第5話 お嬢様とロボット
「ぐ、うう……」
「お、まだ1人生き残ってやがったか」
結果だけ言えば、傭兵業専門クラン<鬼牙島>が壊滅するまで5分もかからなかった。
「はっ、化け物かよ……」
バランス調整ミスってるだろと旅人は心の中で零す。
合計レベル300越えの旅人が30人もいてこのざまだ。
上級モンスターを狩ったこともあるメンバーもいるというのに一切の抵抗を許されなかった。
グランドクエスト、サンドヴェール撃滅戦。
難易度10と評価されたその理不尽を身をもって思い知らされる。
「俺程度が化け物なわけねえだろ。化け物ってのはなぁ、お頭や【荒らし屋】みたいな連中のことを言うんだぜ」
「そいつはどうもご丁寧に」
旅人は両脚を失いまともに立つことすらもままならない。
ガラムは指を鳴らしながら止めを刺すべく近づき……ふと、足を止めた。
「おめぇ……【決死兵】のジョブ持ちか」
「な!?」
旅人は死んでも生き返る。
命を対価に強力なデバフを相手に付与する【決死兵】という特殊下級職は警戒すべき一手。
「バレねえと思ったか? 次はもう少しうまく隠すんだな」
旅人の狙いを見破ったのは経験によるものだ。
ガラムはこれまで【決死兵】を天職に保有するイデアを何人も殴殺してきた。
その時の既視感を感じ取ったに過ぎない。
「《決死……!」
「ふん」
【決死兵】の奥義が発動される直前、ガラムは小石を手に持ち軽く投擲。
スキル効果反映前に頭を貫かれた旅人はポリゴンとなって砕け散っていった。
傭兵業専門クラン<鬼牙島>はこの瞬間全滅したのだ。
「ん? あいつら全員やられたのか。使えねえなぁ」
しかし、彼らが稼いだ時間のおかげで周囲に散らばっていた盗賊達は無事に殲滅されていた。
「この辺りはあとはあいつだけだな!」
「早い者勝ちだぜい! あの首はあっしが貰うぜよ!」
「ひゃははは! 俺の臥牙丸が血を欲してるぜ!」
囲うように多くの旅人がガラムのことを見ていた。
彼らはグランドクエストを受けて集まった者達だ。
周囲に散開して暴れていた盗賊達を殲滅し、さらなる報酬を得るために戦意を漲らせる。
既に数十人近くが周囲を囲っており……
(うじゃうじゃと。使い捨てを掃除した程度でいい気になりやがって)
旅人の眼に浮かび上がる侮りの視線は周囲に暴れていた盗賊と己を同一視していることを示している。
男に湧き上がるは若干の苛立ち。
「すぅ」
ガラムは腕を振り上げ、静止。
「かかれ! 早い者勝ちだ!」
「あっしのもんでさあ!」
「うおらあああああああああ!」
我先にと旅人達はガラムへ向け駆け出した。
後衛職の多くは準備に入り、火力を高めるべくバフを積み重ねる。
「《風爆》!」
「《大渦潮》!」
そして放たれるは大魔法の数々。
合計レベル300を超えるものたちが可能な限り魔力を込め放った魔法。
前衛を巻き込んででも仕留めんとする意思が込められた必殺。
直撃すれば例え合計レベル500を超えていようと到底無事には済まないはずで……しかし、それは直撃すればの話だ。
ガラムが振り上げた拳に赤と黒が宿る。
「《デストロイ・インパクト》おおおおおおおお!」
そのまま大地に向けて【破砕拳士】の奥義を放った。
「あ──」
STR25000に相当する男が放ったその一撃は周囲に圧倒的な破壊をばら撒いた。
駆け寄ってきた旅人を始め、<アルカナ>も、周囲に展開していた者達も、多くの魔法も。
すべてが爆発的な奔流に飲み込まれ……
