3 アレン
マリエールはアレンにオークの魔石を見せ、ダンジョンに行くことを伝える。アレンは自分も転生者だと告げる同じ高校3年生だ。
3 アレン
翌朝までにアンドロイドは8層まで降りて今オークと対戦中だ。既にドロップアイテムは400個超えた。他にも魔石や様々な物が手に入った。いい稼ぎだ。
今日はアレン王子と勉強会だ。婚約者になったから嫌みもいい難いな。何時もと変わらず進んで2人だけのお茶会になった。マリエールはアレン王子にオークの魔石を見せた。
「オークの魔石です。普通のオークは出ませんが、ジェネラルとかキングでは出ます。今アンドロイドがダンジョンにいます。10層毎に転移陣が手に入りますので私も行くつもりです。来週ここにいるのはアンドロイドかも知れません。アンドロイドなら嫌みも言わないしアレン王子にはお似合いかも知れませんね。」
やっぱり婚約しても嫌みは止まらない。アレン王子は、
「言うまいと思っていたが、きみがダンジョンに拘るのはきみが転生者だからなのだろうか。きみから見て私があまりに幼く見えるせいか。私から見てもきみは婚約者としてあまりにも幼く見えるけどね。私は転生者だ。K高の3年生だった。震災で死んでアレン王子になった。私の予想が正しければきみも震災で死んだのではないか。」
意外だった。そんなこと予想もしなかった。まさかアレン王子が転生者なんてしかも同じ高校3年生なんて、マリエールは、
「私はH高の3年生でした。年が問題ならばこれで解決ですね。納得はし難いですが。」
アレン王子は、
「それは私も同じさ。10年経てば解決するのかも知れないが。」
2人ともお化けなのに今更だね。マリエールは、
「婚約の話しはともかくとして、私がダンジョンに行く決意は変わりません。あなたには悪いかも知れまんが。」
アレン王子は少し驚いたようだが、
「私も行こう。アレン王子の変化があまり大きくならないように能力を抑えていた。アンドロイドも出せる。転移もできる。」
こうしてアレンも仲間になった。
試してみるとアレンとマリエールはお互いに念話が通じた。連絡が取れる。表面上アレンとマリエールは仲の良い婚約者同士になった。ある意味それは当たっているのだろう。何しろこの世界でたった2人の転生者なのだから。
話し合いの結果2人でダンジョン来週の水曜日の夜なった。お互いに一人きりになる機会はほとんどない。アンドロイドを出して入れ替われるのはお風呂かトイレくらいだ。
約束の日、約束の時間に約束の場所にマリエールが行くと既にアレンはいた。完全武装の装備だ。マリエールが転移陣を出すとアレンは近づいてきた。範囲の中にいないと転移できないからだ。ダンジョンに転移する。
転移したのは10層のボス部屋の後だ。アレンとマリエールは他のダンジョンへの通路を目指す。ダンジョンとダンジョンを繋ぐ通路とは聞いたことがない。
アレンは素早く動いた。
「マリエール、こっちだよ。ダンジョンを繋ぐ通路のこと禁書に詳しく記載されていた。開け方にもコツがあるだよ。」
アレンは一つ石版を押した。通路の扉が開いた。冒険の始まりだ。
アレンはマリエールとダンジョンに行くことになった。10層のダンジョンを繋ぐ通路だ。アレンは禁書で通路のことを調べていた。




