読み取り器かざすと……


「ピピッ!」となって無事に通り抜ける事ができた。


こうして無事にホームに入る事ができてちょっとだけポンコツエーアイを見直したライアン団長だった。


はじめて体験する電車に乗って子どものようになって、周りを見ながらあっという間に隣の駅についてしまった。


人の流れに沿って出口の改札に向かうと、また生徒手帳を何気なく出して「ピピッ!」となってフラップドアを開けて改札口を抜けると駅前の広場へとでてきた。


エーアイの案内で商店街の通りに入ると『金・貴金属買取』の看板が見えてその店の前にくると……


”ご主人様…いいですか~電車のなかでも話しましたが、未成年の金の買い取りは難しいですよ。”


”18歳未満は保護者の付添が必要となりますが‥‥その為には例の作戦通りうまく話しをもっていってくださいよ~”


”任せて…おけよ~”


アイテムボックスから、向こうの世界のハンシュタイン国王の横顔が刻印された金貨を一枚取り出して手に握ると、団長は店の中に入った。


カウンターにはまだ20代の若い女性店員が一人、暇そうに店番をしていたが……


「いらしゃいませ~」とマニアル通り笑顔で挨拶してきた。


「すみません。店員さんここでは金貨のコインの買い取りはしてもらえますか~」と右手の金貨を見せながら、一番の笑顔をつくり確認する団長


「はい…金の含有率での買い取りになりますけど…」そう言いながらカウンターの上に受け皿を出してきたので、そこに金貨を置いた。


「急な事故で両親が亡くなって形見の‥‥‥この金貨がいくらになるか‥査定をお願いしてもいいでしょうか~」ちょっとだけ仕込みをぶっこんだ団長


「えっ!…あ、はい、わ、わかりました。 ちょっとお待ちください。」


その金貨がのった受け皿をもってパネルの仕切りの後ろに向かう店員さん……しばらくして戻ると、その受け皿の金貨をまたカンターに置いて…


「測定しましたら99.9%の純金で重さはちょうど10gでした。」そう言って脇にあるデジタルスケールにコインをのせて重さを見せる店員さん


「現在の当社の金の買い取りは一グラム24900円ですので、このコインでしたら24万9000円になりますが~」


「あの~お客様はおいくつでしょうか~」


「17歳の未成年で~す」と正直に話す団長


「そうですか~未成年からの買い取りは難しいのですが…どなたか保護者の同伴か、同意書でもあれば……」


「す、すみません…両親が事故で亡くなり…今は満足に歩けない、祖母と暮らしているんですが…」


「今月の生活費が…少し…足りなくて…祖母も病院にかかる事が出来なくて…それで…祖母から、”これが売れたらいいんだけど…”と言われて…」


「祖母とは、ここから電話で確認をしてもらってもいいんですが~」


そう言って自分の名前と祖母の名前を教え、優紀の携帯番号を教えると、それをメモ用紙に書き込み、その事情に同情した女子事務員さんは目の前にある電話器でその番号に掛けた。


その番号はすでにエーアイが管理していて、通信会社の携帯のホストコンピュターを操作して電脳エーアイがばあ~さんの声をそれっぽく機械音で作り出して答えた。


『はい、永瀬です。』……


作戦はうまくいった…祖母の淑子に化けた電脳エーアイの声に騙されて、足が悪くてこれない自分にかわり孫の優紀がこの金貨を買取に持ってきた事をこの事務員は信じたのである。


その後、必要な書類にいろいろと書き込み手続きは無事に終了した。


店を出る時には手元の封筒に現金で24万9000円を手にした団長だった。


”やったぜ~ うまくいったな~エーアイ”


”あのばあ~さんの声はそっくりだったぜ~”


『はい、天城玲亜です。』…


胸がドキ~♡♡とした団長…


”なに~その声もできのかよ~”


”ご主人様…ワタクシ最高の電脳ですよ~一度聞いた声はすべて記録が残っております。”


”まずは、予定通りです~これでこの”異世界”の通貨を手に入れましたので……いつでも、買い食いぐいやレストランで食事もできますよ…ご主人様”


”しかしな~あと、金貨も限りがあるし…それも換金してしまったら…あとはどうすんだよ~”


”この金を元手に儲けること考えて、安定して増やす事ができればいいんだけど~”


”エーアイ、なんかね~のか~”


”未成年のご主人様がてっとり早く、お金を稼ぐ方法はアルバイトくらいしかありませんが~”


”やはり、すぐにお金を増やすにはこの国で公認されている、ギャンブルですかね~”


”それで、多少お金ができたらそれを、株式投資をしていただければ私の方でネット情報を操作して資金を増やす事もできますが、、”


”あとは、まともにやらず、ご主人様のスキルとワタクシの最高の電脳を使えば……裏のやり方で…グフフフフ”


”あんまり、やべ~ことはしないぜ”


”この国で公認されている、ギャンブルてなにがあるんだ!”


”競輪に競艇それに競馬ですかね~”


”競輪? 競艇? それはなんじゃ~…競馬は一番早い馬を当てるのか!”


”そうです~”


”そうか~競馬があるのか~”


”毎週土日に開催していますので、ご主人様、今週にでも視察にいってみますか?”


”えっ~そんな毎週もやっているのか~いこうぜ!、久しぶりに馬もみいたいぜ~”


こうして無事に換金することができた団長は、同じ商店街通りにある、中古のスマートフォンが売っているお店で安い機種を手に入れて王子に帰ってきたのである。




つづく、、、



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