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          2 ご学友

 マリエールはアレン王子のご学友だ。水曜日に毎週一緒に勉強している。事実上婚約は決まっている。断ってくれるように嫌みをいう。

            2  ご学友


 マリエールは、公爵家の令嬢。しかも第一夫人の娘だ。将来皇太子となり国王となる予定のアレン王子とご学友だ。今でも毎週水曜日、午前中は読み書き計算、昼食を挟んで午後は歴史、地理、その後お茶会がある。つまり毎週水曜日マリエールとアレンは一日中一緒にいるわけだ。国王と公爵の間で2人の婚約は事実上決定している。しかし、マリエールはアレンを馬鹿にしている。勉強も身体能力も魔法もマリエールが上だ。気弱なアレンはマリエールの言いなりだ。マリエールはアレンに、

「公爵家に深い洞穴があるの。ダンジョンの入口じゃないか思っているの。一緒に潜りましょうよ。」

何時もマリエールに言いなりのアレンが、

「駄目だよ、マリエール。みんなが言っているよ。洞穴は魔獣が出るから入っちゃ駄目だって。」

マリエールはアレンを試しただけだ。アレンがいいよと言ったら冗談だと言うつもりだった。しかし転生してから何でこんな気弱なお子ちゃまと結婚しなくっちゃいけないのかと思う。

「自分の身が大事なのね。国民の身を守れない者に国王になる資格はないと思うわ。いいわ私が一人で潜るから。」

まだ婚約したわけではないが早く嫌われて婚約しなくてもいい方向に持って行きたい。

 洞穴の調査に乗り出した。下人の子どもに小遣いとランタンを与えて調べるように指示した。下人の子どもは3人いた。3人は木切れを持って洞穴に向かった。3人は擦り傷を作って戻って来た。マリエールは回復魔法で癒やした。3人はゴブリンに遭遇したと言っていた。マリエール更に3人に小遣いをはずんだ。やはりあの洞穴はダンジョンの入口だ。

 先ずアンドロイドに洞穴に向かわせよう。アンドロイドの様子は気配で感じ取れるし念話でも通じる。

 アンドロイドは暗いところでも問題がない。洞穴に入り400mほどのところで広いところに出た。ゴブリンがいた。20匹ほどいる。アンドロイドはストンバレットで殲滅した。ドロップアイテムが3つ。この層はゴブリンだけらしい。この層をぐるりと回ってドロップアイテム50個得た。ゴブリンの他には何もないらしい。次の層はフォックスだ。マリエールとアンドロイド、アンドロイド同士は共有アイテムボックスだ。つまりマリエールのアイテムボックスにもドロップアイテムがある。

 気になるところだが食事に呼ばれた。明日は水曜日アレン王子との勉強会だ。正直気が進まない。多分アレン王子もそうだろう。国王も公爵もそれ気付かないのか。それとも政略結婚とはそういうものなのだろうか。

 公爵は上機嫌だ。母親も同様だ。何かいいことがあったのだろうか。

「マリエール、婚約が決まったぞ。その方の婚約者はアレン王子だ。」

今更驚かないさ。あのお子ちゃまが私の婚約者だ。王子が贖ってくれるかも知れないと期待していたけど思い通りにはいかないものだ。ため息が出る。マリエールは、

「ありがとうございます。お父様、お母様、マリエールは立派な王妃になります。」

マリエールは絶望の淵に立った。

 下人の子どもに洞穴に向かわせた。ゴブリンに会ったという。やはり洞穴はダンジョンの入口だ。アンドロイドに向かわせた。

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