第34話 騎士団長…関西連続強盗事件その3
”あっ!……あの警視総監のノートPCに返信メールが、えっ~!‥玲亜様のお父様からご主人様に、そ‥捜査の‥ご、、ご依頼がきました!!”と叫ぶエーアイだった。
団長が携帯のメールを開くとエーアイがデーターを転送して内容を見る事ができた。
”関西で連続して起きている高齢者の自宅を狙った強盗事件について犯人達の情報を知りたい‥‥”
”なんだ~これは、関西でなにか起きているのか~”
”まったく、ご主人様は‥‥最近はバイクの事で夢中でしたからね~”
”これは、春におばあ様を襲った事件と同じでお金を持った年寄りの家を狙った強盗事件がまた始まったんですよ~”
”え~!……あれは実行犯を捕まえて終わったんじゃなかったか~”
”もう~忘れたんですか、実行犯を操っている奴や、警察をよそってお年寄りをだましている連中など背後にはとんでもない組織があるとワタクシも言っていたじゃないでですか~”
”ああ~、思い出した、そうだ、そうだ確か『ジャッカル』とか『パンサー』とかなんじゃら言っていたよなあ~”
”そうです。ご主人様~またそいつらが、今度は関西で同じように犯罪をはじめたんですよ。”
”そんな爺さんや婆さんの金ばかり狙って、くそ~、許せね~な~、この事件もエーアイすぐに調べてくれよ~”
”玲亜のパパからの依頼だ、今度はしっかりと背後の連中も仕留めね~といけないぜ!”
”フフフフ~‥‥全てこのワタクシにお任せください‥‥”といつものように変なスイッチが入ったポンコツエーアイだった。
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新宿の歌舞伎町は、「東洋一の歓楽街」と呼ばれてきたが、2010年頃から様相はさらに変容して、3000軒を数えるバー、キャバクラ、ラブホテルなどが密集して今では「欲望の迷宮都市」と呼ばれるようになった。
路地にあふれる酔客に、手招くキャバクラやホストクラブの客引きの黒服。風俗店の妖しげな看板も堂々と輝いてぞくぞくするような刺激やいやらしい事を期待した大勢のカモ達がこの「欲望の迷宮都市」へとやってくるのである。
地方の会社から幹部研修の為、東京に出張できていた二人の30代の会社員、研修セミナーも終わり最後の夜は田舎に戻ってから自慢しようと初めての歌舞伎町へとやってきた。
すでに軽い夕食を終えて、新宿駅を降りて駅前通りをキョロキョロしながら靖国通りから歌舞伎町一番街と書かれたアケードで記念にとスマホを取り出し記念写真‥‥
はっきりと”歌舞伎町・初心者で~す。”とネギをたっぷりと背負ってまるまると太ったカモが二羽「欲望の迷宮都市」へと入り込んだのである。
「フフフ、エマ、見てよあれ、あのキョロキョロしている二人」
「エ~、な~にまるで今日、田舎からでてきました~て感じじゃん ミオあれなら確実にいけるわよ‥‥」
「エマ、急いで~、あのまま通りに入られるとあのイナカッペ、他の連中に唾つけらるわよ‥」
歌舞伎町一番街の通りの近くで今日、最初の獲物を探していた半グレ組織『怒龍会』の仲間で近くのガールズバーに勤めているエマとミオ‥‥
メイドのようなコスプレで、すその短いスカートからでたピチピチの太腿にはガートルベルトでソックスを止めて、胸元を強調したメイド服、スケベな男心を引き付けるフェロモンをタップリと出しながらそのまるまると太ったカモに向って駆け出していたった。
「こんにちわ~」と歩く二人の前をさえぎって思い切りの可愛い笑顔で声をかけるミオ
「ねえ~、お兄さん達~、今日は行くお店を決めているんですか~」とすかさず聞くのはエマ‥‥
「エッ!‥‥いや~‥‥はじめてでどこさ~行くかまだ決めてねんだ~」とビックリしながら答えるカモ
「やった~!~^^~それじゃあ~、うちのお店に来ませんか~^^~私たち~最近はじめた、女の子だけのガールズバーなんで~す。」
「みんな~、可愛い子ばかりで~料金もとっても安いですよ~」
「セットで60分3000円からで~す。」