「……ふぅ、ようやく静かになりやがったか」
直径100メートル近い巨大なクレーターの中心で男は佇む。
先程まで多くいた旅人も、周囲の建物も、何もかもが消え失せ、この場には生存者がいないことを示す静寂だけが残された。
大男は更なる虐殺を続けようと一歩踏み出し──
「ちょっと! 皆様酷いのではなくって? 私達が避難を誘導している隙に置いて行ってしまうだなんて! ぷんぷんですわ!」
その静寂をかき消すように声が響いた。
「ですがお嬢様。率先して民草を助けに行くその姿勢、大変ご立派でございました!」
「当然ですわ! なぜなら、私はノブレスオブリージュの精神を持ち合わせているお嬢様オブお嬢様なのだから!」
「さすがでございます!」
はやし立てるように付き従う執事は花びらをばら撒いていく。
それに包まれた女性は満足気に笑みを浮かべた。
そして、手元に持った扇子をびしりと鳴らし……
「こほん。やい、そこな悪党! そこまでですわ! これ以上の狼藉は私が許しませんことよ!」
襲撃の下手人を前に嬉々とした表情で力強く宣言した。
☆
□交易都市サンドヴェール 中央区画
「くっ、どこに行きやがった!」
ブランケット商会と契約関係にある1人の傭兵は苛立たちを隠すことなく悪態づく。
その背後遠くから一筋の光が空に上がった。
「おい、来るぞ!」
「ちぃいいいっ!」
どこからか空に撃ち放たれた一本の矢は天高く舞い上がりそのまま無数の矢に分裂する。
百メートル近い範囲にまで広がるそれは【透明の射手】が放った防御不可の攻撃だ。
遮蔽物に身を隠しても、家の中に逃げ込んでも、盾で防ごうとしてもありとあらゆる非生物を透過する貫通性能を有しているが故に意味がない。
止めるのであれば素手で確実に防がなければならない。
だが、忘れてはならないことが一つある。
この死の雨を降らしている少年の合計レベルは500を超えており、そのスキル威力は……
「全力で回避しろおおおおおお!」
少なくとも、そこらの者が当たれば大ダメージ必至だということだ。
「無事か!」
「なんとかな……くそ、また何人もやられたぞ!」
「足を負傷した! 回復を頼む!」
たった一人を相手にいくつもの傭兵団は壊滅し多くの市民も被害にあった。
合計レベルの差はステータスの差。
そこに、【透過の加護】の力が加わり、それを十全に行使できる戦術が合わさったそれは……
「まだだ! すぐに警戒を……が!」
警戒を促した男の頭が壁から生えた矢に撃ち抜かれる。
その強靭な一撃は頭蓋を貫き貫通。
血痕を……旅人から見たら赤いポリゴンをまき散らす。
合計レベル250の男にとってそれはあまりにも無情な一撃だ。
即死判定、故に。
「ブラ……っ!」
傭兵の1人は周囲に飛散した血と共にポリゴンとなって砕け散っていった。
仲間の名を呼ぶ声が虚しく空気に溶ける。
「くっそ……が。ダケッドおおおおおお! どこにいるうううううううう!」
また一つ、慟哭が周囲に響き渡った。
☆
「ここだよ」
少年は遠方から聞こえてきた怨嗟の叫びを聞き流す。
適当な家の中を歩きながらそのまま再度弓に矢をつがえ、放つ。
そして、その攻撃が防がれたことを感じ取った。
「ちぇー。ガスラディンの奴、全然ブランから離れないじゃん。ちょーっと隙を見せてくれればすぐに殺せるってのに」
各国には国家最高戦力には及ばずながら、それに準じた実力を持つ者達が一定数存在する。
首都から動かせない国家最高戦力よりも、その実力者たちの数が戦時下における戦力の優位に直結するのだ。
