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私の同級生は異世界王国の最強騎士団長   作者: koike


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第49話 騎士団長…ロシアン・マフィアその2


ロシアンマフィア・ブラトヴァのアジトをいつもの衛星で犯罪後の足取りを調べると、さすがプロの犯罪集団、エーアイでも、防犯カメラや偵察衛星など電子機器の監視体制をつかってもアジトはわからなかった。


数日後、警察学校に土日の外泊許可をもらった団長は、土曜の夕方早くバイクで久しぶりに新宿・歌舞伎町へとやってきた。


まだ、起き出したばかりの迷宮都市歌舞伎町、人の流れはまばらでネオンもまだついていなかった。


お目当ての「ガールズバー・ラビット」にやってくると、準備中の札がかかったドアをノックして「ごめんくださ~い」と言いながら鍵のかかっていないドアを開けて中に入っていった。


明かりのついたお店の中には、すっぴんで私服姿のエマとミオの二人がカウンターに座りコンビニ弁当を食べていて、他にも路地裏でぶちのめした反グレ集団『怒龍会』のメンバーが三人ほど缶コーヒーが置いてあるテーブル席に足をあげてタバコ吸いながら驚いた顔をして団長を見ていた。


「き、貴様~な、なにしにきやがった!」と立ち上がり威勢よく切り出したのは前にぶちのめされたチンピラのリーダの真壁剛志(31歳)


「この間はすみませんでした~、もう怪我のほうは治りましたでしょうか~…だいぶ手加減していたんですか~」とお茶目な事を言って頭を下げる団長


「ウッ、うるせ~骨がつくまで、ギプスをひと月もつけていたんだぞ!~」とあの時の暴れまわる団長を思い出して、ちょっと怯えているリーダー


「そうよ~あれから大変だったんだからね~マリア姉さんはサツにつかまり、そのあと移送された大阪で急な心不全で死ぬなんて‥‥」


「あんたが、みんな関わっているんでしょ~」


「今日はいったい何しにきたのよ~」とエマが思いっきり睨んで言ってきた。


「実は、ちょっと教えてもらいたい事があるんですが~」と言いながら皮ジャンの内ポケットから帯封のついた100万円の札束をカウンターに置いてエマちゃんの隣に座る団長


”人を動かすには金だ!”と前の世界で経験している大人の団長は、エーアイが株の売買でとんでもない額を荒稼ぎしてこういう時の情報を仕入れる為と夜の風俗で遊ぶためにたっぷりと資金を用意していた。


札束を見て驚くエマとミオ……それとテーブルで立ち上がっていたリーダーの真壁


「な、なにが聞きたいんだよ~」と金を見て驚いて聞いてくるリーダー


「実は、この関東の裏社会に薬物を卸しているロシア系マフィアのブラトヴァとか言う連中のアジトを知りたいんですけど‥‥わかりませんかね~」


「えっ!‥‥ブラトヴァ!だって~今ニュースで騒いでいる浅草の警官殺しの連中のことか~」


「な、なんでそんな連中の事を知りたいんだよ~」


「この国で人を殺して好きなようにしている連中なんか許せないじゃないですか~少し天罰を与えてやろうかと思いまして‥‥‥」


「あんな危ない連中なんて俺達が知るわけないだろう~‥だがわかる事は渋谷を縄張りにしている関東仁龍会傘下の井波組が連中とうまくやっているそうだ!」


「連中の扱っているヤクはそこから仕入れているとか‥‥それとその渋谷にあるロシア料理店『グラゾフ』その二階が東欧の女達を使った高級デリバリーヘルスの拠点になっていて、関東仁龍会が仕切っていて政財界の大物達の夜の相手をしているようだぜ‥‥そこに行けばなんかわかるんじゃやないのか~」


