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私の同級生は異世界王国の最強騎士団長   作者: koike


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第29話 騎士団長…ひき逃げ事件‥その6


団長と玲亜がパンケーキ屋を出て、渋谷駅前スクランブル交差点付近にやってきた。


「いいか、玲亜‥見ていろよ、5…4…3…2…1…スタート」と団長がカウントダウンすると


「キャアー、、な~にすごいじゃなないのよ~え~‥‥みんなシンクロして同じ映像が流れている~すごい~」


「やったのね、あれ、あれなの、あれでしょ、」と目をキラキラさせて魔法だと思っている玲亜


エーアイに指示して渋谷駅前スクランブル交差点近辺にある国内最大級の異形なLEDビジョン、渋谷スクランブルスクエアビジョンや渋谷の壁面の大型ビジョン、タワーレコード渋谷店の迫力のある大型屋外ビジョンなど、この付近の6つの大型ビジョンが完全シンクロ放映で“目黒の女子高生ひき逃げ事件の本当の犯人で~す。”と言うコメントといしょに‥‥


黒い高級車のフロントバンパーが大きくへこみ青ざめた顔で運転席に座る八神博隆と助手席の銀座のクラブ「月の光」のホステスの中江友里恵、彼女の顔はわからないようにボカシが入っていた。


他にも”目黒東警察署はろくにひき逃げ事件も調べないで別の人を犯人にしようとしていま~す。”と玲亜から言われたコメントもいれて5分ほどの画像が1時間ごとに流れた。


それを夕方の帰宅する人など数十万の人々が驚いてスマホで撮影してSNSでその情報が拡散されていった。


この動画を見た政界の陰謀論を勝手に推測して情報を発信している、数十万のフォロワーがいるインフルエンサーは、的確に自由民政党の幹事長の八神辰巳が自分の運転手を息子の為に身代わりに警察に差し出したのではと、的確な推理をして警察も協力していると疑惑もいれて配信をはじめた。


それが爆発的に拡散されて、他の便乗インフルエンサー達も尾ひれをつけて目黒東署の署長が協力していると、さらされて目黒東警察へのあることないことがネットでバズリはじめていた。


団長と玲亜は銀座のクラブ「月の光」のホステス中江友里恵の代々木の自宅マンションの前に来ていた。


玲亜のアドバイスで八神博隆の愛人で中江友里恵の代々木のマンション、警備員に化けマンションエントランスのオートロックをエーアイが解錠してエレベーター近くで潜んでいた。


”ご主人様、こちらの防犯カメラで確認しましたが、そろそろ銀座のお店にお勤めの為に降りてこられますよ”


”ご主人様、準備はよろしいですか。”


”ああ~いつでも大丈夫だ。”


夕方遅く、お店にでるために身支度を終えた友里恵はエレベーターで降りてくると広いエントランスホールに向かっていた。


急に警備員の恰好をした体格のいい青年に呼び止められて腕を強くひかれて隅にある非常口へ通じる通路へ無理やり連れていかれた。


「いいか、大声を出すんじゃないぞ!」と脅す団長


「ひぃ~」と言いながら怯える友里恵


「中江友里恵、お前があの目黒事件ひき逃げ事件の時に助手席に乗っていたことはわかっているんだ!」


そう言って携帯の画面にはネットでバズっている二人が乗ったバンパーがへこんだ高級車に写る二人の姿‥‥


それを見て少し引きつる表情をしながら友里恵は団長を見上げる。


「し、知らないわよ‥‥私は関係ないわ~」


「お前、いまこの画像がネットで大騒ぎになっているのを知らないのか~」


「えっ?‥‥‥‥」


そう言われて自分の携帯を出してネットを開くと、トレンドの上位には”渋谷の大型ビジョンのシステムがのっとられる!、目黒のひき逃げ事件の真犯人は‥”


