第50話 騎士団長…ロシアン・マフィアその3
「な、なんだって~警察官殺害事件のロシアンマフィア・ブラトヴァのロシア人達が元ワグネルの戦闘員だって~」
「ワグネルと言ったらロシアの準軍事組織で、民間軍事会社として活動してきた傭兵集団じゃないか、たしかシリア内戦やアフリカ各地の紛争にかかわっていた戦争のプロじゃないかよ~」と天城係長から情報提供者からきた実行犯の素性を聞いて泣きそうな声をだしている伊達管理官
「送られてきた資料によるとリーダーはニコライ・チャップマン40歳で、ワグナルでは中隊を率いてシリア北東部ラッカの都市での攻防戦で反体制派の民兵との激戦を戦った優秀な指揮官で他の4人、アントン・キーロフにミハイルにアレクサンドルそれとケレンスキーもその時の部下じゃないか~」
「だから、、あんなに手際よく平気で人を殺せるのか~」
「これは、もうこちらではもう手に負えないな~組織的な犯行や強力な武器が使用されようだったらそれに対応した特殊部隊が相手にしないとダメじゃないのか~」
「そうですよ、伊達管理官これは明らかに特殊急襲部隊(Special Assault Team、略称:SAT)の案件ですよ、すぐに上の方と交渉してください。」
そう言って団長から送られてきたあきる野市のアジトの場所に5人の名前やワグネル内部の個人データーがわざわざ翻訳までされてきた資料を渡す天城係長だった。
【SAT‥‥日本の警察の警備部に編成されている特殊部隊で、対テロ作戦を担当しており、ハイジャックや重要施設占拠などの重大テロ事件、銃器等使用の重大突発事案が発生した際強力な武器を使い事態を鎮圧し、被疑者を検挙することをその主たる任務としてい】
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雪下真奈美31歳(独身)警視庁の警察事務職員で県庁や市役所と同じように公務員試験の事務職区分で採用されて今は都内の警察署での事件の情報管理や資料作成の部署で主任をしていた。
その為、警察内部のいろいろな情報にアクセスできる立場であった。
今朝は渋谷駅近くのラブホテルにホストクラブ『SOLEIL』での一番の推しである蓮也27歳と店が終わってからのアフターでラブホテルで彼が用意したいつもの覚せい剤を使ってのキメセク(薬物セックス)で目元にクマをつくりながらも何度も極楽を味わいデカいベットで一緒に寝ていた。
ホストクラブ『SOLEIL』は渋谷を縄張りにしている関東仁龍会傘下の井波組が関わる風俗関連の店の一つである、日頃からお局様として30歳を過ぎて結婚もしていない雪下真奈美は、つい友人に誘われてこの世界を知ってしまった。
彼女の両親は警察官、小さい頃から真面目で教育熱心な家で育った彼女は大学を出ても親と同じ警察官にならないで公務員の警察事務職として試験にうかり就職をしていた。
背が高く整った顔つきであったが、眼鏡をかけたインテリ系で女子高から女子大に進学した為、男性とのつきあった経験がなく真面目な彼女は近寄ってくる男性にたいしては、つい潔癖症的なガードをしてしまう性格だった。
学生時代の友人に誘われ勇気を出してはじめて行った渋谷のホストクラブ、店一番の人気ものの蓮也との最初の会話から心の奥底にある孤独・不安・承認欲求に火をつけられた。
恋愛経験が少ない女性は、現実の恋愛に対して理想化されたイメージを抱きがちであり、ホストがその理想を体現しているかのように接してきたのである。
ホストの巧みな「色恋営業」(恋愛感情を装った営業手法)と真の愛情を見分けることなんてわからない真奈美は蓮也に夢中になった。
店No1ホストからのLINEや接客に店外でも食事デートなどの行動が個別の承認をもたらし、また、他の客と比較することで、自分は「良い客」や「特別な客」であると評価され、承認をされる為に金を使った。
借金もして闇金にも手をつけるようになると、井波組が動き出した警察関係者だとわかっての罠だった。
「家や職場まで取り立てに行くぞ!」と井波組が借金の取り立てで彼女を脅し
都内の警察署の情報管理や資料作成の部署で主任をしていた彼女に「警察の内部情報を漏らす事で借金は減らす事ができるよ!」と甘い言葉でやさしく、ささやくホストの蓮也だった。
