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私の同級生は異世界王国の最強騎士団長   作者: koike


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第37話 騎士団長…関西連続強盗事件その6


「お前の仲間の『ジャッカル』こと馬淵勇まぶちいさむ32歳が資産家の老人世帯を襲わせるための実行計画や指示をして、それとSNSで実行犯のリクルートを担当しているのが『パンサー』で王城聡介おうしろそうすけ30歳なんだな。」


「そ、そうよ‥‥」団長の質問になんでも答えるマリア


”どうだ、エーアイこれで身元は探れるか‥‥”


”フフフ、、もうヒットしましたよ、犯罪歴もありますので顔写真も大丈夫、警察でもこの二人は反グレ集団『怒龍会』のメンバーとわかっているようです。”


「それで、そのタイのプーケットにあるコテージに詐欺グループの拠点があって携帯やネットを使い詐欺で騙して金をまきあげていたのか~」


「フン!、騙される連中が馬鹿なのよ~」


「そうか~後は、その詐欺で巻き上げた金や盗んだ金は何処にもっていってるんだ?」


「そ、それは‥‥‥」


マネーロンダリングをしている人物は別組織の人物で、いろいろな裏組織の大金を洗っている‥‥もし私がチクったことがばれたら命はないかも‥‥と考えているマリア


黙っているマリアの顔に向けて愛刀の切っ先を近づける団長‥‥


「もう少し、切れ込みを入れたらしゃべってくれるのかな~」


「ヒィ~、い、言うわよ‥西大久保で両替屋をやっている三沢啓介よ…」


「そこに持っていって、詳しくはわからないけど暗号資産に替えて違う国に送りそこからまたこちらの口座に送ってもらっているのよ~」


”三沢啓介、おっと~ご主人様わかりました~ゲゲ~この国一番の帝都大学の経済学部出身のインテリヤクザじゃないですか~”


”これで、全ぼうが分かりました。あとは玲亜様のお父様にまた連絡を入れておきます。”


”ああ~うまくやってくれ~”


「マリアさ~んいろいろ教えてくれたので、お礼にその顔の傷を治してあげますよ~、、もうちょっとこっちに顔を寄せてくださ~い」


そう言って女神のポーションを数滴入っているグラスをもってそれでおしぼりを濡らすと右手にもってそれをアリアの顔に近づけた


”えっ!、、この顔の傷が治せるの‥‥”とちょっと疑っていたが痛みだした血だらけの顔をよせると‥‥


団長はそこの血を拭き取るようぬぐうと、ひどい痛みが突然無くなり、びっくりするマリア‥‥


”キャア~‥マリア姉さんの顔の傷が‥‥傷がなくなって綺麗に治っています~‥すご~い”と驚くエマとミオ


”おっと~ご主人様‥そろそろ店の前に、ミオさんがメールを入れていた連中が外に集まりはじめましたよ‥”


”それじゃ外でもうひと暴れして引き上げるか~”


「それじゃ~マリアさん‥今日は楽しかったで~す。カウンターのお金はどうぞ~差し上げま~す。そこの二人と外に集まったお仲間の怪我の治療代で使ってくださ~い」


そう言って頭を下げて皮ジャンを着てお店を出ると‥‥ドア近くで見張っていた下っ端のお兄さんが急いで外に出て仲間に知らせていた。


外の通りには金属パイプや木製バットにバールをもった7~8人の反グレ集団『怒龍会』の連中が待ち構えていた。


”なんで~こんな若い小僧ひとりに店の用心棒の二人が手をやくんだ~、あいつら寝ていたのか!”と団長をただの小僧だと思っているリーダー


「ちょっと、そこの兄さん悪いが、そこまで付き合ってくれや!」とリーダー格のごついお兄さん太い腕や首元にいっぱいタトゥーを入れて睨みつけるように言ってきた。


すぐに、そこにいた反グレの兄さん達を鑑定して”またチンピラか~”とガッカリして弱い奴は相手にしたくない団長、逆らうことなく、そいつらといっしょに、近くのビルに囲まれた人通りのない路地に連れ込まれた‥‥


「わるいな~兄さん、あの店で暴れてくれたそうで~あんまりここらでヤンチャしてもらうと困るんだよな~詫びのひとつに、その腕か足の骨でも折らせてもらわ~」と仲間に顎で合図するリーダー‥‥


