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私の同級生は異世界王国の最強騎士団長   作者: koike


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第7話 騎士団長…部活をする‥その2


「永瀬先輩‥お願いします。ぼくと一局対戦してもらえないでしょうか~」


桐山くんが俺に対戦を申し込んできた。


「それが終わったら俺ともやるんだぞ~」と壮太も言ってきた。


さらに俺の実力を知っているはずの、他の2年生の二人も先ほどの詰将棋を見て急に対戦してほしいと言ってきた‥‥


”ご主人様~こんな勝負は4人同時でも大丈夫ですよ~ご主人様の実力を見せつけてやりましょ~ ムフ、ムフフフフ~”ちょっとおかしくなったエーアイくん


”え~俺の実力でなくて…エーアイてめ~がやりたいだけだろう~”


”しょうがねな~それでも、はやく終わらせて隣の駅にある換金屋さんにでもいこうぜ!”そう考えた団長


「ああ~……ごめん、この後に用事があるから、悪いけど机を並べ替えてくれる。四人同時に相手をするから…」



四人を同時に相手をしようと机を横に並べさせて将棋盤に駒を並ばさせた‥‥


あぜんとした、アマチュアの五段の資格の桐山くん‥言われるまま端に座り‥将棋盤に駒を並べてた。


”えっ!?…こんな事を言う、永瀬先輩じゃなかったはず‥‥そんなに強くなったのか?”


「おい…優紀~どうしたんだよ~、こんなTVでプロの名人が指すようなやり方って‥お前そんなに強くねぇ~だろう!…いったいどうなっちまんたんだ~」


「えっ~そうだな~さっき教室でも言ったと思うけど~事故で頭を強く打ってから~俺の眠っていた”異能力”が目覚めたかもしれないぜ~。」


「まじか~……」と半分信じて二年生の後輩が用意してくれた席に座り将棋盤に駒を並べて用意する壮太…


準備ができると、「みんな先手でいいから、先に指してくれ…」と団長は言うと端の桐山くんの机へ向かった。


序盤はみんなは自分の好きな型の攻めでパチパチと順調に駒をさしてきた。


"桐山くん”

”永瀬先輩の攻め手は…初心者がよく使う銀将と飛車で相手陣に攻めていく、「棒銀」という戦法だ…”


”これはまた素早い攻撃でどんどん押していく戦法だが‥‥アマチュア初段の先輩、こちらは守りを固めれば問題はない……あとはスキをついて飛車を使い一気に逆転できる!”


”やはり……さっきのはまぐれかな~”


実力のある桐山くんは、団長のガンガン攻めてくる手筋から…やはり格下の素人の指し方だと思って、守りを固めチャンスを待っていた。


はじめてから20分ほどたって、四人の将棋を考える時間が増えてきた。


団長だけはエーアイによるスキルで盤上を見るだけで瞬時に最善の一手を指していた。


「ハ~イ…壮太くん…今の一手で君はもう死んでいる…フフフ…あと五手で詰みました。」


「なに~…もう詰んでしまっただって~…ど、どうしてだよ~指して見ろよ…」


「フフフ…まず持ち駒のこれを使って王手だろう、そこで壮太はこれを動かして、次にこれを指してまた王手……………で最後にこの王手で逃げ切れなくて終わりだ!」


「エ~…ほんとうだ~…お前強くなったな~」


壮太をかわきりに桐山くん以外の二年生もすぐに、詰んでしまった。


アマチュアの五段の資格がある桐山くんだけが最後に残った‥‥‥初心者がよく使う素早い攻撃でどんどん押していく「棒銀」という戦法で攻める団長とエーアイ


それを巧みにかわしながら守りを固めてチャンスをうかがっていた桐山くん…一手一手慎重に考えながら団長の「棒銀」という戦法を受けていた。


”フムフム……桐山様…さすがプロ棋士の血を受け継ぐサラブレットですね~この攻め手を最善の受け手でかわしていますよ~”


”もう今日は、これだけ相手にしてやればもういいだろう…早く終わらせろよ~”とすでに将棋に飽きてきたライアン団長


”剣の練習ならな~もっと身が入るけど…これはな~……”


”エ~もう飽きたんですか~しょがないですね~”将棋の奥深さ知ったエーアイはまだ続けたかったが……


”それじゃ…ここに…これをわざと指してやると……”


”桐山くん”

”えっ!……やってくれたぜ!…永瀬先輩…油断してくれたな…こんどはこっちから攻めてやる”


エーアイのワザと仕掛けた罠を見抜けず……攻めの一手を繰り出し攻勢にでた…そしてここぞの一手で守りの要の飛車を攻めで動かすと……


「ああ~それをついに動かしたか~…残念でした……桐山くん……もう七手先で詰みました。」


「エエエ~…僕が負けたんですか~…なんで~…」盤上と団長の持ち駒を見てしばらく展開を考える桐山くん


「あっ!……そうか~確かに…ま、負けました……」七手先の詰みを頭の中で再現するとすなおに負けを認めたのである……


「あの油断したような一手は……ぼくの守りの飛車を動かす為の誘いだったですね~…」


「凄いですよ~…ぜんぜん気が付かなかった…僕の完敗です…」


「明日…先輩…明日また対局させて下さい!…こんなに楽しい将棋はひさしぶりです~」自分より強い相手ができて喜ぶ桐山くんだった。


「あ、ああ~いいよ~…それじゃみんな…先に帰らせてもらうよ~」そう言ってすかさずバックを背負い部室を出るライアン団長だった。


部室に残った後輩部員たちは副部長の壮太といっしょに…優紀の将棋の強さへの変貌ぶりに驚いていたのである。


”こらゃ~、エーアイてめ~やりすぎだろう~…アマチュア初段のこいつが‥将棋一筋で有段者の上位の実力がある後輩にあんな勝ち方しやがって~”


”もうちょっと‥‥空気をよんで後輩を思いやれよ~”


”いや~いい勝負でしたよ~ご主人様…あの桐山様…さすがサラブレット、まだまだ伸びしろがありますよ~”


”ただですね~桐山様は素直な指し方なんですよね~…もう少し汚い指し方をすれば…もっとうまくなりますよ~”


”てめ~が汚すぎるんだろうよ~”


”ああ~明日も楽しみです~ご主人様~”


”うるせ~!!”


そんなやりとりをエーアイとしながら歩いて行くとJR王子駅の北口までやってきた。


学生や会社員などが忙しそうにスマホなどをかざしてホームの改札口を出入りしてしていた。


”ご主人様…あれがこの国の電車という乗り物をのるために…自動の改札にスマホのモバイルSuicaに課金したお金を使って出入りしているのです。”


”あっ!…そう言えば…こいつのスマホはどうなったんだ~”


優紀の記憶から中学生になった時に父親から買ってもらったスマートフォンの事を思い出していた。




つづく、、、

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