大好きな蓮也から大事にされるという承認欲求が満たされていくには、彼女にとって警察の内部情報を漏らす事はどうでもいい事になってなっていた。
こうして暴力団仁龍会にとって警察内部の情報源として仕立てられた雪下真由美は渋谷駅近くのラブホテルで朝を迎えると蓮也から頼まれていた数枚の警察のマークがついたコピーされた用紙を渡した。
そこには、永瀬優紀巡査の警察学校や実習での人事評価それに住所・家族など個人情報がいろいろ書かれていた書類でロシアンマフィア・ブラトヴァ、日本のリーダーであるニコライ・チャップマンが部下のアントンから「絶対にあいつは生かしておくとろくな事がないぜ~」と言われて井波組に頼んでいた資料だった。
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同じころ団長は歌舞伎町の風俗のきわどいお店のお泊まりコースを体験していた。
メニューの顔写真で気にいった風俗嬢と一晩に過ごすことができるため、久しぶりにオッパイの大きい女性と一晩中エッチをして楽しんでいたのである。
“起きて下さい!‥‥ご主人様~いつまで寝ているんですか~”とエーアイに起こされる団長
”え~まだ、8:00だろうが~もう少し寝かせろよ~”と久ぶりに裸の女性を堪能して満足している団長
”大変ですよ~すでに玲亜のお父様が動き出しました~警察の総力を上げて連中を逮捕する為にあきる野市のあのロシア人のアジトを中心に半径500mに厳戒態勢が敷かれました。”
”昨日、知らせたばかりだろう~もう動き出したのかよ~”そう言いながら急いでベットから起き出してインナーを着込み準備をしていると‥‥
「エ~‥‥ライアン、どうしたの~、もう帰っちゃうの~‥‥」とデカいベットに一緒に寝ていた、少しふくよかでホルスタイン級の胸をもつショートカットの裸の女性が寝起きの顔で聞いてきた。
「ごめんね~あかり姉さん‥‥急な用事ができてしまってでかけないといけないんですよ…」
「そうなの~昨日は久ぶりに本気で燃えちゃたわ~寝起きの朝のエッチをしないで帰っちゃうお客さんなんてはじめてよ~そんな大事な用事なの~」
「そうなんですよ~でも‥あかり姉さんも最高でした~この体での初体験があかり姉さんでよかったですよ~」
「フフフ~本当に18歳で初めてのHだったの~あんな恥ずかしいことをいっぱい知っているくせに~」
「そうですよ!‥‥この通り18歳で~す!」と車の免許証を見せる団長
「また、あかり姉さんを指名させてもらいますので‥‥どうもありがとうございました。」と言いながらベットサイドテーブルの上に数万円のチップを置いて風俗店をでるとバイクを止めている駐車場へと急いでむかったのである。
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団長から資料を受け取った翌日の日曜日、早朝から第一機動隊が出動してあきる野市、西多摩霊園近くの国道411号滝山街道に面した、廃車中古車買取センターを取り囲むようにして防弾盾とヘルメットを被った隊員が配置された、またここを通る近隣道路はすべて封鎖され地元の警察署のパトカーが出動して道を塞いでいた。
半径500mの近隣区域の住民は安全のために近くの小学校や中学校に避難を開始していた。
早朝から敷地の外の騒がしい音や遠くから聞こえるパトカーの音で、すぐに警察隊に包囲されてたと気がついたリーダーのチャップマンすぐに部下の4名を起こして建物にあるモニタールームから外の様子を四方に設置した遠隔の防犯カメラで様子を確認した。
「まずいな~日本のポリスにここのアジトがバレたようだ‥‥」
「しかし、いかにも日本人だよな~我々が気がつかない内にすぐにここを強襲すればいいのに、こうやって周りの住人の安全を確保している間にこちらは連中に一泡吹かせる準備ができるぜ!」
集まってきた他のメンバーもモニターに映る警察の様子を見せて、落ちついて言うリーダーのチャップマン
「ここは、一発、日本人に本当の戦争を教えてやりますか~」とニヤついた顔で言うアントン
「フフフ~そうだな‥‥こんな時の為に用意していた武器を準備するんだ!」と指示をするチャップマンだった。
つづく、、、