それを聞いた団長の目が少しギラついた。


しばらくして団長の事が気になりを様子を見に来たアリアとエマとミオの三人は‥‥その路地から血で汚れた「護身用収縮警棒」を右手に持った団長が爽やかな笑顔で出てきて三人に気がつくと「すぐに病院に連れて行った方がいいかもしれないな~‥一応は手加減しておいたから…‥ウ~ン軽い腕と足の骨折程度だと思うけどね!」と言うと笑みを浮かべてバイクを止めてる駅に向かって歩いていった。


あわてて路地にいくと三人は「えっ!?‥‥そ、そんな~~!」と口を開けて驚いた。


そこには顔面を「護身用収縮警棒」で強打され鼻血を出して腕や足を押さえて声を出して痛がり、泣いたりしている、太い腕や首元にいっぱいタトゥーを入れた7~8人のごついお仲間のお兄さん達が転がっていたのである。


~~~~~


ばあさんに気づかれないように夜遅く帰ってきた団長は朝のトレーニングを終えて‥ばあさんの作ってくれた美味しい朝飯を食べて制服を着て学校へ行く為に玄関を出ると、そこに制服姿で通学リュックをしょって腕組をした玲亜がこわい顔をして待っていた。


「な、なんで~玲亜が‥‥」と驚いている団長に向って‥‥‥


「あんた、またうちのお父さんに昨日の夜、なんか事件に関するメールを送ったでしょう!」


「お父さんそのメールが届いてから大変だったんだから~」


「何の事件を追っているのよ~学校に着くまでに詳しく私にも教えてよ~」そう言って団長の腕を引っ張って二人揃って歩きながら話す玲亜だった。


自分のお父さんから関西の強盗事件について団長に調査の依頼がきて、背後にいる悪い連中の事を報告をしていたと聞いた玲亜は‥‥

「え~‥‥それで昨日の夜に歌舞伎町にいってそのマリアとかいう女にあって背後にいる仲間のことを聞いてきたってことなの~」


「ああ、そうだよ、」


「そんな簡単に教えてくれないでしょうよ~」


「あんた、またなんかしたでしょう~」ときっと魔法の力だと思いキラキラした目で聞いてくる玲亜


「い、いや~刃物で彼女の顔をちょっとだけ‥‥傷つけただけだよ~最後はあれで治してあげたけど‥‥」


「そうか~女は顔が大事だからね~ふ~んそうだったんだ。」


「でも、自分達は安全なところにいて「高額バイト」で素人に強盗をさせるなんて本当に悪い奴らだわ‥早く捕まるといいね」


どうにか玲亜のご機嫌をよくした団長は乱闘事件のことは話さずに学校へと向かった。


~~~~~


大阪府警察本部では捜査一課長の野原一夫警部をはじめ、捜査員のオヤジ刑事達からは凶悪な連続強盗事件の早期解決したことや、その現場で押し込み強盗を見事な背負い投げで犯人を投げ飛ばしたことで、水島管理官は強面のオヤジ刑事達の中で「紅一点」のアイドルのような存在となった。


”女三四郎の水島管理官‥彼女に逆らうな!、逆らえばぶん投げられる”というウワサが静かにオヤジ刑事達のあいだで広がっていった。


大阪府警の上級管理職の面々はいつも、やれ”セクハラだ~”とか”パワハラだ~”とか言って上司にたてついて騒いでいる外様の彼女が世間を騒がしていた凶悪な強盗傷害事件を早期に解決したことに驚いていた。さらにこの事件を裏で操っている極悪人がいる事を彼女から聞かされた。


それは”春に起きた東京での連続強盗殺人事件の際にも疑われていたが早々に手柄を自慢したくて捜査本部を解散したため、背後にいる主犯を潰せなかったことが関西の事件に繋がっている”と聞かされた上層部は喜々として喜んだ‥‥


「これで、東京の奴らの鼻をへし折ってやる!」と息巻いた‥事件解決ではいつも警視庁にはスマートな刑事がいて花形のように国民に印象づけられて大阪府警察といえば、おばちゃん婦警にオヤジ刑事やオッサン警官のイメージになっていた……(その通りだが‥)


「いつかデカい事件で見返してやる~」と思っていたのである。


そんなこともあり、警視庁の上層部が手柄をあせってすぐに本部を解散して事件を終わらせたことによって背後にいる主犯を見逃した。‥これによってまた関西で事件が‥‥これをマスコミにリークした。


関西では大騒ぎとなり、毎日ニュースで大きく取り上げられていた。


大阪府警はこの事件の捜査本部を解散しないで水島香織警視を中心にSNSなどを通じて緩やかに結びつき、匿名性を保ちながら犯罪を行うやり方「匿名・流動型犯罪」と認識して背後にいる主犯を捕まえる為に特捜班が編成されたのである。





つづく、、、




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