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私の同級生は異世界王国の最強騎士団長   作者: koike


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第45話 騎士団長…現場実習


あれから、団長があの天城神道流の伝承者で人間国宝の天城信義の道場の師範代だという事が教官達の間ではすぐに広まった……


それで、ざわつく教務室、それを知った校長が師匠に電話をして確認する騒ぎまでなってしまった。


学校から連絡がいった師匠は話の内容からすぐに用件を察して……


「永瀬くんには儂の孫といっしょになってもらい、天城家の人間になってこの天城神道流を継いでもらう事になっている、もう儂より強いからあんまり彼を刺激しないでくれよ、ワハハハ~」といい加減なことを言って校長を驚かせていた。


そんな事になっているとは知らずに団長は格闘術や逮捕術の授業になると教官に一目置かれ、いっしょに学生の指導をするよう指示され教官と一緒に技の模範指導をすることになってしまった。


こうして実習が進むと警察学校では拳銃実習が始まった……


まずは警察官が拳銃を所持、使用できる根拠規定を通称銃刀法や警察官等拳銃使用及び取扱い規範を座学で法令や安全管理を学ぶ


座学が終わったらすぐに撃てる、というわけではなく拳銃の取り扱いに関する諸動作は細かく決められて銃の取り出し方、仕舞い方、弾の装填方法等々……

弾の入っていない拳銃で取り扱い動作を徹底的に反復練習して、教官の指示以外の動作は禁止され少しでも間違った動作をしようものなら、 教官から怒号が飛んできた。


ここで正確な動作を身に着けておかないと、実射訓練の時に苦労することになった。


”ついに拳銃をつかっての射撃訓練だぜ!”


”TVのドラマでも見ていたけど、この武器は凄いぜ~”


”ちゃんと指示通りに的に向かって撃ってくださいね~女性巡査なんかは反動で手がぶれて天井に穴を開けたりしてましたから……


”ああ~任せろ両手でしっかりと握ってフロントサイト(前部照準器)とリアサイト(後部照準器)で標的に合わせて親指で銃のハンマーを2回目のクリック音がするまで引き戻して……”


トリガーに指をかけてゆっくりと引くと「パ~ン」と乾いた音で弾丸が発射された。


米国のスミス&ウェッソンの日本警察仕様、SAKURAサクラM360Jリボルバー拳銃口径9mm 装弾数5発の実射訓練がはじまったのである。


最初はなかなか思った所には当らなかったがしっかりと銃を固定するようにかまえフロントサイト(前部照準器)とリアサイト(後部照準器)で標的に合わせて

射撃を繰り返し、中心の的にほぼ集まるような完璧な射撃ができるようになると、その才能には教官達も驚くのだった。


警察学校では在学中にいろいろな警察署での現場実習が組み込まれており座学や訓練だけでなく、現場での実務がカリキュラムに組み込まれていた。


単なる座学では得られない実践的な経験を積むための重要な機会で、地域警察署での勤務体験は署員と同行し、事件・事故現場への対応、パトロール、交番勤務などを体験しこれは、警察業務の多様性と現実を肌で感じるのだった。


団長は訪日外国人で忙しい浅草南署に実習として派遣された……


現場で指導するのは野村巡査長(32歳)、浅草南署で制服に着替えて浅草寺せんそうじを取り囲むようにして配置された交番所の中でも一番忙しいと言われる雷門近くの交番に実習できていた。


「いいか、ここには観光でやってくるが訪日外国人が一番あつまるところだ、まずはこの小型の翻訳機の使いかた教えるからよく聞けよ~」と野村巡査長が交番の受付の机に置いてあるスマホ型のタブレットを出して説明をはじめようとした……


「野村指導官……たぶん自分には必要ありません!語学には自信があります。」


「え~、ほんとうに大丈夫か~ここには英語だけじゃなくて中国語や、韓国語にタイや欧州などいろいろな国からやってくるんだぞ‥‥」と疑う野村巡査長


そこへいきなり交番の受付に何かを訴えるようにやってきた10代の子ども一人を連れて入ってきた白人の夫婦


父親が携帯の子どもの画像を見せながら、母親といっしょに早口でなにかを訴えてきた……「※※~$△□×★♯※※……」


団長はそれを聞いて「※※~$△□×★♯※※…」とすぐにまた聞き返すと自分の国の言葉がわかる警官に少し安心した親子くわしい内容を話してきた。


「この家族の一番下の息子で13歳のピエール君が迷子になっていると言っています。」と野村巡査部長に説明すると


「えっ!‥‥今、何語でしゃべったの……」と驚いた顔で聞いてくる巡査長


「ああ~この親子はフランス人ですよ……」


それからまたフランス語で聞く団長「どこでいなくなったの~」と聞くと近くの商店街と答える両親


”エーアイどうだ‥このピエールの顔画像で何かわかったか?”とお父さんが見せてきたスマホの子どもの画像


”いました!!~この地区の防犯カメラで顔認証にヒットしました…すぐそこのコンビニいますよ~」


団長はその親子に安心するように伝えて、近所のコンビニに連れて行くと店の中で日本のHなグラビア雑誌を夢中で見ているピエールがそこにいた。


「オオ~アリガトウ~」と感謝するフランス人親子だった。


それからは次々とやってくる外国からきた観光客達、道案内や紛失物の手続きを中国や韓国語に英語で難なくこなす団長……それを脇で口を開けてみている野村巡査長


「あの~永瀬巡査はいったい何ヶ国語がわかるんだ‥‥‥」と聞いてきた。


「確か去年は8ヶ国の一級検定は合格しています。」


「ことしもまたそれくらいの数の外国語検定を受ける予定をしていますが……」


「えっ!‥‥一級の検定を‥そ、そんな簡単に合格しているのか~」とビックリしている野村巡査長だった。


こうして語学を生かして数日のあいだ交番勤務を続け来日する外国人のトラブルをうまく解決する団長‥‥‥ある日、二人でいつものように浅草の巡回パトロールに出た。


「永瀬巡査いいか~この浅草南署では職質のノルマがあるから今日は5件以上は確実に声かけをするぞ~」


「まあ~これで当たりがきて犯罪者を捕まえることが出来ればいいんだけどな~評価されるにはデカい犯罪に絡んでいる奴がいいけどな~」と最近は素行の悪いチンピラなどしか捕まえなられない巡査長が言うと