それはこの商業連盟アーレにおいても変わらず、彼らは傭兵ギルドの中でも最上位の称号が与えられている。
10大都市を治める大商人達はその上級傭兵を護衛として雇っており、ガスラディンはその1人だった。
(ま、動かないならこっちは雑魚狩りを楽しむだけなんだけど)
現在、サンドヴェールの各地を襲撃しているのは国家最高戦力に準じた力を持つ者達だ。
国際指名手配犯【盗み屋】とその分身10体、【剛腕】ガラム、【透明射手】ダケッド。
そこらの中隊程度であれば単騎で殲滅せしめる戦力がゲリラかつ局所的に戦線を展開している。
その結果、サンドヴェールは後手に回り壊滅的な被害を受けていた。
(今は僕たちの方が優勢。雑魚がいくらいても相手にならないしね)
だが、サンドヴェールが擁する戦力はそれに決して見劣りすることはない。
なぜなら大規模傭兵団の団長や他の都市から金を稼ぎに訪れた多くの傭兵達がいるからだ。
【盗み屋】の分身のうち6体が陽動ではなく足止めのために割かれているのがその証拠。
しかし、彼らの今回の目的は竜人族の誘拐だ。
最大で30分、それ以上この街に居すわる気がない以上、襲撃する立場にいる優位が覆ることもなかった。
「ほらほら、どんどん死んじゃうよー」
ダケッドはガスラディンへ牽制の矢を放ちながら、中央区格付近にいる傭兵を殲滅する任務を遂行していく。
少年が手に持つ従魔、<デスポロイ>は世にも珍しき使役されることを前提とした生態をしている。
他のモンスターに寄生のような形で恩恵を与えることで自らの生存に必要なリソースを確保するのだ。
このモンスターが主に与える恩恵の1つ、《生魂知覚》の効果によってダケッドは周囲の生者の位置を正確に把握することができる。
後はそれを頼りに【透過の加護】によって攻撃しながら盤面を操るのみ。
攻撃を放つことを防ごうとしても、そもそもどこからでも放てる以上防ぎようがない。
それこそ建物の内から身を隠しながら放つことも可能なのだ。
市街戦という条件下において彼はこれ以上ないほどに力を発揮するのである。
「うわぁ。ガラムの奴派手にやってるなぁ」
遠方で巻き上がる砂塵を窓から見ながらどこか呆れたように少年はため息をつく。
「あいつ、もう少ししたら撤退戦に移行するのわかってんのかな。ま、別にいいけどさ」
殺し屋として活動して来た頃から少年の死生観は変わらない。
どうせ失敗したら死ぬだけだ。
いつ死ぬかわからないのであれば、刹那に生きるべきだ。
ムカつくやつは殺し、幸せそうな者も殺し、ありとあらゆるものを殺す。
その果てに殺されたのであれば、それもまた一興。
(素直に殺されてやるつもりもないけどね)
そんな割りきりと共に少年は次なる狙撃地点へと歩いて行く。
「よっと」
素早く窓から窓へと飛び移る。
部屋の中を軽く見まわし、間取りを把握。
ちょうど良さそうな部屋があったため扉を開けた。
「やぁ」
そこには1人の青年がダケッドを待ち構えるように椅子に座っていた。
「は?」
「そろそろ来ると思ってたよ。あ、お茶はいるかい? と言っても、この家に備え付けられていたのを勝手に拝借したものなんだけどね」
男は椅子から立ちあがり歓迎するように机の上にお茶を並べる。
「……そう警戒しないでくれるかな?」
「いや、無理があるでしょ」
ダケッドは男へと矢の照準を合わせていた。
(こいつ、いつからいた? それに、この感じ……アンデットか何かか?)