「ねえ~いっしょにいきませんか~」と言いながらエマとミオは二人の腕に細い腕を絡めて甘い声で‥‥‥
「すご~いHなコスプレをしたお姉さんもいて、話し相手をしてくれますよ」ととどめのセリフを言うと‥‥
二人の可愛い笑顔に太腿とその露出の多いコスプレで股間を膨らませた二人は
「んだば、ちょっとだけいくべ~、フフフ」とHな想像しながら二人を「欲望の迷宮都市」の奥にある草食動物を食い物にしている野獣のようなお店に連れていった。
そのお店のカウンターではこの店の責任者・半グレ組織『怒龍会』の『マリア』こと新垣美香(26歳)が、バニーガールのようなコスプレに頭にはウサギ耳を付けて、椅子に座り携帯をいじってタバコを吸っていた。
細長い造りのお店で、女性中心のスタッフがカウンター越しに接客するバーで奥の控室には『怒龍会』のK-1格闘技にでも出れそうな筋肉をしたごついお兄さんが二人ソファーに座ってカップラーメンを食いながら呑気にTVを見ていた。
カモ二人と腕を組んで風俗店が立ち並ぶ通りを歩きながら目指すビルに入ると階段を上がり店の看板「ガールズバー・ラビット」と書かれたお店の前にくると‥‥
「ここよ~」とミオが言って先にお店の扉を開けて入っていってカウンターにいたウサギ耳の新垣美香の顔を見ながらウインクで”おいしいカモを連れてきたわよ!”と合図を送り、、
「どうぞ~、中にはいって~」とエマが二人の背を押すように中に入っていく
「いらしゃいませ~^^~^^~」と精一杯の黄色い声をあげて、素人から金を巻き上げ食い物にする魔女のような笑顔で挨拶するラビットの新垣美香だった。
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新潟からまた関越自動車道で王子に戻りバイク屋のガレージの片隅に愛車を止めて、自宅に帰ってきた団長、おばあさんの作ってくれた晩飯を食べて自分の部屋に入ると、ベットに横になり疲れた体を休めながら‥‥
”どうだ~エーアイ、何かわかったか……”
”フフフフ~、ご主人様、だいぶ全容が分かってきました。”
”まずは、実行犯はまた、SNSやダークサイトで高額バイトの募集で集められた。金で困っている連中ですね~”
”盗難車を使って芦屋に宝塚市そして大阪府の箕面市の京都の下鴨で犯行をさせています。”
”それで、実行犯はわかったのか~”
”はい、、すべてわかりました!”
”やるじゃないかよ~”
”なんせ、今回は昼の犯行で連中も配達人の格好して押し込んでいますので、いつものように地上から670kmを飛んでいる日本の上空にいる光学衛星監視装置「サクラ」のデーターからちょうど雲もでていなかったので犯人達をバッチリとらえていましたよ~。”
”それと逃走する彼らを映していた防犯カメラの映像もあります”
”そうか~よくやったぜエーアイ”
”実行犯はこれで分かりましたが‥‥”
”背後にいる連中ですよ‥‥警察でも掴んでいるようですが、外国から指示をしていますね~タイ国のプーケットからでした。”
”なに~、そんな外国からあの実行犯達をリクルートしたり、犯罪をやらせていたのか~”
”それだけじゃ、ないですね~、ここで電話や携帯を使って詐欺の拠点にしています、きっと警察に成りすまして年寄りの家に資産の確認をしているのもこちらかと思われます。”
”そんな、国をまたいでいる大掛かりな犯罪だと、さすがにどうにもできないよな~”
”そうだ!、盗んだ金とか貴金属はどうしてんだよ~”
”実行犯を「サクラ」のデーターや監視カメラ映像で調べていましたら、それぞれの実行犯が同じ場所のコインロッカーに何か預けていましたが~それ以上はわかりませんでした。”
”それとすぐに入れ替わってこのロッカーコーナーには毎回、同じ女性が金や盗んだ物を取りにきています。”
”その、女が怪しいな~”
”そいつの事はこっちで調べてみようぜ~、ひょっとしたらタイの連中のこともわかるかも知れないからな~…”
”おっ~と、、ご主人様~大変で~す。強盗実行犯のリーダーの携帯に『ジャッカル』から次の犯行指示がでました!”
つづく、、、