「それでは、外人の麻薬の密売人を職質で捕まえたらどのくらいの評価になりますかね~」


「そりゃ~摘発した麻薬の量にも関係するけどkg単位だったら表彰もんだな~」


「そうですか~どうもあの”ロシア系”の男性が挙動不審者ですね…まちがいなくあのバックには怪しいブツが入っています。」


団長が素早く人物鑑定をしたら名前がアントン・キーロフ(29歳) ……ロシアンマフィア・ブラトヴァ所属…元ワグネル隊員‥麻薬の運び人……


”ロシアマフィア・ブラトヴァ所属とはどいうことだ、おい、エーアイ…こいつ何者だ…”


”まずいですね~ロシアの裏組織で最大のマフィアですよ…関東のヤクザ組織と組んでコカインや合成麻薬をこちらに流していますね~”


”それだけじゃなくて日本では東欧の女性を使った売春組織とか、表では日本の中古車を買い取りロシアに送っていますが、中身は高級盗難車なんてこともやっていますよ”


”もともとは傭兵くずれとか元軍人なんていうのもいっぱいいるようですね~”


”まじか~それじゃ~ヤバイ武器も持っているかも知れね~な‥‥うかつに近寄れないないぜ!”


浅草寺の境内でもひときわその高さから目立っているのが五重の塔その近くで一人でバックをもって知り合いとの待ち合わせしているロシア系の挙動不審者


「どうも、こちらの日本の裏組織にヤバイ物を運んできた感じですよ……」と伝える団長


「えっ!?………マジに……なんでわかるの?」そう言ってその人物を見つめる指導官の野村巡査長


「間違いないです…私が職質をかけますので、もし奴が凶器を出したらすぐに周りの観光客を遠ざけて応援を呼んでください」


「ロ、ロシア語もしゃべれるのか?」


「はい!…それも検定一級を去年とりました。」とさり気なく自慢する団長そして腰の拳銃をすぐに取り出せるようにカバーのホックをはずして五重の塔の前に立っているロシア人に近づく‥‥


それに気が付いたアントン・キーロフ……


”フン!、どうせ日本のポリスなんてロシア語なんかわかね~だろう、こっちも日本語なんかわからね~から、なんとでもごまかせるぜ”と油断していると……


「ちょっといいですか~お尋ねしたいんですけど~」


「あなたのお名前を聞かせてもらえませんか……」とネイティブなロシア語で聞いてくる団長


「えっ!?………」そう言ってそのポリスを見つめるアントン・キーロフ


「もう一度聞きますがあなたの名前を聞かせてもらえますか‥‥」


「それとそのバックの中身をここで見せて下さい‥‥」


”すげ~完璧なロシア語じゃないかよ~”と驚いたアントン‥‥

「な、なんで、バックの中身を見せないといけないんだ!」とやっと言い返すことができた…


二人がなにを喋っているのかわからないがこのロシア系の挙動不審者がバックを見せようとせずに大事に抱え持つような仕草になると、こいつはヤバイ奴だと感じて身構えている野村巡査長。


「いいじゃないですか~何か見られてまずいものでも入っているんですか……」


「そこから動かないでください‥‥おとなしく名前と身分が分かるパスポートを見せて下さい……」


すでに相手にわかるように腰の拳銃に手を回して威嚇するように指示すると、

すでに五重の塔を背にして二人の警官に逃げ場を塞がれて、もと傭兵のアントンは腹を決めてここは強硬手段で逃げようと、背広で隠し持っていた背中の腰ベルトに差し込んでいるロシア軍用銃・ウダフ拳銃(GRAU6P72)に手を伸ばそうとしたら……


「動くな!!‥‥」と大声で叫び、いきなりSAKURAサクラM360Jリボルバー拳銃を取り出し両手で構える団長…不審者の動きから背中に仕込んでいる何らかのヤバイ武器に気が付き、親指で銃のハンマーを2回目のクリック音がするまで引き戻しトリガーに指をかけてとんでもない殺気を不審者に向けた。


野村巡査長はそれにすぐに察して「危険です…みなさんここから離れて!……」と笛を吹きながら危険をしらせるとすぐに肩に取り付けてある携帯無線のスイッチを入れて「至急!…至急!…浅草寺五重の塔で不審者、至急応援お願いします。」と簡潔に署の仲間に連絡をいれると自分の拳銃も取り出してその不審者に銃口を向けた。


周りでは悲鳴をあげながら離れていく観光客…だれもが拳銃をだした警官を見て驚いて遠ざかっていく……


「いいか!‥背中に手をまわしたら撃つぞ!‥‥もう観念しろ!……バックを置いて両手を頭にあげてそこに膝まづけ!!」とロシア語で警告して地面に指をさして本気で殺すぞという目つきで指示をする団長


さすがに二人の警官から銃を突きつけられては身動きができない…アントン・キーロフはバックを地面に置いて両手をあげておとなしく膝まづいた。





つづく、、、


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