気配感知に反応はあることからなんらかの偽装スキルを持っていることは確定。
だが、未だに《生魂感知》のスキルは反応を示さない。
「まるで僕がここに来るのがわかってたみたいなものいいだけど、何か用でもあるの」
今後の逃走計画を見直す必要があるか確かめるために問いかける。
「少し話がしたくてね。ああ、その手は止めてくれなくて構わない。必要なんだろう?」
「あれ? 僕のことを止めに来たんじゃないの?」
「一応そのつもりではあったんだが、クエストよりも、私情の方が重要というだけの話さ。君の時間を貰う以上こちらが譲歩するのは当然のことだろう?」
男は掴みところのないままに話を続ける。
言葉通りそこには戦意もなにもなかった。
(……探るだけ探ってみるか)
ダケッドはこの不可解なことを言いだした旅人との会話の継続を決めた。
「1分だけならいいよ。さっきみたいに気配を消してついてくること前提だけど」
「ありがとう。この1分の間、君の邪魔も、この場にいることを周囲に伝えるような行動も一切取らないとここに誓おう」
嘘は言っていない。
合計レベルでは己が勝っている以上、《噓感知》は誤魔化せない。
この旅人はこの1分の間何も妨害行動をしないと本気で言っていた。
ダケッドは照準を遠くに合わせ矢を飛ばし室内を歩き出す。
青年はその後を付いて行く。
「それで何を聞きたいんだ」
「簡単さ。なぜ君はNPCを殺すのか。殺し屋になった理由について知りたい」
「つまんないこと聞くね、人を殺す理由っていわれてもなぁ……」
階段を登りながら、少年は少し考え口を開く。
「殺し屋になった理由は単純。金になるから。殺しはリスクも高いけど、報酬も相応にあるんだよ。実績があれば、依頼が集まり、ネームバリューそのものが価値になる」
「なるほど、動機はお金と」
青年は深く頷いた。
その間にもダケッドは矢を放ち傭兵を的確に殺していく。
ブランケット商会の方へと放ちガスラディンを牽制することも忘れない。
「口封じをされたりは?」
「そこは信頼の問題さ。少なくとも僕は依頼主についての情報を漏らしたことは無い。そうじゃないと依頼が来ないからね。僕のことを信用せずに口封じしようとした奴らは全員殺してきた」
この会話の間にもダケッドは探り続ける。
特に怪しいところは見られない。
なんらかのスキルを準備している様子も、発動した形跡もない。
「ちょっと過去に色々あってね。金も信用も身分もないガキが生き残るために仕方なくってやつ。運のいいことに僕には殺しの才能があったからね」
「それを世のため人のために役立てようとは思わなかったのかい?」
「僕の力だよ? 僕のために使って何が悪い。社会的な地位とかあると自由に生きられないでしょ? ムカつくやつは殺せるし、こっちの方が色々と便利なんだよね」
杞憂だったとわかったならそれでいい。
ダケッドは既にこの旅人を警戒する理由を失いつつあった。
「次だ。君はこの世界が誰かの夢だと考えたことはあるかな?」
「なんの話? 僕、哲学的な話とか嫌いなんだけど」
「そう言わずに。誰かが見た夢の世界、それか、君という存在そのものが誰かの夢だという仮定さ。そう深く考えることは無い」
「……どうでもいいかな。この世界が、例え誰かの夢の世界だとしても、僕という異分子が形成されてるってことはそこに何らかの要因があったんだろ? だったら、僕は死にゆくその時まで好きに生きるだけだよ」
「素晴らしいね」
旅人は足を止め感嘆を漏らした。
ダケッドは建物の屋上へと続く扉の前で立ち止まり振り返る。
「NPCは自己の形成を完璧に成し遂げている。過去の経験から得られた思考論理に基づき、合理的に、時に感情的に、一切の不整合を起こすことなく存在を確立している」
「何言ってんの?」
「実に興味深いという話だよ」
「あっそ」
少年は扉を開き、屋上へと出た。
旅人はその後に続く。
──1分が経過した。
「それで、話は終わりでいいかな?」
「もう1分か。楽しい時間は終わるのが早いね」
ダケッドは旅人に対する興味も警戒も失せていた。
どうせ殺すことに変わりはないからだ。
「じゃ、殺すね。一応聞いておくけど、なんで僕があの部屋に来るってわかったか聞いてもいいかな?」