「な、なによ~、これ~私は知らないわよ~みんな~あいつが勝手に起こした事故よ~」


「私には”迷惑をかけないから、絶対に秘密にしてろ!”ていうから~」


「あんた、やばいぞ~」


「俺は裏の組織の者だが、こいつのオヤジが息子の事故のことを運転手を身代わりにしてもみ消そうとしたが、ネットにこれが出てしまった。」


「この騒動を切り抜けるには、ここに写っている助手席に座って唯一事故の目撃者であるあんたを始末すればなんとかなると思っているぞ。」


「あんたは、あの現場でこうやって助手席にのって事故を見ていたんだろう~」


「今夜にでも、あいつのオヤジが使うその筋の専門家によって仕事帰りに連れ去られてどこかの山の中に埋められて口封じされるそうだ。」


「ヒィ~なによ~、それホ、ホント、本当なの~」そう言ってまわりを見始め不審者の確認をする友里恵


「俺の商売仇がその仕事を請け負ったみたいだ、”女一人、始末するだけなのにすげ~大金をもらった”と自慢していたからな~」


「それであいつの仕事を邪魔をしようと、お前さんにこのネタを持ってきたんだ!」


「あの、息子の八神博隆はとんでもね~悪だぜ、人の命なんぞなんとも思っちゃいね~自分のやっちまった事故を知っているお前さんさえ消えてしまえばあとは何とでもあの親父が後始末してくれると考えているようだぜ!」


「エッ~~ど、どうしよう~‥‥だって、あの人は”二人だけの秘密だ、必ずこのお礼はするから!”て言っていたのに~」


「ど、どうしたらいいの~~怖いわ!」


”フフフフ、玲亜の考えた作戦、うまくいったぜ、完全に信じて怯えて嫌がる、しかし、よ~くこんなえげつないストーリー考えるよな~”


「いいか、これからここを出たらすぐに警察に出頭しろ!」


「ただし、あの目黒東署には絶対にいくなよ、あそこにいったらお前は確実に消される、お前だってわかっているんだろ~」


「あの事故で身代わりの運転手を疑いもせずに簡単に犯人に仕立てあげて、すぐにマスコミにも流して一件落着のように仕上げた、あそこの警察署長はあいつらに協力している!」


「エ~~、それじゃどこに出頭すればいいのよ~」


”俺は玲亜が言っていた警察内部の腐った組織の話しからすぐにエーアイに調べさせて警察内部のドロドロした派閥人事について大まかなことを把握していた。”


【目黒区には二つの警察署があり東と西に分かれて管轄していた。目黒東署の署長は東の御三家と呼ばれる大学出身者である桜花会の優秀なキャリアが勤めていた。それに対抗するように目黒西署の署長は西の御三家と呼ばれる大学出身者で菊花会のキャリアが勤めていてお互い出世争いの為に足の引っ張り合いをしていた。】


「いいか~、あんたは目黒西警察署に自首してあのひき逃げ事件の事を正直に話すんだ!」


「そして、自分は事故の事を口止めされていたが、そのことで八神家から命を狙われていると言って保護を求めるんだ。」


「目黒東署の署長も八神家と繋がっていて、そっちに知られたら同じように私はどうなるかわかりません。」


「こちらの西署で再度、このひき逃げ事故の本当の犯人をつかまえて、東署の署長のメンツを潰して、目黒西警察署の署長さんの金星にしてください!」


「必ず、そう言って真実が明るみにでて八神博隆を捕まえることができれば、あんたの命は助かるかも知れない。」


中江友里恵は震えながら頷き、自分の命が目黒西警察署にかかっていると思った。


そして団長といっしょにエントランスから外に出ると、友里恵は走っていたタクシーを止めてそれに乗り込み団長に頭を下げて目黒西警察署へと向かった。


マンション脇から隠れていた玲亜が駆け寄ってきた。


「どう~うまくいったかしら~、」


「さすがだぜ~、玲亜の言う通り話したらすっかり信じて青い顔して警察に自首しにいったよ、、」


「フフッフフ、そうでしょう、これでも刑事の娘よ、悪人たちの考えそうなことはわかるわよ、フフフフ」とまたあの小悪魔のような笑みを浮かべるのだった。






つづく、、、






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