中国黒社会のマフィア蛇龍会と協力関係にある反グレ集団『怒龍会』にとっては関東仁龍会とロシア系マフィアのブラトヴァとはライバル関係、日本での犯罪市場を競っていた。


そのため自分が知ってるいる事を団長に教える『怒龍会』のチンピラリーダーの真壁‥‥


「だが、気をつけたほうがいいぜ……連中は殺しを何とも思ってね~からな~平気で銃を振り回してくるかもよ~」と忠告もしてきたのである。


”渋谷のロシア料理店『グラゾフ』か~どうだ何かわかったか~”


”あ~分かりました!ご主人様、確かに明治通り沿いの高級な場所にロシア料理店『グラゾフ』が入っているビルがありますね~”


”え~とボルシチにピロシキやビーフストロガノフがうまい店で星四つがブログについていますよ~”


”ムム~、近くの防犯カメラにもやたらエロイ服装と化粧をした東欧の女達がビルに出入りしていますよ~これは間違いないようですね~”


”きまりだな~そこでまた情報を仕入れるか~”


「エマさんとミオさんありがとうございます。また聞きたい事があったらお邪魔しますね~」そう言って頭をさげて店を出るとさっそくまたバイクに乗って渋谷の明治通りに向かう団長だった。


~~~~~


ロシア料理店『グラゾフ』が入っているビルの二階…奥のラウンジのソファーには出番をまっている三人の東欧の女性がエロイ下着の上に胸を強調したドレスを着てスマホをいじりながらくつろいでいた。


電子ロックされた入口近くのディスクには井波組の女性達の護衛を兼ねた送迎の車の運転手が椅子に座り雑誌を見ており、他にも一階の出入り口のフロアーや外の道路などを警戒して防犯カメラで写っている液晶モニターを見張っている若い男がそこにいた。


井波組の本部に客のリクエストオーダーが入ればここに連絡が来ることになっていた。


一階のロシア料理店『グラゾフ』はちょうど週末のディナー楽しむ予約客で満席ですでに一階の出入り口のフロアーの防犯カメラに侵入して偽画像をながして団長を映らないようにしているエーアイ‥‥


”ご主人様~あのカメラにはもう写っておりませんよ…それに中の様子も内部カメラでわかりました~日本の下っ端風のヤクザさんが二名と綺麗でオッパイのでデカイ女性が三名中にいますよ”


”入り口の電子ロックもすでに解除していますのですぐにでも入れますが……”


”そ、そんなにデカいオッパイなのか~”とちょっと興奮する団長は階段を上がり二階の事務所の扉の前にくるとアントンから奪ったウダフ拳銃(GRAU6P72)を取り出し、上部をスライドさせてチャンバーに弾丸を送るとそれを左手にもって、電子ロックを解除されたドアをいきなり開けて部屋に入っていった。


いきなりの侵入者に驚く二人、すぐに拳銃をだそうとしたが……


「うごくな!~動けば怪我をするぞ!!両手を頭の上にあげろ!」と思いっきりの殺気を出して二人に拳銃を向ける団長、奥のラウンジの女達は「キャ~!」と言いながら固まっていた。


「まずは右の男、名前は~え~と山下さん42歳かな~もっている拳銃をゆっくりだして床におけ!」と初対面の男からいきなり名前と年齢を言われて驚く送迎の車の運転手の男


おとなしくもっていたソビエト連邦時代の古い軍用銃トカレフ TT-33取り出して床に置くと…団長の注意がそこにいったと思ったモニター監視役の男は腰に差し込んでいた同じくトカレフ TT-33を素早く抜いて団長へと向けようとした


「パ~ン」と乾いた銃声が響きその男の太腿が撃ち抜かれた!


団長はそちらを向かずに気配だけで気がついて左手に持っていた銃のトリガーを引いた、硝煙がただよう左手の拳銃をその男にむけたまま、腰を落として山下という男のトカレフを”収納!”と念じて自分のアイテムボックスにしまいこんだ。


立ち上がり振り向くと「あなたは~阿部さん28歳ですかね…”うごくな!”といったじゃないですか~あ~あこんなに血がでちゃって~阿部さんちょっと待っててくださいね~」と声をかけると、床に転がって血が流れ出る太腿を押さえながら呻いているモニター監視役の男‥‥