特に期待をせずにそう問いかける。
「それは簡単だよ。これまでに放たれた矢の軌道や着弾点から君の行動パターンを演算したんだ」
「……うん? どういう意味」
違和感。
「非常に警戒心が強いね。空からだろうと自分の位置取りを悟らせない動き。的確に殺し、自分にとって有利になるように展開を組み立てる盤面形成能力。称賛に値する」
経験則は目の前の男をすぐに殺せると言っている。
「しかし、完璧だからこそ、そこには明確な意図がある。君は実に合理的で、どこまでも殺し屋だった。移動し続ける君を追うのは非合理的だからね、だから、待たせてもらったんだ。いずれ君が来るであろう場所でね」
だが、直感は違った。
(待て、なんだ、こいつは。ここに至って嘘をついていないだと)
感じていた違和感が形を持ち始める。
そう、先程部屋で待ち構えていた時に紡いだ言葉の通りの意味だ。
ダケッドという存在の性格を、動きを、ありとあらゆる情報から解析し意図を割り出した。
そして、次なる目的地を割り出した。
待っていた。
とくれば、当然──
「──君が次、屋上にくるのも、僕の予測の範囲内だよ」
瞬間、四方八方からレーザーが放たれた。
「《ハイドステップ》!」
ダケッドは敏捷を上昇させるスキルを発動し、その副次効果によって視覚内の処理速度を向上。
直感とこれまで培ってきた経験則に従い背後に飛びながら器用に身体を捻る。
そうして、頬や膝を掠めながらも光線の雨を潜り抜けた。
「こ、んの! クソ虫が!」
「ギギョギョ!?」
「クソ虫とは心外だな。僕は嘘はついていないだろう? 宣言通り、1分間君の邪魔をする行為も、妨害するようなこともなにもしなかった」
なぜなら、そのための準備はすでに終わらせていたのだから。
「それにしても凄いね。今のをほぼ無傷で潜り抜けるのか。精度を上げるためにも、もっと実戦データを集めないとかな?」
ダケッドと青年を囲うように展開されていたそれらは姿を現した。
光学迷彩によって姿を消していたのは生物の形を取った機械生命体だ。
(こいつらにも魂の反応がない。レギスタの合成機獣とは違う。機械そのものってところか)
ダケッドは短い間に正確に相手の正体を導き出した。
「お前、趣味悪いね。本物は今頃どこかでお茶でもしてるのかな」
今、目の前にいる旅人もただの操作用端末であると。
「へぇ。NPCにとっては慣れないジャンルだろうに理解が早い。なるほど、機械帝国レギスタがあるからか。この剣と魔法の世界で栄えた高度文明の国。一度行ってみたいものだ」
ありとあらゆる情報を収集し、分析し、演算する。
そして無数のシミュレーションの果てに独自の理論を形成せしめる存在。
こと、演算能力という一点に限れば男の右に並びうる者は存在せず……
「それでは依頼を遂行するとしよう」
故に青年は人の道理を外れていた。
☆
国際指名手配犯【盗み屋】と共に行動する両翼。
単騎で多を殲滅せしめる強者たち。
ならばこそ、彼らに対抗するために求められるは当然、個の戦力なり。
「おー、これまた随分と活きのいい嬢ちゃんじゃねえか。それに、別嬪と来た。ぜひともお近づきになりたいねぇ。名前を聞かせちゃくれねえかい」
役者は揃った。
「名乗りなよ。お前のことは殺すべき敵として見てやるからさ」
これより始まるはグランドクエスト。
「私が何者か! ということですわね! おーっほっほっほ! その大きな耳の穴をかっぽじってよーくお聞きなさいな!」
「お嬢様、はしたないですよ。お嬢様パワーが下がってしまわれます」
世界を蝕む悪意との激突。
「様式美ってやつか。そうだね、あまりこういった名乗りをしたことはないけど……せっかくだ。ここはお言葉に甘えて」
組み合わせ。
「私の名前はイザベラ・チャリスカッテですわ! これ以上暴れると言うのであればこの私が成敗いたします! 痛い目に合いたくなければおとなしくお縄につきなさいな!」
【剛腕】ガラム VS 【宝石工匠】イザベラ・チャリスカッテ。
「ロボトミーだ。短い時間になると思うが仲良くしてくれると嬉しいな」
【透明射手】ダケッド VS 【機械整備士】ロボトミー。