「ウッ~き、貴様なにものだ~なんで俺達のこと知っているんだ~」と頭に手をあげて聞いてくる送迎担当の山下


「え~どうだっていいいじゃないですか~」と言いながらその両手と両足を結紮バンドで縛り、次に床に転がって顔をしかめて痛みを我慢している男に近づき‥‥


「痛いでしょう、今、治してあげますから両手を出して下さい!」そう言って同じように両手と両足を結紮バンドで縛り自由を奪うと


「ああ~良かった弾は抜けていますね~」と言いながら女神のポーションを取りだすとその傷にポタポタとかけてやる。


するとそこが「ジュワジュワ~」と泡だってそれが収まるときれいに治っていた。


「えっ!?……なんで~」と痛みも消えてなくりビックリしているモニター監視役の男


「いいですか~阿部さん、今回だけですからね~次に会った時はこんなやさしくありませんから~言う事を聞かなければ本当に殺しますよ!」と言いながら

落ちているもう一丁のトカレフも回収して奥のラウンジに向かう団長


すぐにラウンジのソファーに座る三人の女性を鑑定して身元を知った団長、怯えている二人はベラルーシからお金が目当てで売春をしている20代の出稼ぎ女性で、一人だけ落ちついた女、ロシアンマフィアのブラトヴァ所属カテリーナ・ポドルスカヤ31歳はこの高級デリバリーヘルスを任されていたリーダーの女だった。


”ムムッ~ご主人様、あのテーブルの上にあるノートPCは回収してください、ここの顧客情報に政財界の大物がここの女達との売春行為の隠し撮り映像がタップリ入っていますよこの先何かの役に立つかも知れません!”


”それと、この女の持っているスマホには日本にいる仲間の連絡先がありました~”


”リーダーと思われるのがニコライ・チャップマンに部下がアントン・キーロフにミハイルにアレクサンドルそれとケレンスキーですね~彼らも全員、元ワグネルの戦闘員ですよ”


ワグネル社のサーバーに彼らのデーターもありました!”


”あと、その携帯番号の位置情報から連中のアジトと思われる場所がわかりましたよ~…あきる野市、西多摩霊園近くの廃車中古車買取センターに五人そろっています。”


”まじか~これであいつらも終わりだぜ~”と目的を達成した団長


「ア、アナタ、ダレ…ナニシニキタ……」と片言の日本語できいてくるリーダーのカテリーナ


「俺ですか、名前はライアンです、ここに来ると夜のお相手をしてくれると聞いてきたんですけど……」と流ちょうなロシア語で返す団長


「あなたロシア語がしゃべれるの……」と驚くカテリーナ


「日本に来てまで男達の夜の相手をしているとは大変ですね~一回お相手してもらうと御いくらですか?」と話しながらテーブルの上のノートPCを持ち上げ”収納!”と念じて自分のアイテムボックスにしまいこんだ。


目の前できれいに消えてしまった大事なノートPC……


「エッ!……き、消えた…私の大事なノートPC…どこやったのよ~!」と驚きテーブルの下や周りを探すカテリーナ


「すみませんもう用が済みましたので帰りますね~‥‥今夜も商売がんばってくださいね~」と向こうの世界では娼婦や売春宿は合法‥‥胸のでかい娼婦のマリリンが愛人だった団長はカテリーナ達がやっている高級デリバリーヘルスを警察に通報する気はなかった。


警察官三名を殺害した連中の居場所がわかって目的を達した団長はさっそくエーアイに連中の名前とアジトの場所を天城係長へと連絡させて東欧のエロイ服を着た女達をみて興奮していた団長は土日の外泊許可をもらっていたので、さっそく前から行きたかった歌舞伎町の風俗店にウキウキしながら向かうのだった。


すぐにカテリーナから解放された井波組の二人が、襲ってきた団長の素性を調べる為に録画されている部屋の画像を確認してもそこには何も映っていなかったのである。




つづく、、、




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